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【ACROSS】東京ストリートから探る、6月のトレンドアイテムとは?
Photograph by ACROSS , “PARCO”
東京ストリートから探る、6月のトレンドアイテムとは…?
毎月恒例のSTYLER MAGとパルコが運営するストリートファッション・マーケティングマガジン「ACROSS」との共同企画!この企画では、1980年から行われているACROSSの定点観測から今の東京ストリートのトレンドアイテムを見つけ、それにかなった選りすぐりのアイテムをピックアップ。
「みんな着ているけどあの服はなんだ?」「他にもっと良いモノは?」街そんな何気なく感じている疑問にお答えしていきます。
・6月のトレンドは『タックイン』
第十一弾となる今回見つけたトレンドは“タックイン”。昨年の9月の定点観測でも見られたスタイルが多くの人にナウいスタイルとして広まっているようです。広がりの極点に至ったからか今となってはタイト派とワイド派で二分していますが、昨年のレディースに始まるガウチョパンツ→ワイドパンツの流れからすれば必然なのかもしれません。
というようにいつもレディースの後に続くメンズですが、今回は少しばかりのハードルが…。というのもタックインにはどうしても「チェックシャツをインするオタク」「なんでもかんでもインしてしまうお父さん」などのイメージがついて回ります。
とすれば、タックインする際のアイテム選びはかなり重要。ACROSSのスナップで登場する方々もそれへの意識が垣間見えますね。キーワードはサイジング。もっと言えば“ゆるさ”。スムーズに続いていくためにも押さえておきたいポイントです。
スタイラー編集部がオススメするタックインアイテム
ということで、ここからはSTYLER MAGが提案するタックインのためのアイテムをご紹介していきます!タックインに挑戦したくなるアイテムです。では、どうぞご覧ください。
上品な見た目とオーバーなサイズでタックインが馴染むニットT
学芸大学のLINKSからピックアップしたのは、ドロップショルダーが代名詞の『crepuscule(クレプスキュール)』のニットT。ビジネスで見慣れているシャツであればカジュアルでも気にすることなくタックインできるのですが、襟なしのTシャツとなるとちょっと話は別。でも上質な杢糸で編み立てられたTシャツは、見た目の印象が綺麗めに寄るため不思議とタックインが馴染みます。肩の落ち具合もリラックス感を演出できるのでオススメです。(編集長Y)
タックインしやすいデザインが効いたグルカショーツ
こちらは“まさに”な三軒茶屋のSEPTISからピックアップした『KIFFE(キッフェ)』のグルカショーツ。ウエストバンドやプリーツ、サイドのアジャスターなど単体でデザインが効いているので、パンツ全体を見せることになるタックインには適役でしょう。もちろん裾の広がりが特徴のシルエットはタックインとの相性が抜群。見た目の印象が軽くなりがちなショーツですがこれなら安心して履いて良しです。お値段もお手ごろですしね。(ライターS)
コーディネートのハズしとしてオススメしたいスポサン
タックインする時に意外と困ってしまうのが靴。スニーカーだと軽くなりすぎるし、革靴だと重くなりすぎてしまう。そこのちょうど真ん中をいってくれるのが大阪のLENが取り扱う『GANRYU × Teva』のスポーツサンダルです。独特のピンクがどこかモードな表情を持っているため、ドレスを感じさせるタックインと相性抜群。全体のコーディネートのハズしとしての役割も果たしてくれるので機能性以外にも見返りを得られるのではないしょうか。(インターンA)
こつぜんと現れたタックイン。最初のハードルは少し高いもののアイテムさえしっかり押さえておけば何も問題はありません。いつもと違った自分を楽しめるので皆さんもぜひ挑戦してみてくださいね。
第426回 キーワードは「リラックス感」。太パンツがマストレンドに