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アメカジマスターが伝授。大人のスウェット着こなし術 │HUNKY DORY 塚本康博

ついつい日々手に取りがちなスウェット。ただ、その着こなしはどうしてもマンネリになりがちです。そんな中、最近ちらほら見かけるのがスウェットシャツのインナーにタートルネックのカットソーを合わせるスタイル。

若者を中心に見かけるようになった着こなしですが、「実は大人にこそおすすめ」と話すのが『HUNKY DORY OSAKA』の店主・塚本さん。一昨年からその着こなしを実践し始めたというアメカジマスターに、“スウェット+タートルネック”の着こなしのコツを伝授いただきました!


塚本康博さん
HUNKY DORY OSAKA

大阪・南堀江で良質なアメカジを提案するセレクトショップ『HUNKY DORY』大阪店の店長。43歳。


ググってたどり着いた組み合わせ。タートルネックは人生初

―まず、塚本さんがタートルネックのカットソーをスウェットに合わせてみようと思ったきっかけを教えてください。

昔からスウェットは好きで、特に〈チャンピオン〉のリバースウィーブはずっと集めていました。ただ、シンプルにデニムに合わせるのはまあ普通じゃないですか。それはそれでいいんですけど、長い間そうやって着続けてくると、少し飽きが出てきてしまうんですよね。それこそマンネリというか。

古着および新品で買い集めたリバースウィーブの一部とタートルネックのカットソー。すべて塚本さんの私物。

―わかります。スウェットってどうしても着こなしが限られますよね。

スウェットの中に襟付きのシャツを合わせる着こなしも、今また新鮮に見えるタイミングだとは思うんです。ただ、その合わせ方は個人的によくやっていた時期があるので、その他にも何かないかなと探していました。海外、国内問わず、いろいろな着こなしをググっていた時に『Archive & Style(アーカイブ&スタイル)』の坂田さんの画像がたまたま出てきたんですよね。スウェットの下にタートルネックのカットソーを合わせるというのは今の自分の年齢にもハマりそうだなと思ったんです。


―そうだったんですね。タートルネックのアイテム選びはどうされたのでしょう?

実はタートルネックのアイテム自体、僕はこれまでほぼ着たことがなかったんです。タートルネックって、着慣れない身にとってはちょっと気恥ずかしい感じがあるじゃないですか。なので、僕個人としては、単体で着ることはほぼしないだろうなと。完全にインナーとしてのみ使うと決めていたので、そこまで高価なものは買う必要がありませんでした。もちろん、着心地やシルエットは気にしましたけどね。

―スウェットのインナー専用という目的で探されたと。具体的にはどこのブランドのものを購入されたんですか?

いわゆるプチプラと呼ばれるブランドはひと通りチェックしました。最初に見に行ったのは無印良品。続いて、ZARAやH&Mなどのヨーロッパ勢、国内メーカーだとグンゼとかも見ましたね。ただ、そもそも扱っていなかったり、シルエットが自分の体型に合わなかったりして、ちょうどいいものがなかなか見つからないと。そんな中、最後の保険としてユニクロに行った時に見つけたのがこれです。しかも、セールで値下がりしていたので、チャレンジしてみるにはちょうどよかったですね。ベーシックなホワイト、ブラック、グレーをまとめて買いしました。

コットン100%だったのも購入の決め手だったそう。

―ユニクロで購入されたんですね。塚本さんのイメージからすると少し意外です。

まあ普段はあまり買わないですね。でも、料理で言うスパイスみたいな感覚で、たまに利用しますよ。コーディネートの味付け程度で使えるもの。まさにこれはちょうどいいアイテムでしたね。


色合わせのコツは“グレー×白”、“ネイビー×黒”


ずばりスウェットにタートルネックを合わせる際のコツは?

最初に結論を言ってしまうと、まずグレーに白、ネイビーに黒という色の組み合わせが僕にとっては鉄板です。全体の大まかな傾向としては、白のタートルネックにはやや明るめの暖色系、黒のタートルネックには寒色系のスウェットを合わせるのがいいというのが、現時点での僕の答えですね。

古着のグレーのリバースウィーブに合わせたのは白のタートルネック

イェール大学のリバースウィーブは以前店舗でも販売していた新品。ネイビーのボディにはブラックのタートルネックを合わせるのが塚本さん流

―プロ目線でひと通り試した結果、「グレー×白」も「ネイビー×黒」が一番よかったと。たしかにそれぞれ取り入れやすそうな色合わせです。

補足しておくと、それぞれの色の差はあまり出さないほうがいいですね。クルーネックのスウェットとタートルネックの組み合わせって、一歩間違うとゴルフウェアのようなスポーティーなイメージも出てくると思うんです。色のコントラストを出しすぎると、そのイメージに寄ってしまうかなと。だからといって、お互いの色を揃える同色の合わせもあまりよくないかな。白×白や黒×黒だと、全体がのっぺりした印象になってしまいます。せっかくタートルネックを合わせている意味がなくなってしまうんですよね。

―整理すると、「色の差を出しすぎない」、および「同色で合わせない」のが色合わせのコツということですね。


「グレーのスウェット+白タートル」のコーディネート

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―全体のコーディネートについても聞かせてください。

グレーのスウェットにデニムの組み合わせ自体はアメカジの王道ですが、タートルネックを合わせたことで見栄えがグッと大人に寄ります。なので、足元はレザーシューズを合わせて、大人っぽい感じを強調してみました。僕個人の好みとしては、パーカーに比べて首元がさみしくなりがちなクルーネックとの合わせがよりおすすめですね。


「ネイビーのスウェット+黒タートル」のコーディネート

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―続いて「ネイビーのスウェット+黒タートル」のコーディネートについても聞かせてください。

個人的にはネイビーと黒の組み合わせのほうが気に入っているんですよ。そもそも、ネイビーと黒ってコーディネート全体の中で組み合わせると、チグハグな印象になりがちじゃないですか。僕も頭ではそう思っていたのですが、実際に合わせてみると意外とよかったですね。黒の部分の面積が首元だけだからなのかもしれません。

―たしかにいいですね。いろいろな形や色の組み合わせを試していただきありがとうございます。

ひとつ気をつけてほしいのはジップパーカーを合わせる場合ですね。撮影時はジップを閉めているので、まとまって見えるのですが、ジップを開けるとタートルネックのインナー部分が見えすぎてしまって、あまりかっこよくないんですよ。となると、もはやジップアップではなく、プルオーバーのパーカーでいいかなと。

―実際に塚本さんも普段から実践されている感じが伝わりました。最後に取り入れるのにおすすめの年齢などはありますか?

若い世代の一部はすでに抵抗なく取り入れている着こなしだと思うので、むしろ30代以上だったり、僕と同年代の40代以上の大人の方に薦めたいですね。年齢が上がると、スウェットを着ること自体に対するハードルが上がると思うんです。どうしても部屋着感が出やすいですからね。極端な話、ちょっと外出する際にスウェットだと奥さんからNGを出されてしまうような人もいるのかなと(笑)。そんな大人の方にこそ、ぜひとも挑戦してもらいたい組み合わせですね。


HUNKY DORY OSAKA
住所:〒550-0015 大阪府大阪市西区南堀江1丁目20-20 アンシャンテ南堀江1F
営業時間:12:00 ~ 20:00


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