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【突撃!巷の隠れヒット品番】CCPのフルフェイスパーカー(高円寺Lampa編)

スマホの画面を眺めているだけでは知りえない、お店で地味にひっそりと、でも確実に売れている商品を調査するこの企画。

名付けて、「突撃!巷の隠れヒット品番」。

ただ悲しいかな。これを機に露わになるわけで、若干の矛盾を感じなくもない…。とまぁ細かいことは気にせず、お店に話を聞いてきました!

今回、忖度なしで教えてくれたのは、高円寺「Lampa」のオーナー・遠山勇さん。“TOKYO STRONG STYLE”をキーワードに、都会的でタフなアイテムを展開するお店で隠れてヒットしている商品とは?



飛び越え始めた〈CCP〉


ー今日は「巷の隠れヒット品番」の取材でやってきたわけですが。

これね、面白い企画だと思う。いいよ。

ーえ、あ、ありがとうございます!

あれ、思わない? すげぇ良い企画だなって。逆にいままでなんでやらなかったの?っていう。

ーすみません。

だって、CCPのフルフェイスパーカーを取り上げられる機会なんてあまりないじゃない。うれしいよ。

高円寺「Lampa」オーナー / 遠山 勇
御年48歳。ヒップ・ホップが大好きなFACYのご意見番。取材のために、自前の〈CCP〉のフルフェイスパーカーを着用してくれた。


ーあ、では隠れヒット品番は〈CCP〉のフルフェイスパーカーなんですね。

あ、そう。

ー良いですね。好きなアイテムです。でも、〈CCP〉は最近メディアでよく見かけるようになったと思いますが。

だね。

ーお店としては、好きなブランドが徐々に露出していくことに寂しさは感じるんですか?

全然。いろいろな切り口でいろいろ紹介されてうれしいよ。それがそのアイテムが良いアイテムであることの証左だったりするから。だって、本当にいい物ってジャンル(=切り口)を飛び越えていくから。音楽にしてもなんにしても。

ーその意味で〈CCP〉はジャンルを飛び越えた。

なるべくして飛び越え始めた、かな。



隠れヒット品番は、
CCP〉のフルフェイスパーカー

CCP / フルフェイスパーカー
定番でリリースされている、〈CCP〉のマスターピース。立体的なパターンメイキングと高機能素材の組み合わせは、ひとえにパーカーといえど異彩を放つ。「忍者パーカー」の異名も持つ。¥15,400(税込)

ーなぜ、〈CCP〉のフルフェイスパーカーがLampaにとっての隠れヒット品番であると?

うーん、消化率がかなりいいんだよ。毎度ね、コンスタントに売れる。即完売って感じじゃなくて、ジワジワと。そしてお客さんの満足度が高い。もちろんこの見た目だし、初見で「合わない」っていう人もいるんだけど、刺さる人には深く刺さる。

ー狭く、深く。

これをきっかけにうちに来た人もいる。なんかね、街でね、CCPの人たちを見たらしいんだよ。自転車に乗ってるところを。で、思わず声をかけちゃったんだって。それでCCPの人たちが「Lampaで売ってるよ」って言ってくれて。それで、うちに来たんだって。

ーいい話ですね。たしかに、見た目のインパクトが大きいですね。フルフェイスパーカーはいつから取り扱っているんですか?

お店でCCPを取り扱い始めてすぐだね。ただブランド自体をいつ取り扱い始めたのかは覚えてない。

ーえ(笑)。

そういうの、覚えてないんだよね。だって、店をいつから始めたのかも定かではない。でも、取り扱い始めて10年くらいは経ってるかな。この人たちもたしか13年ぐらい前…? ごめん、覚えてない(笑)。


機能が愛着を深める

ーなかなかゆるふわな感じですが、いつ頃から隠れヒット品番であると認識するようになりましたか?

取り扱い始めて、3シーズン目ぐらいかな。ただね、最初から反応が良くて。かなりの勢いがあった。

ーどんな反応だったんですか?

「新しい!」「かっこいいっすね!」とかとか。まぁ、最初からそういうものを扱っていたお店だからそういうものが好きなお客さんが集まっていたってのもあるとは思うけど。

ー例えば違うお店だとどうなんでしょう?

かなり抵抗はあるだろうね。特にオーセンティックなものが好きな人たちは「はぁ…」ってなるかもしれない。でも、これって気を衒ってデザインされたものじゃないから。機能からデザインされたものだから。

ーその心は?

最近だってほら、厚底ソールのスニーカーとか。最初見た時「なんじゃこりゃ?」ってなるわけでしょ。でも機能としての裏付けがあるからダッドスニーカーっていうジャンルまで生まれた。それと一緒だと思うよ。そういうものは絶対残る。

ー 一過性じゃないと。

見た目の押し付けだけだとすぐ終わってると思う。それって、芯がないっていうか。そういうものには、軽さが出てしまうよね。だから、賞味期限も短い。これは機能から生まれたデザインだから、重みを感じる。ずっとかっこいいなって思える。

「やっぱりかっこいいよな〜」と鏡を覗きながら再度確認する遠山氏。下の画像右はサービスショット。かわいいです。




参照され、先行する〈CCP〉

ー「隠れヒット品番」たる所以は、お客さんの満足度が高いことにあるとおっしゃっていましたが、その理由はやはり機能面ですか?

