FACY 1タップで 出会える 話せる

FEATURE

「東京に漂流」パリ発のクリエイティブ集団 Étudesにインタビュー@EN ROUTE GINZA ポップアップストア

_DSC0009

4月15日(金)〜5月15日(日)までの期間中、銀座のEN ROUTEにて、パリとニューヨークを中心に活動するクリエイティブ集団『Études(エチュード)』のポップアップストアが開催しています。

メンズコンテンポラリーファッション、アートディレクション、出版といった複数のフィールドを跨いだ展開を見せている、注目の新鋭ブランドÉtudes。今回は来日中のディレクターJeremie Egry(ジェレミ・エグリ)に、今回のポップアップストアのテーマである「DERIVES IN TOKYO(東京に漂流)」や、ブランドについてのお話を伺いました。

_DSC0014

─ Étudesはファッションだけじゃなく、アートやグラフィック、本の出版などもやられていますよね。今は何人くらいで活動されてるんでしょうか?

Étudesは2012年に設立して、今はニューヨークとパリを中心に6人で活動しています。違うものとの融合をコンセプトに、モードとアートを融合したようなかたちのメンズコレクションから、コンテンポラリーアートの編集などを一緒にやっています。

_DSC0049

─コレクションやブランドサイトを見ているとすごくブルーのイメージが強いのですが、意識的に使っているのでしょうか?

今まではブルーとブラックをメインに使ってきました。ブルーは、Yves Klein(イブ・クライン)というフランスを代表する画家の象徴なんです。私たちの周りに存在する色で、非常に親しみやすい色ということで基調として使っています。

_DSC0032

─コレクションも毎回いろんな要素をミックスしているのが印象的です。2015SSのモトローラや、2016AWのミリタリーなど、らしさを残しつつも振り幅が大きいですよね。

自分たちの中にはデザインに一貫したものがあって、動きの自由というのが頭のなかにはあります。例えば、今回の2016SSは1950年代のジャン・コクトーとニューヨークのスケーターを融合させたコレクションとなっています。私たちにとってはそういった相反するもの、新しいものと文学など歴史あるものを融合させることでコレクションを作っています。

2016AWもカモフラージュのコレクションで、1990年代のイギリスとドイツを融合させています。私たちはパリやニューヨークなどいろんなところから集まって一緒にやっているので、それぞれの経験を活かしながら、材料を持ちだして新しいものを生み出しているんです。

_DSC0001

─今回のポップアップストアのテーマ「DERIVES IN TOKYO」もヨーロッパを中心に精力的に活動した前衛グループ、シチュアシオニスト・インターナショナルの基本行動のひとつであるデリーヴに由来しているんですよね?

DERIVESというのは漂流という意味なんですね。元々自分たちがその意味にすごく興味があって、“街に漂流する”ということが非常に気になっていました。

今回のポップアップストア、今は東京で開催していますが、実は都市でまわるようなシリーズになっているんです。これから、いろいろな都市に漂流していきます。

_DSC0059

─「東京に漂流」というプリントは、すごくキャッチーでインパクトがありました。過去のコレクションでも日本語のプリントを発表されていましたが、日本語に面白いと感じているところがあるんでしょうか?

今回は日本のために意識して出したというのは正直あります(笑)。ただ、グラフィックをやっているものとして、東洋の文字などには美的なものも含めて、興味はあります。いろいろとエキゾチックな感じもしますし、扱いやすいのでデザインソースにもなっています。

もう一つ、今回日本語を使った理由は、日本人に取ってメッセージ性のあるものだからです。それは自分たちには分からないですが、日本人の人たちにはメッセージとして伝わるという意味でも使っています。

_DSC0054

─ 昨年はMAN TOKYOに出展されていましたし、最近は日本でもÉtudesの取り扱いショップが増えてきていますよね。

日本に行けるのは非常に嬉しいです。毎回、いろんな方に歓迎していただくことはもちろん、直接お客様と接する機会ができたり、あとは文化やアートという面でも非常に刺激を受けて帰っています。なので、日本に行くのはみんなとても楽しみにしていますね。

_DSC0023

─ 最後にポップアップストアに来るお客様にメッセージをいただけますか?

DERIVES IN TOKYO(笑)。みんな、いつも方向を決めているのではなく、ときには彷徨うことも必要だと思います。ぜひ東京を漂流してみてください。

_DSC0017

Études POP UP STORE “DÉRIVES IN TOKYO” @ EN ROUTE GINZA

_DSC0063

開催日時:4月15日(金)~5月15日(日)11:00〜20:00
開催場所:東京都中央区銀座3-10-6 1F EN ROUTE 銀座
問い合わせ先:03-3541-9020

Text.Yuya Iwasaki

MORE FOR YOU

2月11日からバレンタインイベント!レジよりも3333円FACYのがお得に
FACYからのお年玉!1月10日から10%オフ 更に友達紹介で最大5000円割引をゲット!
大人の上質さを高めたバブアー(BARBOUR)の限定モデル
初売りを制するラスカ(LASKA)モンスターヒットの理由とは
脱広告宣言!FACYに買いたいブランドやショップを紹介いただければ、5万円相当まで差し上げます。
「FACYが選ぶ2022年」を読んでる時に聞くボーナストラック【特別企画】

RANKING

  1. 知らなきゃ損。日本発の国産スニーカーブランド6選
  2. 気になるのは「国産」メガネ。プロが勧める7ブランド
  3. 普段履きしたいカジュアルな革靴って? おしゃれを楽しむための8ブランド
  4. 定番から玄人好みの白Tシャツブランド11選
  5. いま欲しいブラックデニム3本。まず注目すべきは“後染め”でした。