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【お財布パパラッチ#06】達観して気づいたバリ財布の魅力 〜ベルーフバゲージの二つ折り財布(ベルクロ)〜

2019年以降、急速に広まりを見せるキャッシュレス決済。当初はコンビニのレジで「○イ○イ♪」と鳴らすことにアーリーアダプターとしての優越感を抱いたものですが、もはやそんなことはなく。いま気になることと言えば、「結局みんな、どんな財布使ってんの?」ってことではないでしょうか。昨年はキャッシュレス化に伴い「ミニ財布バンザーイ!」なんて声が聞こえてきましたが、実際どうなんでしょう?
というわけで、いつもお世話になっているショップスタッフのお財布をパパラッチ! 愛用している財布はもちろん、生活が垣間見えるカード類も見せてもらいました! まぁこのご時世なので電話でのパパラッチとなりましたが、悪しからず。

佐野賢太さん
“自転車のある生活を楽しむ全ての人々をサポートする”製品作りをモットーにする〈ベルーフバゲージ〉のデザイナー。代々木の直営店「1197STORE」では自ら店頭に立ち、接客も行う。
Telephone Paparazzi #06
ベルーフバゲージの二つ折り財布(ベルクロ)

ー今回は佐野さんが愛用されている財布をパパラッチするわけなんですが…。って、これはまさか! バリバリの財布じゃないですか!
はい(笑)。
ー本企画、初めての登場です。
男子はみんな通ってきている財布ですよね。
ー中学生以来、ずっとバリバリの財布なんですか?
いえ(笑)。
ーなぜ、どうして、今!?
もちろん過去には恥ずかしさはありましたよ。でも、それはもう通り越してしまいました(笑)。やっぱり一番使いやすいのがいいなってことで、2年前に復刻したんです。
ーそれまでは〈ベルーフバゲージ〉で展開されていたんですね。
はい。ブランドを始めた当初からありました。でも、ふとした時に子供っぽく見えてきて、持っていることが恥ずかしくなったんです。それで自分が持たなくなったから、ブランドとしても作らなくなった。ただお客さんからはずっとリクエストされていたんです。「あのベルクロの財布はもうやらないのか?」って。
ーそれで2年前に待望の復刻を遂げたと。
はい。一旦、自分もバリ財布を持たなくなってからレザー物とかも使ったんですけど、どうもしっくりこなくて。一方でお客さんからの声もありましたし、やっぱりこれかなと。言い方はあれですけど、どうでもよくなっちゃったというか。何も気にせず生きていけるっていう(笑)。
ー達観したのですね。
単純に歳を取ったんだと思います(笑)。

ーズバリ、作り手としてこだわった点は?
現金とクレジットカードをよく使うので、とにかくそれらが十分に入ること。そして一番のこだわりは、小銭が取り出しやすいこと。これはもう絶対ですね。
ーいわゆるボックス型ですね。
そうです。入り口が大きく開くので、パッと中身を見渡せますし、何より取り出しやすい。個人的にはこれじゃなきゃダメですね。もちろん作り手としていろんなパターンは考えるんですけど、ボックス型の小銭入れ付きのバリ財布がかなり使いやすい。行き着くところはやっぱりバリ財布(笑)。取り回しの良さでは最強なんです。
ーさらに手に取りやすい価格ですよね(税込 6,050円)。
そうですね。変えたくなったらすぐ変えられます。その軽快性もバリ財布の魅力ですね。
ーでは次に買い換えるとしても、同じくバリ財布ですか?
おっしゃる通り。
ー現在はオリーブを愛用されていますよね。で、6色展開。選ぶなら何色にですか?
ブラック以外ですね。車内で落としても見つけやすいですから。って、今改めて見てみると、意外とくたびれていることに気づきました。普段、財布をまじまじと見ることはありませんから(笑)。この後、すぐにでも買い換えます。
〈ベルーフバゲージ〉デザイナー・佐野さんの精鋭カード

(下から一番目)
ヤマダ電機のカード。
(下から二番目)
ビームスのポイントカード。「ビームスプラスさんでまとめ買いした時に作りました」
(下から三編目)
ザ・ノース・フェイスのポイントカード。「家族揃ってキャンプや波乗りなどアクティビティが趣味。嫁と共用で使っています」
(下から四番目)
イケアのビジネスカード。「会社の備品とかを買う時に使っています。請求書払いができるんで便利なんです」