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「ボクの背中には“機能性”がある」プロがテイアンするバックパック3選
とりわけ身の回りのモノで買い換える頻度が低いのがバッグという人が大半なのではないだろうか。かく言う筆者も例に漏れずその一人で、LORINZAのバックパックを5年以上愛用している。あらかじめ比較検討して見定めてお店に赴いて…というわけではなく、所謂衝動買いだった。他の種類のバッグも欲しいと思いトートバッグを2つ買ったものの、結局両手の自由が利くバックパックを使っているといった感じだろうか。
そこで今回は、なんとなく欲しくなってしまい、そのまま使い続けてしまう性質を持つバックパックをショップのプロからテイアンしてもらった。あわよくば頑丈で機能性豊かでかっこいいものを欲しいという方の参考になったらと思う。
DSPTCH Ruck Pack ¥34,560 (tax inc.)
DAILY SHOPからのテイアンは、『DSPTCH (ディスピッチ)』のバックパック。ミリタリーハードウェアからインスピレーションを受け、アメリカ軍が使用している磨耗への耐性に優れたミル・スペック規格のナイロンやパラシュートコードに拘り、何度も耐久テストを重ねながら製品を作り出しているアメリカ・サンフランシスコのブランドだ。
機能としては、外部からの衝撃を緩和するPC用の仕切り、小物や定期などを入れる為の小さなポケット、メインルームへすぐアクセス可能なファスナーなど、実用シーンに配慮された抜かりない配備は快活な使い心地を実現。背面にはアルミ板のバックパネルを搭載し、バックパックを支える背中へのフィッティングを助け疲れを軽減してくれるなど、長年のパートナーになりうる存在だ。
AS2OV CORDURA DOBBY 305D BACK PACK ¥30,240 (tax inc.)
Synapse natifからのテイアンは、『AS2OV (アッソブ)』のバックパック。以前こちらでもご紹介したバッグのモデル違いだ。本体素材には、CORDURA® 305d fabric を使用し、摩擦・引き裂き・すり切れ等に対する堅牢性はもちろん、ドビー織機で織り上げているので、オックスやツイル織りでは表現出来ない特徴的な生地目はブラックを一味違うモノにさせている。
幅、奥行きともに長さに変わりがないモデル違いだが、高さは5cm高くなっている分、アウトドア寄りの印象が強まっている。基本的なPC収納ケース、ショルダーパッドのポケットなどの配備には変わりがないので、機能自体がデザインと言わんばかりの同ブランドの志向をモデル違いから読み取るのも面白いかもしれない。
JAN SPORT WATCHOVER ¥15,120 (tax inc.)
regattaからのテイアンは、JAN SPORT(ジャンスポート)のバックパック。アメリカのカレッジでは誰か一人は持っているであろう、もはや説明不要の40年続くブランドだ。その中でも、トップローディング式のクールなデザインが特徴のこちらのWatchtowerは、新シリーズ「アウトサイド」を代表するモデル。
大きなメインコンパートメントに、15インチまでのPCもしくは3Lまでのハイドレーションシステムが収納できるパッド入りスリーブ、さらにインシュレーションポケット、トリコットライナー付タブレットポケット、ギアポケットなど、シンプルなデザインに詰め込めるだけ詰め込んだ収納スペースを装備し、用途に応じた荷物の分納が一つの楽しみになりそうだ。アウトドアブランドであるだけに、コーディネートのハズしとして活躍してくれるのもうれしい。
個人的な感覚だが、アパレル業界において多く好まれているのがバッグパックだろう。最初は高価なものでなくてもいいから、定番モノから高価なモノまで、直感で欲しいと思ったものをなんとなく見つけていただけたらと思う。スタイラーマグでは新定番のバックパックや、パソコンが入るバックパックの記事なども書いているので、ぜひそちらも見てほしい。
Text.Shunsuke Miozguchi