FEATURE
あのお店のプレイリスト|高円寺Lampa vol.1「90年代ヒップホップ」

“TOKYO STRONG STYLE”をテーマに、タフで男らしく都会的なアイテムをセレクトする『Lampa(高円寺)』のオーナー・遠山さんが、その時々の気分に応じてプレイリストを公開。vol.1は「90年代ヒップホップ」。

Lampaオーナー / 遠山勇
「夏によく聴いていたインストじゃなくて、最近は歌入りが気分。特に90年代のヒップホップを改めて聴きたくなって。なので、そこを中心に00年代も軽く含めたリストを作ってみました。ファッションシーンでもここずっと90年代がキーワードだし、いいんじゃないですかね?」
1.PETE ROCK&C.L SMOOTH / THEY REMINISCE OVER YOU
「なんとなくですが、NYのヒップホップという感じがして好きです。自分の中のヒップホップといったらコレ。昔も今も中心にある曲です」
2.LL COOL J / BACK SEAT
「クールジェイはハードコアの曲が多いですが、今聴くならこういったメローな路線ですかね。曲の内容はタイトルの通り。気になる方はPVを(笑)」
3.PETE ROCK&C.L SMOOTH / THE CREATOR
「まさに『男』といった感じで、カッコ良いとしか言いようがない。自分史上ベスト5に入るくらい大好きな曲でかなり気分が上がります」
4. LL COOL J / EAT EM UP L CHILL
「当時はそんなでしたが、最近になって好きになった曲です。ちなみに、ブラック×レッドの配色はクールジェイカラーと自分の中で勝手に決めつけています(笑)」
5.EPMD FEAT LL COOL J / RAMPAGE
「これもカッコいいとしか言いようがない。マイフェイバリット。ちなみにグループのロゴデザインはエリック・ヘイズによるもの」
6. EPMD / CROSSOVER
「ロジャーのヴォコーダーのサンプリングが印象的。何度も聞いても良いです。ジャケも最高にカッコ良し」
7.K-SOLO / I CAN’T HODL IT BACK
「男気ファンクな感じがたまらない、EPMD率いるHit Squadのラッパー。極上です」
8.GANG STARR / CODE OF STREETS
「クールな声によるラップに、無駄を削ぎ落としたシンプルで骨太なビート。退屈じゃないシンプルさが感じられます」
9.GANG STARR / MASS APPEAL
「同じくギャング・スター。決して派手ではないですが深みがあり、DJ PREMIERによるスクラッチのフックがクール」
10.GANG STARR / NOW YOU’RE MINE
「ジャジーで疾走感のある曲。このアルバムの曲は全部いいです」
11.A TRIBE CALLED QUEST / ELECTRIC RELAXATION
「浮遊感あるトラックにクールなラップ。聞いてて気持ちいいですね。昔っからずっと好きな一曲です」
12.DE LA SOUL / EGO TRIPPIN PT2
「トライブと同じく、ネイティブ・タンの一派。いわゆるヒップホップにはない肩の力の抜けたいい感じです。当時はそこまで好きじゃなかったですが、今は大好きなグループの一つです」
13.J-LIVE / DON’T PLAY
「他の曲とは違い、2000年代前半の曲。綺麗なギターフレーズにJ-LIVEのキリッとしたラップがハマってます」
14.SOULS OF MISCHIEF / THAT’S WHEN YA LOST
「オークランドのハイエログリフィクス一派。『93 ‘Til Infinity』が一番有名ですが、自分はこれかな。いわゆるLAやNYのヒップホップとはまた違った雰囲気で好きですね」
15.NAS / HARF TIME
「デトロイトの高校生を主人公にした映画『Zebrahead』のトラックリストの一つです。プロデューサーのラージ・プロフェッサーによる味わい深いトラックにNASのラップの組み合わせは破壊力抜群」
16.NAS / MEMORY LINE
「DJ PREMIERのトラックにNASのラップ。悪いわけがありません」
17.NAUGHTY BY NATURE / HIPHOP HOORAY
「グループ自体ちょっとミーハーなイメージがあり、さらにサビがちょっと恥ずかしい。でも、たまに無性に聞きたくなる一曲です」
18. NAUGHTY BY NATURE / EVERYTHNG GONNA BE ALIGHT
「これもちょっとミーハーな感じがしますが、たまに聴きたくなります」
19. MARY J BRIGE / YOU REMIND ME
「R&Bの中でもかなり好きな曲。いつ聴いても良いですね」
20. TLC / AIN’T 2 PROUD BEG
「当時のTLCのファッションは最高にダサイと思っていましたが、曲自体は好き。これもその一つです」
21.TLC / WHAT ABOUT YOUR FRIENDS
「TLCはセールス的に良いと思われる『waterfalls』以降よりもファーストの頃が好きですね」
22. FAINTH EVANS / FALL IN LOVE
「すごく雰囲気の良い曲です。たしか12インチではリリースが無くアルバムのみだったと思います。いつ聴いても良し」
23.PATRA / ROMANTIC CALL
「この曲のSATOSHI TOMIEのミックスが好きです。レゲェとR&Bがうまく融合した雰囲気が◎」
24. AALIYAH / THE THING I LIKE
「『ダーティ・シェイム』のサントラに収録されていた曲。アリーヤの切ないボーカルとR ・ケリーによる爽やかな曲が最高にマッチ。個人的にはティンバランド期よりもR・ケリー期のほうが好きな曲が多いです」
25. JUNGLE BROTHERS / BEYOND THIS WORLD
「とにかく“黒さ”を感じるラップです。ステューシーがこの人たちのために手掛けたと言われてます。アフリカンテイストなスタジャンはストリートファッション界では有名かと」
26.LEMON JELLY / BABY BATTLE SCRATCH
「今回のラインナップの中ではかなり異質で、いわゆるヒップホップの人ではないイギリスのユニットによる曲。爽やかなメロディにオールドスクール調な雰囲気がグッド」
27. LEMON JELLY / COME ON LETS MOVE IT
「当時から凄い好きな曲でレコードを探しまわった思い出があります。最終的には渋谷のDJ’S CHOICEでゲットした思い出深い一曲ですね」
28. CRU / JUST ANOTHER CASE
「出た当初はあまりチェックしていなくて、その少し後から知って良い曲だなって。爽やかなメロディにサビのスリック・リックのフレーズが印象的です」
29. BRIAN MCKNIGHT / HOLD ME
「ドシッと沈みこむ強めのビートと、それとは相反する甘いボーカルがマッチしたR&B。このバージョンはアルバム収録のみで、12インチになるとコービー・ブライアントと共演して曲調が全く違うものになるんですよね(笑)」
30. DIAMOND D&The Psychotic Neurotics / SALLY GOT A ONE TRACK MIND
「とにかく渋くてカッコいい! 定期的に聞きたくなるヒップホップのクラシックです。最高!」