そうね。自転車乗りにとっては、フードがしっかりフィットするから後方確認しやすいとか、口を覆う部分も立体的に作られているから苦しくないとか。実際に自転車に乗っている人たちが作っているからね。まず間違いなく、自転車ウェアの日本の第一人者だと思う。

ー海外にまで広がっているのですね。自転車に乗らない人にとってはどうでしょう?

全然イケるよ。忍者みたいでちょっと怪しいけど、実は保温性も高くて、機動性もある。ましてや今の時代にめちゃめちゃ合ってる。結果論だけど、先見の明があったとも言えなくはない。たぶんこれを模したものがすでにあって、これからもいっぱい出てくるだろうけど、これほどしっかり作り込んでるブランドあんまないんじゃないかな。

フード横に配された切り返しを指差しながら「ここ、ここが重要なんだよ」と遠山氏。フードの収まりがよく、形がキレイにでるCCPならではの仕様。下の画像左が当のディテール。右では立体裁断が確認できる。

ー保温性が高いとのことですが、生地には何が使われているんですか?

東レが開発した「Karuishi」っていう生地。ちょっと前からあの人たちが使ってて、お客さんからの評判がよかったんだって。それでフルフェイスパーカーでも採用することになったらしい。

ーテロっとしてるけど、しっかり厚みがある。不思議な生地感ですね。

そう。詳細はなんだっけかな。長くてね、まだ細かく覚えられていない(笑)。ちょっと待ってね。

(パソコンを触る)

「完全2層組織によりボンディング素材並みの肉厚にも関わらず軽量性を確保。嵩高起毛により熱を閉じ込 め保温し断熱を高め、特殊な編み組織により抗ピリング性と高い耐摩耗性を実現した高機能生地になります」

だって。

ーなんだか、スゴそうな生地ですね。

まぁ、あれだね。要は、目の詰まった生地じゃないんだけどちゃんと厚みがある。でも軽いって感じかな。そして「嵩高」ね。みんなこれ言うね、今。バルキーとも言うらしいんだけど。アパレル業界の一つのキーワードなんだろうけど。「バルキー、バルキーな仕上がりで」なんつってね。

ーことファッションにおいてはパーカーといえば大きいシルエットがトレンドですが、これはやや細身の印象です。

いまのトレンドからしたら細いかもね。これだけはずっとパターンはあまり変えていないと思う。ただ、ほんのちょっとサイズ感を大きくしたぐらいだと思う。

ーでも、遠山さんもそうですが、お客さんもファッション目線で選んでいかれるのですね。

そうね。それも見た目がどうのこうのというより、機能性に惹かれているんだと思う。合わせとしては、もちろん機能性の服を合わせてテックテックしてもいいんだけど、うちの提案としては逆にオーセンティックなものと合わせても面白いんじゃないかなって。例えば〈バーンストーマー〉のキレイなチノパンに、レザーのシューズとか。実際にお客さんでいるんだけどね。その合わせに、〈ブレナ〉のテーラードジャケットを着たりして。もう、最高だよね。まさに、この人「うちだな」って(笑)。

ーLampaの“TOKYO STRONG STYLE”というコンセプトを体現する方ですね。

Lampaの意志を継ぐ人だね(笑)。


「CCPがないとうちじゃなくなっちゃうんじゃないかな」

ーフルフェイスパーカーは必ず仕入れていますよね。それはどういった理由でしょう?変な話、売れるからという理由のもあるんですか?

それは全然ない。ただ単に俺がほしいだけ(笑)。あとは、お客さんに喜んでもらえるかな?ってことぐらい。実際に展示会を回っていても「これは金の匂いがするな」ってのもあるけど。

ーか・ね・の・に・お・い(笑)。

でもそれはやらない。

ーなぜですか?

そこがブレると、お店がつまらなくなるから。お店をやってる意味がない。

ーなるほど。

でもそれをやらないから儲かんないだと思う(笑)。

ー(笑)。

誘惑はあるけどね。やらない。ここまできたらね、やり通したいよね。なんか、自分じゃなくなるよね。そういうことをやりたいから独立したんじゃないでしょ?って。お金儲けしたいんだったらある程度デカい会社入ってお金を動かしたほうがいいと思うよ。何千万の予算使って。

ーはい。

バーンって仕入れて。

ーはい。

ドーンって売って。

ーはい。

酒飲んで、ヤッター!みたいな(笑)。

ハハハ!

ーはい(笑)。

でもそれは違うでしょって。自分が「こうだ!」って思うものに賛同してくれるお客さんたちと一緒にやっていきたいね。

ーその意味でもフルフェイスパーカーはLampaになくてはならない存在なんですね。

そうね。これがなくなるとうちじゃなくなるってのは言い過ぎだけど、うちが分かりづらくなっちゃうんじゃないかな。

ーキレイめな〈スティルバイハンド〉がある一方で、テックな〈CCP〉がある、その振れ幅ですね。なんとなく、隠れヒット品番であることの意味が掴めてきました。

だから、こうやって紹介されて、もっと有名になって、もっとお金を儲けてもらって…(笑)。

ーさっきと言ってることが違うじゃないですか(笑)

ってのは半分冗談だけどね。でもね、好きな時に好きなものが食えるぐらいにはならないとね。やっててね、苦労ばっかだと嫌になっちゃうからね(笑)。浪花節ではやってはいけないから。


高円寺「Lampa」の隠れヒット品番

CCP / フルフェイスパーカー ¥15,400(税込)

独自のパターンメイキングにより、頭に綺麗にフィットするフードが特徴のパーカー。裾脇にはコンシールファスナーによるポケットがあり、袖は指貫き仕様。

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