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【2016】ショップスタッフがこの一年で買って一番良かった一物〜後編〜
いよいよ2016年もあとほんのわずか。皆さん今年はいかがでしたか?いい買い物はできましたか?そうでもなかったというあなたもスタイラーでいい買い物ができたというアナタも、きっと気になるのはショップスタッフが買ったもの。
そんなこんなで、普段はユーザーに提案しているショップスタッフの方々ですが、自分にはどんなモノを買っているのか?そして中でもベストな買い物は何だったのか?緊急取材してきました!今回は後編。スタッフの皆さんからのコメントと共にどうぞお楽しみに下さい。
【2016】ショップスタッフがこの一年で買って一番良かった一物〜前編〜
高円寺 Lampa・遠山さん
遠山さん:自分、変なモノが好きなんですよ。これも独特なデザインなんですけど、昔はフィッシングベストとかよく着てたんで自分としては普通に着れちゃうんです。着方はいつもコントラストを意識してます。この時期だったらコートのロング丈とのコントラストだったり、あとは素材感でコントラストを出してもいいでしょうし。意外とハマりやすいアイテムですよ。
変なモノ好きの遠山さんがベストバイに選出したのは、『Ccp(シーシーピー)』のベスト。後ろにはランナーなどがドリンクを入れるためのポケットも付いているというんだから、とことんスポーティーなアイテムです。とはいえその要素を取っ払っちゃうくらいファッショナブルに昇華しちゃうんだから、着方がやはり洒落のキーですね。ちなみに帽子は一流のラグジュアリーブランド・エミリオプッチらしいです。いやはや、感服いたしました。
千歳船橋 LICLE・鶴田さん
鶴田さん:なんといってもクレプスキュールのこのサイズ感。たっぷりとしたサイズ感が今の気分にマッチしてたのでベストバイに選びました。オーバーサイズですけどだらしなくさせないのがブランドならではです。アウターとしても申し分のない防寒性なので、オーバーサイズ好きなら一緒に着ましょう。
ゆるさ満点の鶴田さんがベストバイに選出したのは、ドロップショルダーの代名詞でこれまたゆるさ加減が丁度いい『crepuscule(クレプスキュール)』のブルゾン。本来ならマイサイズ1のアイテムは、実は通販のキャンセルによって返ってきてしまったサイズ2をそのまま自ら購入。男らしくて素敵です。ラス1アイテムでも紹介されていたアイテムなので、同じゆるさを手に入れたい方はぜひ鶴田さんからご購入を。
代々木上原 LILY・加藤さん
加藤さん:デザイナーの方々がプレーンなものよりそろそろ柄物を打ち出していきたい時期だったらしく、ちょうど僕も同じ気分で70年代のグラムロックを背景にしたボトムを探していたんです。そしたらNOMA t.d.の展示会でちょうどこのパンツを見つけて。しかも展示会期間中にデヴィッド・ボウイが亡くなったんです。洋服と音楽がタイムリーに結びついたんですよね。それで自分の中でかなり盛り上がっちゃって(笑)こんな巡り合わせはそうそう無いだろうと、ってことでベストバイです。
多岐にわたる方々と話してメキメキとカルチャーに詳しくなっていく加藤さんが選んだのは、『NOMA t.d.(ノーマティーディー)』のワイドパンツ。グラムロックのグの字も知らない筆者ですが、10年前に購入したというサスクワッチファブリックスのスニーカーとの合わせにグッとくるものがあります。これも加藤さんの中に蓄積してきたものから生まれる洋服の着方なんですかね。顧客さんの都合で1月3日からお店を開けてるということなので、カルチャートークしたくなった方は年始早々加藤さんの元へGO。
Item Link:NOMA t.d. – Wool Wide Trousers
吉祥寺 orlo・近藤さん
近藤さん:なんといってもこのリラックス感がお気に入りです。気軽に手にとってもサマになりますし、もちろん気張ってもちょうど良く収まってくれますし。言ってしまったら外着のパジャマのような感じでしょうか。癖になる着心地が魅力的です。
ダンディオーラが溢れ出す吉祥寺 orloの近藤さんが選んだのは、『cleaveland(クリーブランド)』のセットアップ。外着のパジャマとは言うものの、それっぽくキマってしまうのが近藤さんのパワー。この日はスニーカーの大定番・SUPRGAを足元にチョイスしていましたが、革靴でも難無くハマりそうです。大人のリラックスウェアは近藤さんから買おう。
Item Link:creaveland – jacket , creaveland – pants
吉祥寺 SEEK&FIND・古谷さん
古谷さん:SEEK&FINDで開催したボンクラのイベントで、デザイナーの森島さんのお話に衝撃を受けたことがきっかけで購入しました。それ以降はもう虜ですね。穿く度に、森島さんのこだわりが実感に変わっていく感覚です。エイジングが楽しみで、かなりの頻度で穿いています。
古谷さんが選んだのは、『BONCOURA(ボンクラ)』のジーンズ。左足の赤耳が中央に寄ったサマに唸る男性も多くいらっしゃるはずです。デニムの裾の折り幅が絶妙です…勉強になります。ボンクラを履いてみたくなった方は、吉祥寺のSEEK&FINDへGO。
吉祥寺 アQ・篠原さん
篠原さん:女性でも多くの方が着られているミリタリーのライナーですが、カモ柄は他にはないと思ってベストバイに選びました。ドロップショルダーが今っぽくていいんですよね。サイズ感もゆったりしてるのでカップル兼用もできます。中には着たのはFolkの絶妙な高さの襟のワッフルニットです。このライナーとは切っても切れないくらない相性が良いので両方ベストバイですね。
ミリタリーを他の人には雰囲気で着る篠原さんがベストバイに選んだのは、『so far(ソーファー)』のミリタリーブルゾン。当日はアウターとして活躍の兆しを見せてくれたブルゾンですが、この時期はインナーとして綺麗なコートの中にかましたい一着です。クリスマスを超えてもなお、男女兼用というフレーズが響く人も多くいるはず。吉祥寺でアヒルボートに2人で乗った帰りには、篠原さんが待つアQへGO。
ItemLink:so far – blouson , Folk – Waffle knit
Text.スタイラー編集部