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話題沸騰中の新鋭ブランド「ESSAY」より、ストリートからモードまで 振り幅の広いハーフジップブルゾン
ESSAY Half zip blouson ¥34,560(tax.in)
本日も昨日に引き続き、話題沸騰中の「ESSAY(エッセイ)」に注目。今回はデザイナー二人の“モード”と“古着”の経験が存分に反映された、ハーフジップブルゾンをご紹介したい。
どこか懐かしさを感じるこちらのブルゾンは、“なるほど”と言わんばかり、NFLのトレーニングウェアをインスピレーションにデザインされたものだ。素材はツヤ感と滑らかさが特徴的なキュプラコットンを使用しており、所謂“ジャージ”のようなスポーティーな印象を排除している。また中綿を入れることでソフトな着心地と保温性もしっかりと併せ持ったアイテムとなっている。
左側に配されたサイドジップは長めに幅を持たせることで、シルエットの変化をコントロールすると同時にスムーズな着脱を可能に。ジップを開けた状態ではインナーとのレイヤードも楽しむことができるため、スポーツ色が強すぎるこういったアイテムの着方の制限を一挙に解放してくれる。
一方閉めた状態では、裾付近の生地の溜まりを見てもわかるようにリブがややキツめに取られているため、腰に乗せることで逆にスポーツテイストを強調し野暮ったさを演出できる。モード復興の兆しがちらほら見える中、ハイウエストパンツと合わせてカジュアルなアイテムでそれを表現するアプローチも面白いのではないだろうか。
そして最後に注目したいのが、首元サイドにある“ESSAY”の刺繍。この刺繍はニクいほど絶妙な配置で、ジップが開いている状態はもちろん閉めていても正面から見えず、横になることで初めて見ることができる仕様になっている。冬になるとコートやジャケットなどのアウター類のインナーになることが予想されるが、そこでも刺繍が首元から覗くので、効果的なアクセントとして使うことができるだろう。
このブルゾンは、アウター類の雰囲気をモードからストリートにまでガラッと変えてくれるほどの振り幅を持っている。その日のコーディネートを決める一日の始まりに自然と手に取っていることが想像できる、そんなポテンシャルを感じるアイテムだ。スポーティーなテイストは好みが分かれるところだが、このアイテムは今まで手にしてこなかった人にも是非挑戦してみてほしい。
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Text.Shunsuke Mizoguchi