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【東京のご当地アイテム見つけました】THE DERBYのプリントスウェット

新ご当地アイテムを探せ。
最近のローカルショップのオリジナルグッズってめちゃくちゃカッコよくない?っていう気づきからスタートした連載「東京のご当地アイテム見つけました」。編集部が東京を歩き、ローカルなオリジナルグッズを見つけていきます。今回は代々木の美容室でカッコいいスウェットを発見。
【代々木】THE DERBY YOYOGI HOUSE

今年でオープンして9年目になるヘアサロン〈THE DERBY YOYOGI HOUSE〉。長年営業していた新宿から代々木の街に移ってきたのは1年前。Tシャツやスウェット、トートバッグからフリスビーに至るまで、お店オリジナルのグッズを豊富に揃えるユニークなヘアサロンだ。
「僕はヘアスタイルもファッションもアートも音楽も全部同じ世界のものだと思っているんです。せっかく自分のお店をオープンするなら、オリジナルのグッズを作ろうというのはずっと前から決めていました」(代表・荻堂譲二さん)
「日本代表戦を観に行ったら、代表のグッズを買うじゃないですか。そういう感覚で作っています。ただ、僕らの店の名前にステータスがあるわけじゃない。お客さんに自信を持って着てもらうために、ボディ選びとか生産のところは自分なりに突き詰めているんです」
Tシャツに使用しているのはギルダンの高オンスのボディ。あえてファッションのほうに寄せ過ぎず、「アメリカのキッズが好きなグラフィックを自分でプリントするようなノリ」を目指している。Tシャツ一枚にも荻堂さんの審美眼が見え隠れする。
「僕はずっと好きなのはどことなくアメリカの匂いがする、クルーネックのガシッとしたタッチのTシャツ。お客さんにVネックやUネックをリクエストされても『サングラスとか引っ掛けて、自分でネックをゆるくして着るのがイケてるんだ』って主張し続けて。最近ようやく受け入れられてきたかな(笑)」
2種類あるお店のロゴはオープン前からの付き合いである〈エンズアンドミーンズ〉のデザイナーに依頼。一見してテイストが判別しにくいプレーンなロゴだからこそ、飽きずに長く愛されているのだろう。オリジナルのグッズもお店自体もお客さんと一緒に年を重ねていく存在でありたいと話す荻堂さん。
「この代々木というエリアがいい意味で、サロンの温度を下げてくれている気がします。会社帰りのスーツの方も、部活帰りで汗をかいたジャージの高校生も大歓迎。その人だからこそ似合うスタイルって絶対あるんです。どんなお客さんも掬い取れるお店にしたいですね」
info
THE DERBY YOYOGI HOUSE
住所:東京都渋谷区代々木1丁目41−5
TEL:03-6300-0864
営業時間:12:00 ~ 19:00