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【2019年】FACY編集部が買ってよかったモノ15品
2019年もあと少し。振り返れば今年も散々散財した編集部。ここでいっちょ買ってよかったものを振り返ろう!
ということでメンズ編集部3人(ゆうや、おしゅん、おすぎ)の自慢の品をご紹介。FACYで買うのは当たり前ですから、ここはあえてFACY以外で購入したモノからピックアップ。
1人目:ゆうや編
毎年、年末年始は嫁の里帰りに付き添ってアメリカで過ごします。この時期に照準を合わせてしっかり予算を残しているので、正直に言うと、今回のベストバイは暫定。まだまだ2019年の買い物は終わりません…! Twitter(@IwasakiYuya)でベストバイ確定版もやろうと思っているので、年末年始の暇なときに見てみてくださいませ。
1.toneのオーバーパンツ
18SSモデルが好み。
編集部のおしゃべりという企画で一時期「シャカシャカ」という単語を連発していたのですが、そのきっかけがコヤツです。〈tone〉から定期的にリリースされるオーバーパンツ。毎回形や素材がアップデートされるのですが、個人的ベストが2018SSモデル(買い逃がしてたものを秋くらいに新品で見つけました)。素材はコットンナイロン、ナイロン100%モデルより断然ハリがあって、ルックス的にはミリタリー寄りのトラックパンツという感じでめちゃ気に入ってます。
2.brassbandのデニムパンツ
普通でいい。
〈bunt〉、〈bensan〉と同じデザイナーが春からスタートしたデニムブランド〈brassband〉。何が良いかっていうと、シルエットがとにかく普通なんです。ワイド、テーパードが主流の中、何の変哲もないストレートシルエットというのが逆に潔くて良い。生産は一貫して岡山の某デニムファクトリー。生地は旧式のシャトル織機で仕上げたセルヴィッチと、総じてアイテム自体のクオリティも高いです。
3.Levi’sのスタプレ(復刻)
シワになりにくいは正義。
ベストバイ、パンツ3本目(笑)。今年はパンツ欲がすごく、年間通して10本以上買ったんですが、中でも〈TONE〉の次にヘビロテしてたのがスタプレです。復刻が出てたので学生ぶりに買いましたが、やっぱりシワになりにくいって便利。元値も安いので、ベージュも買い足そうかと検討中です。
4.ALSTYLE(AAA)のロンT
安いぞ! 買いだぞ!
ロスアパ、ヘインズ、ユニクロ U……今年もいっぱいTシャツ買いました。最終的にベストバイに選出したのは〈ALSTYLE〉。LQ◯K STUDIOが使っていることでもお馴染みのボディメーカーです。ロスアパとも迷いましたが、如何せん耐久性のなさがネックに。アメリカらしいダボッとしたシルエットで程よく耐久性のあるロンTが欲しいなら断然こっちがおすすめ。ちなみに1枚約1,000円。
5.BUMMER AND LAZARUS BAGSのメッセンジャーバッグ
クラフト感に惹かれます。
SF、おすぎ的に言えば「シスコ」のバッグブランド〈BUMMER AND LAZARUS BAGS〉のメッセンジャーバッグ。事前知識一切なしの一目惚れだったんですが、買ったあと調べてみると初期ロットはたったの80個。生産から各パーツまでALL MADE IN SFで奇跡的に作ることができたバッグだったとのこと。知らずと大量生産の商品にはない“手作り感“にも惹かれて買ってしまったのかもしれません。
2人目:おしゅん編
今年の夏、8年ぶりくらいに引っ越しました。家具・家電などを総入れ替えしたのですが、増税前に揃えることができて本当によかった…。来年の目標はスカッシュを週一回やることです。
6.BUZZ RICKSON’S×VAINL ARCHIVE×BEAMS JAPANのN-3B
やっと買えた冬の重アウター。
ここ2、3年くらいヘビーな値段に戦々恐々として購入していなかった重アウター。そろそろ買わなきゃなと意気込んで買ったのがこちら。結論から言うと、チョベリグです。原型はN-3B。ただ型から起こしているから現代的で着やすいです(特にはセットインスリーブへの変更)。当初は別カラーのセージを検討していたのですが、店頭で試着した際に「ネイビーのほうがハマっていますね」と一言いただきレジへ直行。ミリタリー物でネイビーって確かにいいなと着るたびに実感しています。
7.smoketoneの半袖フリース
来期も異才に期待。
今期、突如インスタ上に現れたブランドです。90年代よろしくなロイヤルブルーが調子よく、なんといっても半袖でフリースという新しさに惹かれました。ちょうど〈mont-bell〉の半袖インナーダウンのような立ち位置でしょうか。「もう少し暖かくできないかね」なんて時に活躍しています。ファッションとしてもパーカーをインしても面白い。すでに完売が続出しているようで、出だし絶好調、来季への期待も最高潮。ぜひチェックしておいてください(まだ公式HPはなく、インスタの#smoketoneでしか情報は得られない)
8.UNUSEDのスウェットシャツ
スウェットはスウェットでも。
「このブランドといえばコレ」みたいなアイテム、ありますよね。「セブンといえばソーセージおにぎり」、みたいな。〈UNUSED〉では個人的にはスウェットシャツ(ネルシャツも好き)。毎シーズン欠かさずチェックしています。ただ、ここ数年スルーしていたのが実際です。ネック部分が好みに合わなかったのが最大の理由。が、2019AWにリリースした一枚は「ジャストミート!!!」。どちらかと言うと、たっぷりとしたアームホールが購入の要因としては大きい。この冬、一番ヘビロテしています。
9.ARC’TERYXのシンソロハット
彼は何者。
インスタサーフィンしていた際に見つけた彼。かっこいいなーと思いながら過去の投稿を遡り続けること半日。ヘビロテしている帽子が異様に欲しくなり、気づけば「シンソロハット」と検索窓に入力。でも、どこを探してもない! 公式にもメールで問い合わせ、「アウトレットにあるかも」と回答を得られるもそこにもないない! ということで結局メルカリで購入。以来、別の色も求めて日々探索しています。新しい検索語を見つけるって、楽しいものです(東 浩紀さんの「弱いつながり 検索ワードを探す旅」もおすすめ)。
10.BLUE LAGのリュック
自転車はママチャリですが。
壊れたなどの理由を待たずに良いものを見つけた時に購入しているバッグ。漏れなくこのリュックもそう。ブルーラグという自転車屋さんが展開するオリジナルのアイテムです。気に入っている点はサイズ感。もともとデイパックが好きなのですが定番どころのモノだと体(180cm)に合わないんですよね。リュックがちんちくりんに見えてしまいます。その点、アウターポケットが大きめに作られていて、かつボリュームもあるのでこれなら安心。手頃な価格だし、もう一色持っててもいいかなと思うぐらいに気に入っています。
3人目:ryoto
今年のハイライトは10年ぶりくらいにスケートボードを購入したこと。しかも、コンプリートではなく、足回りからフルで。購入した当初は、深夜に近所の畑に行って練習してしましたが(音がうるさいので)、いかんせん寒い。すでにここ2ヶ月くらい触れてすらいません(笑)とりあえず、最近の楽しみは、ご飯を食べながらネットフリックスの「ザ・シェフ・ショー」を観ること。そろそろ終わるので、何か次おすすめありますかね?
