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定番から新定番も。値段別でおすすめのローファーブランドをまとめてみました!
昨年にじわりじわりとネクストトレンドの兆しを見せていたローファー。一足ずつ紹介する「ネクストトレンド?スニーカーの次はローファーに注目」シリーズをやっていたわけですが、まだまだスニーカーブームの終わりは見えず、ひとまずローファーの広がりも落ち着いたような気がします…。
ただ、トレンドにはならずとも革靴というアイテムはシーンによっては必須になってくるもの。スニーカーだけではどうしても乗りきれないときがあるので、20代後半を過ぎたら一足くらいは良いものを持っておきたいところです。
そこで今回は、シリーズでご紹介したローファーを一挙にご紹介。1万円台から10万台まで幅広い価格帯のローファーが揃っているので、心機一転を考えている人もぜひ参考にしてみてくださいね。
1万円〜2万円台
G.H.Bass – “WEEJUNS” LOGAN PENNY LOAFER
G.H.Bass – “WEEJUNS” LOGAN PENNY LOAFER 16,200円(税込)
1876年に米国で創業された『G.H.BASS(ジーエイチバス)』は、ローファーを語る上では絶対に避けては通れないブランド。こちらは、代表モデルであるLOGAN。
伝統あるマッケイ製法で作られるガラスレザー仕様のペニーローファーは、極めてシンプルなデザインで、トラッドからカジュアルまで様々なテイストに合ってくれる一足。また、靴底にはレザー、ヒール部分はラバーを採用し、滑りにくい仕様になっているのも嬉しいポイントです。
G.H.BASS – LARSON
G.H.BASS – LARSON 17,280円(税込)
続いても、同ブランドからペニーローファーを。こちらも伝統のマッケイ製法に、アッパーは光沢感のあるガラスレザーを使用したタイプ。上記のLOGANと違うのは、ベルトの付け根部分のデザイン。
LOGANがドレッシーな平付けなのに対し、LARSONは少々カジュアルなロールビーフを採用。デニムやチノパンなどの相性はこちらの方が良さそうです。
3万円〜4万円台
JALAN SRIWIJAYA – 98589
JALAN SRIWIJAYA – 98589 ¥37,324(税込)
1919年にインドネシアで創業した靴工場が展開する『JALAN SRIWIJAWA (ジャラン スリウァヤ)』のコインローファー。すくい縫いまで手縫いで行い、最後のアウトソールのみ機械で縫うという、九分仕立ての「ハンドウェルテッド・グッドイヤー製法」を行っており、現在では高級ブランドのOEMも手掛けているそうです。
味のあるカーフレザーを使用した、クラシカルな見た目が印象的のコインローファーは、ラストに日本人に合った比較的広めの物を採用しており、インソールにはクッション性の高い物を合わせているので足入れは良く、履き心地も良し。何より3万円代というコスパが◎なので、初めてローファーにもオススメです。
OLD PORT MOCCASIN – ペニーローファー
OLD PORT MOCCASIN – PENNY LOAFER ¥48,600(税込)
続けて、アメリカのローファー専業『OLD PORT MOCCASIN (オールド ポート モカシン)』のペニーローファー。往年の名作のエッセンスを盛り込んだ一足は綺麗に積み上げられたレザーソールと肉厚でタフな型押しレザーのカーフを使用し、上品さとカジュアルさを併せ持つ雰囲気があります。
ローファーのキモとも言えるモカ縫いはアメリカの熟練職人によって手縫い仕上げとなっており、まさに“大人のためのローファー”と呼ぶにふさわしい逸品です。
[Milok] – タッセルローファー
[Milok] – TASSEL LOAFER ¥41,040(税込)
スタイラーではお馴染みのブランドである『[Milok] (ミロック)』のタッセルローファー。品格と無骨なボリューム感が内在するタッセルローファーは、カジュアルとの相性も良く、ソールの返りと足入れを内部構造から研究しているので歩きやすいのも◎。
アッパーには染色前の状態の本ヌメ革を採用し、仕上げとしてオイルをたっぷりと染み込ませたナチュラルクロムエクセル、更に最後の仕上げとしてデザイナーが1足ずつヴィンテージ加工を施しているので、一足一足表情が異なり、深い味わいを感じることができます。
BLOHM – HOMIES RAT
BLOHM – HOMIES RAT ¥33,599(税込)
