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「男服でまず重視すべきは素材と形状」中学生も買える男のTシャツとは?
男服で重視すべきは素材と形状、なんてあの時は知らなかった。
同じ塾に通っていたトップクラスのモテ男・K君の学外で見る私服を目撃し洋服への欲求が生まれた中2の秋。初心な憧れから、地元の“アメリカ屋”というアメカジ系の量販店に母親に連れて行ってもらい、洋服を初めて自分で選んだこと。選んだと言っても、ほとんど母親の好み。デニムを“両端から馬2頭が引っ張っても引きちぎれない”を意味するリーバイスのロゴが背面に描かれたスウェットがそれです。
今思えば「やるじゃんお母さん」と言えるまでに洋服の知見が広がったわけですが、当時はそんなことを言えるわけもなく、丸め込まれるように“選択”したのを覚えています。自分で稼いでいるわけではないので当然と言えば当然。でもその選択を変えるための情報を今では容易に手に入れることができます。しかも良質な。
やまたつさんが投稿した「中学生の男子で夏に着れるおしゃれな服はありませんか?」というポストに対するEuphonicaの井本さんのリプライもその一つ。自分の知見が広まったと言えど、ほんの多少。「男服でまず重視すべきは素材と形状」なんてまだまだ到底言い切れる自信がありません。どれだけの道のりがあるのやら。
「正直ご予算次第ではありますが、まだアルバイトできないご年齢であることを考えると5000円以上は厳しいかなとお察しします。
となると新進ブランドafter darkのポケット付きTシャツは如何でしょう。
軍物からインスパイアされた生地を使用していますが、少し広めの襟もと、きわめて小ぶりな胸ポケットが柔和な雰囲気を作り出しています。
裏のロックステッチに赤い糸を使用しているのもこのブランドの特徴的な仕様となっています。
胸にプリント等があるわけでもなく少々地味に感じるかもしれませんが、男服でまず重視すべきは素材と形状です。」by Euphonica
度々登場する専門用語と最後の一言が、なんだか弟子に向かって言っているようでほんわかします。それを無視するかのように外は蒸した天気。男が重視すべき2つの要素が盛り込まれたTシャツが今欲しいです。
Text.Shunsuke Mizoguchi