FEATURE
【2016年】ショップの中の人のインタビューを総括。〜違いが分かる男になるために〜
我が編集部では、今年もスタイラーに参加しているお店の中の人に焦点を当てたインタビューを行ってきました。全体を通して感じたことは、ショップとその中の人は一心同体であるということ。
同じブランドでも、お店が違えばブランドの見え方も買った後の自分の着方も変わってくるんです。何もかも中性化してしまうネット社会で違いが分かる男になるために、下記に各ショップのインタビューを羅列していきます。それでは良い年末をお過ごし下さいませ。
大阪・北区 【WUNDER(ヴンダー)】
「例えば、3万円の服があったとして、それが解せないならなぜそれが3万円するのかをスタッフに聞いたらいい。」
端正な顔立ちからは想像できない、読んでるだけでも関西節が伝わってくるのが大阪 WUNDERの佐藤さん。ショップについてのインタビュー内容だったはずが、ショップのあり方としてどうするのか、みたいな内容までいっちゃってます。お店に行くことのメリットというか、勇気を与えてくれる内容となってるので是非ご一読を。
東京・学芸大学 【LINKS(リンクス)】
「わざわざ来てくれる場所にあえて出店して、わざわざ自分に会いに来てくれる人がいる。」
そんなお店を求めてできたのが学芸大学のLINKS。今年も取材でお世話になりましたが、たしかにわざわざ行く必要があるお店だと思います。置いてる洋服もさることながら、半田さん・酒井さんのコンビはファッションアディクトならぬピープルアディクト。行く際はスケジュールに1〜2時間を組んでからどうぞ。
東京・中目黒 【Coper(コペル)】
「ビール片手にふらっと立ち寄る感じで」
今やファッション好きが多く集まる街として知られるようになった中目黒にあって、ゆるく、気軽に、ふらっと入るお店を目指したCoperの張ヶ谷さん。買い回りたいけど、なんかここにいたい、そんなお店が駅から徒歩3分に位置する建物の2Fにあります。行くときは缶ビールでも缶チューハイでも、ファストファッションでもブランドものでも着て行ってみて下さい。
東京・千歳船橋 【LICLE(ライクル)】
「お店に来て駄弁って、でいいんです。」
自己評価・ラフ、他己評価・ラフな鶴田さんが営む千歳船橋のLICLE。先輩の勧めから、当初は沖縄に出店する予定だったけど、諸々の事情で千歳船橋に出店することになった話。古着好きなお客さんに逆に教えられることがある、なんて笑いながら話すサマに、愛らしさというか話しかけやすさを感じます。もし沖縄だったら、今頃ラフテーでも食べてたんですかね。
東京・銀座 【EN ROUTE GINZA(アンルート 銀座)】
「単純にコーディネートがイケてるとか、そういう提案をさせて頂けるのがうちの強み。」
編集部内でも最強の男前として名高い、ENROUTEの川崎さんへのインタビュー。一つの質問に対して的確かつ丁寧に応えてくれる川崎さんがこれまた男前。ファッションとスポーツに親和性があるのか?なんて疑問をお持ちの方はぜひご一読を。読んだら走り出しくなる内容です。そのままENROUTEまで行っちゃって下さい。
東京・代々木上原【sunday people(サンデーピープル)】
「クローゼット部分、洋服部分をうちが担えれば結果的には良いなと思っています。」
地元民がライフスタイルを完結できる代々木上原にあって、最高の休日服を展開しているsunday people。お店ではお酒が振る舞われ、洋服を介して最高の時間も味わうことできます。お店の場所はビルの3F。その屈託のない吉村さんの笑顔を目的に足を運ぶお客さんが多いのだとか。まったりした空間を求めに、休日にふらっと、どうぞ。
東京・高円寺【Lampa(ランパ)】
「普通にやってたら洒落でもなんでもない、やりすぎたら駄洒落になっちゃうし。」
おしゃれをするとは何か、を教えてくれたLampaの遠山さん。ただ、「する」となってしまえば駄洒落になってしまうから、そこを見せないのが洒落てるってことなんだ、ってことを終始一貫して言ってます。なんだか根源を見てしまったような、そんな気にさせられるインタビューです。
東京・祐天寺【ANALOGIC(アナロジック)】
「こんな成りをしててもスーツの丈上げとか袖丈の詰めとかできなきゃいけないものだと思ってます。」
このプロフェッショナリズムに感銘を受ける人も多いであろう ANALOGIC 渡邉さんのインタビュー。パンツの裾も一回折るのか二回折るのかのこだわりを自分なりに持つべきと、背筋を正されます。一方で扱うブランドはなんでもいいとゆるさを感じる一面も。気になる方はぜひ。
Text.スタイラー編集部