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あのお店のプレイリスト|ADAM ET ROPE’渋谷PARCO店 vol.1「四六時中も女性の歌声を聴いてたいじゃないか」

過去には神職と装束司を務めていたという、アパレル業界でも珍しい経歴を持つ『ADAM ET ROPE’渋谷パルコ店』の神原さんが、その時々の気分に応じてプレイリストを公開。生粋の音楽、アニメ好きとして知られる同氏がvol.1に掲げたテーマは、「四六時中も女性の歌声を聴いてたいじゃないか」。

神原啓助(ADAM ET ROPE’渋谷PARCO店)
「いつの時代も女性の声は僕ら男性の背中を後押ししてくれる! そんなものではないでしょうか?」
1.bird/空の瞳
「ボーカルも楽器。まさにそう。絶妙なリズム隊と彼女の声は相性抜群。気持ちいいの一言です。アフロヘアーでデビューしているところもイケてます」
2.Hana Vu/At the party
「渋すぎるティーン世代。流行りとはなんなんだろうと考えさせられるほど“己”を感じます」
3.Phoebe Bridgers/Kyoto
「『Kyoto』のタイトルだけで100点でしょう? Pixiesの『Gigantic』をカバーしてたのもたまりません。ポップだけど暗さもあり、そこが人生って感じですね」
4.Taylor Swift/seven
「もうこれぞテイラーの良さでしょうね。ポップクイーンとしてのテイラーももちろん良いですし、私も好きです。でも“ポップさ”って演技できるんですよ。逆に言うと、ゆったりとしたサウンドは演じにくい。これがテイラーの本懐です。アルバムの『folklore』と『evermore』も必聴です」
5.King Princess/Talia
「エリートです。音楽IQが高い上、歌詞も良い。自然と涙がつたうような浮遊感のサウンドと、この歌詞ですよ」
6.YUKI/COSMIC BOX
「軽音部に入ってコピバンとかして気付く、J-POPの難しさ……。ウォーキングベース、曲のラストのBPMを上げて跳ねるピアノソロは鳥肌。YUKIは元気くれます」
7.TAWINGS/POODLES
「ネットの普及により、たくさんの音楽やカルチャーを簡単に身につけられるようになったからこそ生まれた現代の音楽といった感じです。素晴らしい」
8.Norah Jones/Tragedy
「2016年リリースのアルバム『Day Breaks」がかなりグッド。久しぶりにジャジーでソウルフルな彼女が聴けます。アップテンポじゃないのになぜかパワーを感じる。彼女の声の特徴です」
9.ワルキューレ/ルンがピカッと光ったら
「はい、アニソンです。私、マクロスシリーズ大好きです。『あーもうどうしようもねえ』って時に聴くと無限に力が湧いてきます。いやーほんと“デカルチャー”やねえ」
10.Snail mail/Pristine
「あどけなさのある顔と、ちょっと愛想のない歌声が良い味を出してるんです。Lindsey Jordanによるソロプロジェクトですが、その名(=Snail mail)がまたいいっすね。楽さにまみれた便利な世界だからこそ、アナログによる価値と楽しさがあります」
11.Tessa Violet/Bad Ideas
「『私は貴方にキスがしたいけど、イケナイ考えだよね…』。何が言いたいかと言うと、本当にラブコメの主人公になってみたかった」
12.N’夙川BOYS/路地裏BE-BOP
「ポップなのに哀愁があって、ロックンロールなんです。リンダの綺麗な声に被さるマーヤのシャウトが最高。帰路のお供に」
13.Flower Face/April to Death
「人は往々にして、ギャップに惹かれません? そのノリです。めっちゃルックス今風なのに、アコギでクラシカルな音楽。惚れた」
14.Alex the Astronaut/Happy song-Alternate Version-
「オーストラリアって、良い音楽がめっちゃあるんですよね。彼女はパンッと言葉を切って吐き出す事が多く、いつも何かを問いかけてる気がする」
15.Homecomings/HURTS
「拙い英語にオンリーワンの歌声がマッチして気持ちいい。日本語曲も必聴。マジで平成のユーミン。地元に帰りたくなる」
16.安室奈美恵/SWEAT 19 BLUES
「安室ちゃんは絶対。もう一度言います。安室ちゃんは絶対」