最後は“SHADE OF TOKYO”をもとに、無国籍都市、東京のカルチャーの陰に隠れた物、事、を消化しデザインする注目のブランド『BLOHM (ブローム)』のHOMIES RAT。ルームシューズを彷彿させる、脱力感のあるビジュアルながらも確かなクオリティーを持つローファーは、スニーカー感覚でカジュアルに履ける一足です。
アッパーにはコーデュロイ、インソールなど内側は全てレザー、ソールはグリップ力に優れ耐摩耗性も高いビブラム社製と、表裏・異素材のハイブリッド感が東京らしさを感じさせてくれるのも良いんですよね。
BOWEN by ALFRED SARGENT – CALF LOAFER
BOWEN by ALFRED SARGENT – CALF LOAFER 49,680円(税込)
トリッカーズやチャーチと並ぶ英国の老舗シューズブランド『ALFRED SARGENT (アルフレッドサ=ジェント)』とフランスの『BOWEN(ボウエン』が共同で作りあげたローファー。アッパーにはきめ細かく滑らかな牛革を、ソールには安定した歩行をサポートするダイナイトを採用しています。
さらに、2つの接合にはグッドイヤーウェルト製法を用いているので耐久性も文句なし。ルックス、履き心地ともに一生モノとして活躍できるクオリティを誇ります。
7万円〜10万円台
Paraboot – REIMS
Paraboot – REIMS ¥70,200(税込)
まずは、今やセレクトショップで見ない日はない『Paraboot (パラブーツ)』のREIMS。100%フランスで作られたローファーは、良質な天然ラテックスを原料とした独自のソールを「ノルヴェイジャン製法」で仕上げており、滑りにくく、クッション性に富み、すり減りにくいの三点を実現したもの。
また、アッパーに使われるリスレザーは油分を多く含んでいるので、革製品でありながら雨に非常に強いという特徴も。ディティールは誰しもがイメージしがちなローファーのものとは少し違いますが、逆にボリュームがあるので、スニーカーの代わりに履くなら持ってこいの一足かもしれません。
Paraboot – ADONIS
お次も『Paraboot』から、ペニーローファー ADONIS。ドレスラインから展開されているということだけあって、上質なボックスカーフをアッパーに使用しており、高級感のある見た目となっています。
レザーソールではなく、ラバソールを採用しているのが特徴で、「GALAXY」と名付けられたソールは、土踏まず部分が薄い形状になっていて返りがとても良く、グリップ力にも優れています。もちろん、こちらもメイドインフランスです。
HESCHUNG – HELIX
引き続きフランスから、1934年に創業した老舗シューズブランド『HESCHUNG (エシュン)』のHELIX。脈々と受け継がれてきたクラフツマンシップをベースに、現代的なデザインが加わり長く愛せる丈夫で信頼できるアイテムを展開する同ブランドのフリンジローファー。
ウェルトに登山靴やハイキングシューズなどに用いられるノルウェージャン製法を採用したもの。アッパーにはきめ細やかなホースハイド(馬革)を使用し、仏の老舗ブランドならではの上品さを感じられる仕上がりとなっています。
HEINRICH DINKELACKER – WIEN
HEINRICH DINKELACKER – Wien ¥101,520(税込)
続いては、1879年ドイツで創業された老舗シューメーカーで、ドイツでは「靴のロールスロイス」とも言われている『HEINRICH DINKELACKER (ハインリッヒ ディンケラッカー)』のWIEN。ハンガリー・ブダペストにある40人程の手縫い職人を抱える工場、マイスターの称号を持つ職人が伝統的な靴製法で靴1足につき約300の工程をハンドメイドで作り上げるため、年間たったの8000足しか普及されないという至高の逸品です。
素材となる甲革や本底革、紐や糸、また箱に至るまでも全ての材料は世界中から厳選された最高級品を使用しており、このペニーローファー「Wien」も、アッパーレザーにドイツのワインハイマーレーダー社の最高級カーフ、グレイツフルカーフを採用した品格、品質ともに申し分ない一足です。
オススメのローファーをもっと知りたい時は
今回は一挙にネクストトレンド?スニーカーの次はローファーに注目シリーズに加え、昨年記事で取り上げた中で特に注目度の高いものをご紹介してみました。いわゆるド定番のブランドばかりではないのですが、編集部がしっかり履いたことのあるオススメのモデルだけをピックアップしたので、ローファーが欲しいという人はぜひこれらのモデルから選んでみてくださいね!
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