11.LADY WHITEのパーカー
ぶっちぎりパーカー。
渋谷の公園通り付近に行った際は、つい覗いてしまう「ピルグリムサーフ」。そこで試着して気に入ってしまったのが〈LADY WHITE〉。初見のブランドでしたが、カットソー中心のアイテムを得意とするLAのブランドのようです。西海岸のブランドって、ジェームスパース辺りを筆頭に、ほどよく褪せた風合いを出すのが上手いですよね。普段はブラックよりネイビー派ですが、ブラックが褪せてチャコールになったような色味はツボでした。あいにく、同店には合うサイズの在庫がなかったので、探して後日「ジャーナルスタンダード」で購入。何気に今年は3着もパーカーを買ったのですが、ぶっちぎりでベスト。
12.TOWNCRAFTのウールシャツジャケット
ウールのシャツ買う癖、治りません。
あまり好きな自覚はないのですが、自分のクローゼットを見ると結構多いのがウールのシャツ。ペンドルトンやウールリッチの古着やCPOシャツとか。同じウールでも、編み物であるニットより、織り物であるシャツのほうが取り扱いに気を使わずに済むからかも。最寄りの古着屋さんで衝動買いしたこちらの〈TOWN CRAFT〉もやっぱりウールでした。大きめのチェック柄の配置も好み。どことなく、エンジニアードガーメンツあたりが好んで使いそうなチェック具合というか。先の〈LADY WHITE〉のパーカーにこの一着を羽織るスタイルが今冬のフェイバリット上半身コーデ。
13.Levi’s Redのデニムパンツ
ノスタルジーを超えて。
「昔は良かった」とやたら言いたがる大人には共感できないものの、青春時代に買いたくても買えなかった服は、今見ても輝いていたりする。個人的にそんなブランドのひとつが〈Levi’s Red〉。未来っぽい雰囲気なのに、ヴィンテージ的。ストリートなんだけど、モードの匂いもする。ジーンズのパイオニアがミレニアム初頭に放った、新ラインは、“とにかくかっこよかった”ということだけ今でもはっきり覚えています。何気なくよく行く古着屋さんの新入荷をチェックしていたら、同ブランドの最初期モデルのひとつの「1st SLIM」が入荷していたので、即店頭へ。ちなみに、バックポケットはひとつしかないので、普通に使いづらいです。まあ関係ないけど。
14.Nikeのエアフマラ
ちょっと“ごてごてしている”くらいが美味。
大人になって、味覚の幅が広がるっていうのはよく聞く話。セロリとか、大人になるとめちゃめちゃうまいと思うようになりません?「スニーカーの味覚の幅もちょっと広がったかも」と思わせてくれたのは、〈Nike〉のエアフマラ。ヴァンズのオーセンティックこそが最も美しいスニーカーと信じて疑ってこなかった自分ですが、この夏なぜか無性に欲しくなった一足です。このちょっとごてごてしたルックスも今ではおいしくいただけるように。ディッキーズの874とか、やや太めのコーデュロイパンツとかに合わせるといい感じ。デニムには意外と合いません(暫定)。
15.NOAHのキャンバストート
一番売れてなさそうなカラーだけど好き。
リュックおよびバックパック原理主義者である自分ですが、夏場だけは別。背負っているだけで、背中が汗で蒸れてくる。今年の夏に発見したのは、「トートなら背中にバッグが当たらない」というシンプルな事実。とはいえ、少し涼しくなれば、“アーバンバックパッカー”に戻る身としては、あまり高価なトートを買う気はない。やっぱりエルエルビーンかな〜と思っていたところに見つけたのがこれ。元シュプリームのブレンドン・バベンジン氏が手がける〈NOAH〉のキャンバストート。ベースはまさに“エルエルビーン”な一品ですが、イエロー×グリーンの配色がなんともご機嫌。単調なTシャツ+短パン姿に終始する夏のコーデ時には特に重宝しました。秋冬も「なんか今日の格好パンチ効いてないな」なんて時は、けっこう手に取ってしまう一品。