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年末年始に家でごろごろしてるならアニメでも観たらどうでしょう【特別企画】

今年も残すところ数日。皆様はFACYからのクリスマスプレゼントの3億円で良い買い物できましたでしょうか?次回は1月のお年玉企画を楽しみにお待ち下さい。年末年始はお店も休んでるし、自宅でやることもないと悩んでいるあなたのために、FACYは自宅で過ごすための特別企画をお送りします。第3回目は「年末年始に観るべきアニメ」です。前回の映画の紹介で、日本の娯楽作品で描かれる終末イメージが明るいということに触れました。この傾向は、アニメーションの作品にも多く見られます。このシリーズは近年公開の作品の中から、作品の内容にも言及するため、公開後数ヶ月経ったものを選んでいます。『すずめの戸締まり』のみ公開直後なので、内容を読みたくない方はスキップしてください。FACYの特別企画で、実りある年末年始を過ごし、初売りにはプレミアムショップの商品を、問い合わせ、取り置き、即日配送できるFACYを使いましょう。

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 リコリス・リコイル/ 足立慎吾

『リコリス・リコイル』は、元々「女の子版シティハンター」を目指して企画されたらしいですが、設定以外は手つかずだったのを、足立慎吾監督によって見事に肉付けされた作品。というのも、近年インターネット上で若者にも人気の『シティハンター』は、1985年から91年にかけて連載しており、当然、バブル真っ只中のキラキラした東京を舞台にしています。一方、『リコリス・リコイル』は、バブル崩壊後の30年近く経つ、現代の日本を舞台にしており、正に「最悪の平和」真っ只中。経済が成長しないのはもちろん、実はDirect Attackという組織がテロや犯罪を秘密裏に摘み取って、不安を不可視化しています。主人公ちさとは、そんなDirect Attackのエージェント「リコリス(彼岸花)」。リコリスは、政府が超法規的に孤児を育成・運用しており、全て女子高生姿であり、任務の過酷さからも平均寿命も18才前後。これで、ようやく「女の子版シティハンター」が成り立ちます。主人公は驚異的な視覚を持ち、作中最もガンアクションに長けていますが、押上の喫茶店働きながら日常を楽しんでいるという設定です。

興味深いのは、「最悪の平和」で日常を楽しむ主人公に敵対する存在が2つある点です。1つ目は、驚異的な聴覚を持つ真島(30代)。能力から分かる通り、主人公のライバル的存在です。「平和」の象徴であるスカイツリーや新東京タワー的な塔をテロによって破壊したり、街に銃を1000丁ばら撒き、他の国と同じような「まだマシな戦争」に日本を導こうとします。対する主人公(10代)は、嘘でもいいから、日常を維持する側。なので、銃の反動を意味する「リコイル」。つまり、本作は単純な勧善懲悪ではなく、答えのない世界で敵側も信じる「正義」のために戦う思想闘争になっています。

主人公と対立する、もう一つの存在はなんでしょうか。主人公は、その才能を見込まれて、アラン機関という組織に、人工心臓の提供を受けています。アラン機関は、ギフテッドの子どもたちに目をつけて、その才能に見合った公共的成果を望む組織になっているとのことです。実は、ライバルの真島も含め、物語は一貫してアラン機関の吉松シンジ(40代)によって動かされています。同性愛者の吉松は、心臓を提供した主人公を娘のように感じており、強烈なパターナリズムで娘の人生を支配しようとするのが動機です。才能に見合った天才的な殺し屋にしようと。「大いなる力には、大いなる責任が伴う」というのは、『スパイダーマン』のような娯楽作品にもポジティブな意味で使われます。しかし、元孤児のリコリスにとって公共的な見返りを求められるというのは、ポジティブでしょうか。そんなパターナリズムで大規模テロ起こすのは、動機としてリアルさが欠けるかもしれませんが、「親ガチャ」という言葉が流行る現代の若者事情が透けて見えます。

 平家物語/ 山田尚子

この世の栄華を誇った平家が滅亡する史実は、日本文学でも大きく扱われてきました。「平家は明るい。明るさは滅びの姿であろうか、人も家も、暗いうちはまだ滅亡せぬ。」というのは、太宰治「右大臣実朝」の一節ですが、見事に明るい終末を表しています。特に2022年は、NHK大河ドラマでも『鎌倉殿の13人』が放送され、平安末期に注目がされた年でした。アニメーションでも、サイエンスSARUによって、『平家物語』が制作されました。監督は、京都アニメーションで、『聲の形』や『リズと青い鳥』で繊細な心理描写や、カメラの位置や動かし方を意識した演出で一躍注目監督になった山田尚子。キャラクター原案は高野文子。

この二人を起用しているということは、当然叙情的になります。元々歴史的な物事を記述した叙事詩だったものが、平家側の目線から感情豊かな抒情詩に生まれ変わっています。このため、(平家物語のあらすじに触れるのは、野暮かもしれませんが、)主な改変点として、主人公を未来が見える片目を持つ琵琶法師の少女びわにしています。後に過去の亡者が見える片目を平重盛から引き継ぎます。つまり、歴史から一歩引いた観測者として物語を見る私たちと近い視点で、主人公は平家物語を体験しますし、キャラクターと交流します。これらの血の通った交流は、びわを通じて私たちの感情に送られますし、私たちと同じように、びわも最終回の内容が平家の滅亡なのを気づくことになります。

