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「あの頃のB系ファッションを革靴で大人らしく」遠山勇さん(Lampaオーナー)|いまどきアメカジSNAP
デニムにチノ、スウェットにスタジャンなどなど、今季はアメカジを背景とするアイテムが満載。でもアメカジと聞いて浮かぶのは、デニムにチェックシャツを合わせたような、コッテリバリカタアブラマシマシのイメージ…(古い?)。
じゃー、いまどきなアメカジってどんなのよ? ってことで今回は高円寺『Lampa』のオーナー・遠山勇さんをSNAP!

遠山勇さん
Lampa オーナー
“TOKYO STRONG STYLE”をテーマに、タフで男らしく都会的なアイテムをセレクトする『Lampa(高円寺)』のオーナー。生まれも育ちも東京。90年代(20代)はB-BOYだった。
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モダンな90年代B-BOY
「90年代半ば、自分がB-BOYだった頃の格好を現代版に置き換えてみました。もちろん当時はこんなおしゃれなものを着てるはずもなく、でもテンションはだいたいこんな感じ。ミリタリーのジャケットはよく着ていたなあ。いまどきポイントはパンツ。当時はダボダボだったけど、今を表現するためにワイドシルエットなんだけど収まりの良いデニムを選んでます。しかも来年で50歳になるということで、革靴で大人らしく。でも堅苦しくなくていいでしょ?」
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A VONTADE/British Field Hooded Jacket

「〈ア ボンタージ〉はどんなアイテムを作らせても男っぽく無骨な印象。それでいて重たすぎず、軽さも感じられるところがいいんだよね。これもその一つで、着やすいし単純にかっこいい。オリーブのジャケットは散々着てきたけどこれは自分用にも欲しい」
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異素材ミックスなイケオジファッション
「イケオジを目指してみました。これも昔の格好を踏襲していて、当時ってGジャンにTシャツにスタプレみたいな格好をしている人が多かったんだよね。それを今の自分に置き換えたらこんな感じ。全体をグレーのワントーンで統一して、デニムとウール、コットンポリの素材の合わせでギャップを持たせてみました。どうでしょう? イケオジになれそう?」
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Still by hand/ウールライナーフードコート

「何を作ってもキレイめな感じになるのが〈スティルバイハンド〉。もっと言えば何を着ても好青年ならぬ好おじさんになれる。このコートもミリタリー由来なんだけどキレイな感じにまとまっているのがスティルらしい。色もいいし、面積も大きい分、一枚で雰囲気が出る」
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ワントーンサーファースタイル
「なんとなく昔のサーファーをイメージ。ってことで土台となるのはコーデュロイパンツ。色はブラウン。個人的に当時は今よりずっと着てる人が多かった色だと思う。黒はバイカーくらいだったんじゃないかな。コーディネートのポイントは、インナーの白Tを出すこと。これがあるだけでコーディネートに奥行きが出るんだよね。当時は何センチ単位でこだわってい人が多かったけど、今はどうなんだろ?」
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STAMMBAUM/US M-47 Liner Coat

「〈シュタンバウム〉はアイテム一つ一つに対する本気度がすごい。一応、市場も意識してるんだろうけど、媚びずに自分たちが作りたいものをとことん作ってる感じ。このコートも袖には圧縮ウールを、見頃にはポーラテックを使っていてめちゃめちゃテックなことをしてるんだけどそうは見えない。おまけに着てみるとめっちゃ軽いからおじさんにも優しい」