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Tシャツにはまだ早い。今ちょうどいいのは〈ループウィラー〉の半袖スウェットです。
半袖スウェットという選択肢
暖かい日が続きますが、夏の訪れを待たずにTシャツを一枚で着てしまうことに対する抵抗感ってあるものです。そんな春先の微妙な時期にぴったりなアイテムが半袖のスウェット。決して万人が手に取るアイテムではないからこそ、“おしゃれしてる感”をさりげなく印象付けられるのが半袖スウェットの魅力です。
ということで、今回注目したのは国産スウェットブランドの雄〈ループウィラー〉。別注の仕掛け人は過去にも息の合ったコラボを展開していた梶原由景氏が主宰する〈ロウワーケース〉です。
形はスウェットでも生地はTシャツ

〈ループウィラー〉といえば、吊り編みのスウェットで知られるブランドですが、定番のクルーネックスウェット「LW01」に使われる“吊り裏毛”と呼ばれる生地は春夏には少し暑すぎるのがネック。〈ループウィラー〉ならではのこだわりを薄めることなく、春夏も着やすい一着を形にしたのが〈ロウワーケース〉です。
半袖のスウェットシャツのデザインをベースに、生地は吊り裏毛からヘビーウェイトな天竺素材の生地にチェンジ。天竺素材は一般的なTシャツにもよく使われますが、〈ループウィラー〉らしく、吊り編みならではの柔らかくコシがある質感に仕上げています。Tシャツでは物足りないけど、スウェットだと暑苦しい時期にちょうどいい塩梅です。



スウェットの鉄板カラーであるグレーをあえて外した色展開もユニークです。それぞれ表情が異なる2種類のブラックを筆頭に、オーセンティックなネイビー、春らしいベージュ、トレンド感のあるグリーンが揃います。各カラーともにシックな仕上がりなので、単なるアメカジの枠に収まらない着こなしの幅が楽しめそう。





色味もさることながら、デザインのスパイスとして効いているのが、ゆったりしたシルエットを引き締める裾のリブ。Tシャツ地でありながら、着てみるとニットのような上品なニュアンスを演出できるのがポイントです。
“正統”なスウェットブランドが手がける、ありそうでなかった半袖スウェット。「今着るのにちょうどいいトップスが見つからない」とお嘆きの大人諸兄はぜひチェックを。