『リコリコ』のように、日常が既に終わっていて、努力してこれを維持するというのは、実は新しい話ではありません。元々、 日常系アニメというのは、積極的に達成する目標があって、物語が動くのではなく、主に若い女の子の会話を中心とした日常生活が描かれます。しかし、2012年頃には、日常系アニメで定評のあった京都アニメーションでも、『氷菓』最終回で、高校生の進路決定(理系なのか文系なのか、大学に進むのか、働くのか)という問題を導入して、日常の外側を一瞬描いています。更には、2015年の『がっこうぐらし』では、ゾンビあふれる世界の終末は描かれます。そこでは、学校生活という日常も主人公たちが頑張って維持するものになります。つまり、日常系が流行した2000年代と比べると、2010年代は日常は徐々に失われ、ついには取り繕いながら維持するものになっています。平家物語でも、主人公と平家との交流は、戦争中なのにある意味締まりのない日常になっています。しかし、それが歴史的に失われることが決まっており、むしろ懐古的に振り返られるのが、作品の大きな特徴です。

すずめの戸締まり/ 新海誠

改めて触れますが、以下は新海誠監督『すずめの戸締まり』の内容を含みます。映画よりも先に内容を見るのが嫌な方は、飛ばしていただいて結構です。これまで。近年の娯楽作品に描かれる終末世界のイメージは、明るく描かれることに触れました。その上で、『平家物語』では、悲劇的な結末を迎えることは運命的に決まっており。歴史的に振り返られることで、後世にバトンを繋ぐ、というような物語の意味の見出し方になっています。このような終末の描き方でも新海誠監督は注目の作家です。2022年公開の『すずめの戸締まり』は、かなり直球に2011年の東日本大震災をテーマにしていますが、2016年の『君の名は。』も、2019年の『天気の子』もテーマが災害と人間になっています。

注目したいのは、物語の大きな災害への距離のとり方です。というのも、『君の名は。』では、大きな災害を防ぐことと、男女の性愛の2つが話の軸となっていて、前者に目を向けると、大災害を防ぐという積極的な意思が物語を動かします。一方、『天気の子』になると、大災害での世界の終末は話の隅に追いやられ、むしろ男女の性愛が中心になっています。その点、ちょうど同年公開の実写映画、荒井晴彦監督の『火口のふたり』とシンクロしますし、『崖の上のポニョ』がいかに先駆的な作品かも分かります。それでは、『すずめの戸締まり』はどうだったのでしょうか。宮崎県に住む高校二年生の鈴芽は、長髪の美男子草太と出会います。草太は旅先で、「扉」を探しているというので、目的地らしい山の廃虚に案内したことから物語は始まります。実は扉というのは、大きな自然災害によって忘れ去られた土地に存在し、人が定期的に気にかけることでメンテナンスしないと、扉は後ろ戸となって、周囲に震災をもたらします。草太は、諸星大二郎の作品に出てくる民俗学者のように、この扉をメンテナンスする一族。以降、鈴女は草太とともに、宮崎(日向灘地震)、愛媛(伊予灘地震)、神戸(阪神淡路大震災)、東京(関東大震災)、宮城(東日本大震災)と、被災地のその後を巡るロードムービーになっています。

新海誠監督は、震災により大きなダメージを負った宮城県内の映画館で公開するにあたり、「こんなに怖いのは初めて」といった感想をいただいたそうです。というのも、前2作と比べて、『すずめの戸締まり』は、より回顧的に災害を受け入れて、過去のものとして決別するような物語になっています。例えば、扉の近くには、震災を起こさないために、要石として猫の神様が封じられており、これが西から東へ逃げ出すことが物語を牽引します。なぜ神様は逃げ出したのかは、あまり劇中ではっきりは触れられませんが、要石は定期的に封じる場所を変えることは述べられます。つまり、宮崎と東京で封じていた要石が、東日本大震災で大きな被害を受けた宮城に移動するのが、神様視点での物語になっています。監督が「怖い」というのは、被災地の下には、多くの人がなくなった事実とともに、負の感情が渦巻いています。これに対して、そうした土地にもかつては生活が根付いており、これからもみずみずしい生活続きうると要石や鍵で扉を閉じます。悲劇的な結末をより歴史的な視点から振り返り、ケアするのは、『平家物語』にも重なる作劇です。

いかがでしょうか?よくファッションメディアでは、内輪受けで始めたベストバイ企画を惰性で続けていますが、やってる本人もつまらないものです。特別企画はコンテンツにまとめました。是非、FACYの特別企画で、実りある年末年始を過ごし、初売りにはプレミアムショップの商品を、問い合わせ、取り置き、即日配送できるFACYをダウンロードを。

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