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実はかっこいい「短パン×長袖」。アパレルのプロの着こなしは? |#02 ZABOU OSAKA
短パン(=ショーツ)には長袖がイケてる?
いきなりですが、ショーツを穿くタイミングって、毎年少し迷いませんか?「梅雨が明けてからじゃないとおかしいかな…」的な。そんな中、街行くおしゃれな人はすでにショーツを上手に着こなして楽しんでいます。彼らが今の時期によくしているのが、ショーツにあえて長袖のトップスを合わせるスタイル。なんだか妙にかっこよく見えるんですよね。
ということで、この連載企画ではファッションのプロの「ショーツ×長袖」スタイルをチェックしていきます。第2回目はZABOU OSAKAの名物スタッフ、坂口冬馬さん。あいにく店舗にはお邪魔できなかったので、坂口さん自ら撮影してきていただいたセルフポートレートにてお届けします!
#02 ZABOU OSAKA(大阪)

※ZDAのシューズ 、KEE SPORTSのソックス 、MAX PITTIONのサングラスは坂口さん私物
―そもそも坂口さんはショーツってよく穿きますか?
実は今までは好んで穿くアイテムではなかったんですよ。でもやっぱりお店で薦めるからには自分でも買って試さないとという思いもあり、〈モーシャン〉のバリアーショーツを今年買いました。結果、ロング丈のパンツを穿く機会が減ってしまうくらい気に入っています(笑)。
―そうだったんですね(笑)。ショーツに長袖を合わせるスタイリングはよくやりますか?
このショーツを買ってからは自分でもよくやっています。長袖を合わせることで、子供っぽく見えづらくなるし、選ぶアイテムによってはストリートっぽい雰囲気も演出できるスタイルですよね。僕と同じようにショーツを敬遠しがちな大人のお客さんにも、長袖を合わせるというのはひとつの提案になるのかなと思っています。
―今回はデニムジャケットをショーツに合わせていらっしゃいます。かっこいいスタイリングですが、さすがに暑くないですか…?
実はこれ、シャツ生地のジャケットなんです。コットンにリネンを混紡したリネンツイルという生地を使っています。サラッとした肌触りなので、意外と涼しいですよ。ただ、かなり好評ですでに売り切れてしまったんです…。

―取材するのがひと足遅かったんですね…。気を取り直して、今回のコーディネートに〈モーシャン〉のショーツを選んだ理由を教えてください。
一点だけスポーティーなものを取り入れることで、全身のメリハリが付くかなと思いました。カーゴショーツっぽい雰囲気があるし、今回のトップスのようなクラシックな服にも意外と合わせやすいんです。スポーティーなだけでなく、ミリタリーな雰囲気もあるので、いろんなテイストのコーディネートに対応してくれる一本ですね。
―ナイロン生地ですが、確かに違和感はありません。機能面ではどんな特徴がある一本ですか?
生地に使っているデュポン社のサプレックスナイロンは綿っぽい風合いがありつつ、ナイロンのタフさと吸水速乾性もしっかりあります。あとはポケットがめっちゃ深いです!収納力もかなり充実していますね。ケータイ、財布、タバコに加えて細々した小物類も入るので、ちょっとしたミニバッグのような感覚で使えます。ただのイージーショーツとはひと味違いますよ。

―服好きだけでなく、コアなアウトドア好きからの支持が高いのもうなづけます。坂口さんはソックスの合わせ方については、何かこだわりはありますか?
いわゆるスニーカーソックスは選ばないですね。個人的に、シューズからちょっとだけソックスが見える、あの感じが好きじゃなくて(笑)。きちんとソックスを履いている雰囲気が出せて、なおかつ野暮ったく見えないのは、今回くらいの丈かなと思います。僕は決して背が高いほうではないこともあり、これ以上丈が長いソックスも選びません。
―それでは最後に、長袖のトップスをショーツに合わせるスタイリングの魅力についても教えてください。
暑くなると、どうしても半袖を合わせがちですが、着こなしに変化を付けられるのが長袖を選ぶ楽しさですね。完全な長袖ではなく、九分袖のトップスでもいいし、今回のように袖をまくってアレンジしてみてもいい。ビッグサイズの半袖Tシャツに抵抗がある大人の方も、長袖のトップスならショーツに取り入れやすいと思いますよ!

今回紹介した「ショーツ×長袖」
ショーツ:MOCEANのバリアーショーツ
トップス:N.O.UNのRITENOUR DENIM(現在は品切れ中)
ZABOU OSAKA
住所:大阪市中央区南船場4-14-3 第2飯沼ビル 2F
TEL:06-6251-9991
営業時間:12:00 – 19:00 (月~日)
instagram:zabouosaka13