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#スタイラー編集部の愛用品。剛健で上品な、bagjack(バッグジャック)のバックパック。
買ったのは博多。リュック愛用者だった自分は御多分に洩れず、それまで愛用していたリュックにトートバッグを一つプラスした、なんとも軽装な出で立ちでそこにいました。
仕事上ペンとノートを持ってメモを取るときはもちろん、普段から両手がふさがらないその自由度に取り憑かれて以来リュック派の自分は、どこに行っても軽装が好み。服で言えば一枚でサマになるものが好き、旅行においてはリュック一つで荷物をまとめて行きたい。
そんなスタイルだから、酷使され続けたリュックのショルダーベルトは旅先でも破れかけ。長らく続いたちゅーぶらりんなリュックも、同伴者の母親の一言でジ・エンドです。
「あんたそれ、みっとないよ」
まさか旅先で買ったものを入れるはずのそれ自体を買い換えることになるとは。
博多で買ったのはbagjack。作られたのはメイドインベルリン。本物のメッセンジャーらが毎日ハードに使い続けても耐えうる剛健さと、少数の縫い子によって作られる緊張感が醸成する上品さが魅力のリュックです。リュックの王道を行くような面構えもグッド。
着る洋服においても旅行においても軽装になってしまう自分のスタイルは、ちょうど反対側からそれらの要素を補完してくれるbagjackで格上げ成功です。それ以来、平日のみならず休日も酷使され続けるリュックは1年経っても劣化なし。スタイル補完計画継続中です。
Text.Shunsuke Mizoguchi