FEATURE
ショップスタッフのマイバッグと愛用品。#3 Euphonica 店主 井本さん
やっぱりバッグや愛用品もおしゃれ?
店頭に立っているショップスタッフの洒落た洋服は自然とよく見ていますが、店頭の裏側にあるバッグやその他私物はその場で「見せてください…。」なんて言わない限り見る機会がないですよね。やはりセンスがある方々だけに、ポケットに手に入れて何かを出すシーンに出くわすと思わず目がいってしまいます(笑)洋服以外もセンスに溢れているのでは…!?
ということで前回の「LINKS(リンクス)」の酒井さんに続き、今回は仲町台にお店を構える“町の洋品店”がテーマの「Euphonica(ユーフォニカ)」の井本さんをスナップ。愛用バッグから周辺の小物まで、井本さんのコメント付きです。どうぞご覧ください!
BACH – SHIELD22
「アイルランド発のバックパックブランドのもので、重いものを上、軽いものを下というセオリー通りのパッキングをすると独自の仕切りで荷重が背中に寄り、負担を軽減します。ハイドレーションも使えますし、背中の蒸れも軽減するメッシュ構造など登山用ギアとしての機能満載ですが、この22リットルというこの容量はSHIELDシリーズでは最も小さいもので、アウトドアといっても日帰りハイキングくらいにしか対応しません(笑)。
ただ市街地で普段使いとなると実にちょうどいいサイズ感で、日常の愛すべき相棒として活躍してくれています。小振りで幅が狭いので自転車用としても使いやすいですよ。」
1. ペンケース(PRADA)
かれこれ15年くらい愛用しています。べつにブランドはどこでもよかったのですが、当時黒いナイロンで子供っぽくないものを探した結果これになりました。丈夫で大容量なので、今も重宝しています。2. 手帳(Quo Vadis/ Business Prestige)
手帳はいつもクオバディスです。たまに浮気してもすぐに戻ってきてしまいます。個人的に一番使いやすい、それに尽きますね。去年まではもっと大きいサイズを使っていましたが、今年から小さくしてみました。3. 宮武外骨『刑罰・賭博奇談』
まったくお洒落じゃない本ですみません。たしか学生の時に買った本です。たまたま気が向いたので読み返しています。4. ポーチ(TRANS CONTINENTS)
ボロボロですね。おそらくこの中で一番の年代物です。20年近く使っていると思います。ハンドクリームやリップバーム、ブレスケアなどのエチケット用品が入っています。5. 手袋(handson grip/ Easy Breezy)
当店でも取り扱っている新進ブランドの手袋で、ソフトシェルとウォッシャブルレザーのコンビです。決して厚手ではないのですが、手首の静脈部分に仕込まれたプリマロフトが効いていて、横浜の冬ならこれで乗り切れます。6. キーホルダー
いただきもののキーホルダーです。鍵とレザーマンのマイクラを通しています。7. iPod classic(apple)
スマホのバッテリーの消耗を防ぎたいので移動時の音楽再生は専用機で。ちなみに携帯はAndroid、PCはWindows派です。イヤフォンはB&O等色々試した結果、京都のブランドZERO AUDIOに落ち着きました。8. パスケース(HIROFU)
会社員時代から8年ほど使っています。何度も誤って服のポケットに入れたまま洗濯してしまっていますが、一向に壊れる気配がありません。9. 長財布(RHYTHM/ZIP-L)
当店でも人気の財布です。お店のお金を管理するのに使っています。半年ほど使っていて、革が育ってきました。10. 折財布(John Lobb)
個人のお小遣いを管理しています。何年も手荒く使っていて傷だらけ。風水には疎いのですが、なんとなく金運的にはよくない扱い方をしている気がします。11. 小銭入れ(Peroni)
糸を使わず、糊とハンマーで成形して作られている革製小銭入れです。10年以上前にのちの家内から貰いました。12. 名刺入れ(Brelio)
コードバンの名刺入れです。たぶん15年くらいは使っていると思います。13. マフラー(Hilltop)
おそらくこれも10年以上は愛用しています。のちの家内からの誕生日プレゼントでした。14. レインウェア(MONTANE/ Atomic Jacket)
冬はほぼ使いませんが、その他のシーズンでは持っていると安心な防水透湿シェルです。ザックに入れっぱなしにしています。当店でも取り扱っています。15. ベスト(MONTANE/ Prism Vest)
毎年秋から初春にかけて八面六臂の大活躍を見せるインサレーションベストです。この時期は週6日くらい着ています。プリマロフトが仕込まれていて、薄手なのにぽかぽか。右ポケットをひっくり返すと写真の状態のように丸くまとめられる仕様で、これも便利なポイントです。勿論当店で取り扱っています。(Item URL)
「では中身を見せてください。」と言うと同時に、あれよあれよと過去最多となる私物の数々を取り出す井本さん。小ぶりながらそのバックパックの収納力に驚かされましたが、存在感のある革小物のツヤ感にも驚かされました。コメントでも使ってきた年月に度々触れ、20年近く愛用している私物もあることから、モノを大切にしながら経年変化を楽しむ男の理想が見えてきました。長く使えるアイテム、そして大切にしたいと思えるアイテムが満載のEuphonicaの店主ならではの私物ではないでしょうか。
その店舗に取り扱いがあればもちろんですが、STYLERのReplyだけでは知り得ない、洒落たアイテムを店頭で聞いて自分も取り入れてみるのもアリかもしれません。ぜひ足を運んでお店ともにスタイルを真似てみてくださいね。
Euphonica
横浜市都筑区仲町台1-33-19ピアッツァ仲町台ノバA
TEL.045-532-8460 OPEN.12:00-20:00(定休日.水)
Text.Shunsuke Mizoguchi