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おしゃれは足元から!シンプルで履きやすい日本ブランドの革靴3選
「おしゃれは足元から」なんて言葉があるように、ファッションにおける三種の神器の一つとも言えるのが靴だ。最近はスニーカーブームが続いているが、男なら革靴は依然としてクローゼットに忍ばせておきたいアイテムだろう。作家のポール・ヴァレリーも「形式は高くつく」と言っていた。そういった形式に従わせることができる伝統の力を受け入れ、ある種の主体性をもってを楽しんでいきたいものだ。
ということで今回は様々なシーンに対応できる革靴をご紹介。幅広く使いたいならシンプルなデザインはもちろん、履きやすい方が良いと誰もが願うはず。そんな贅沢な要求に応えるプロのテイアンとはいかに…選りすぐりの三足をご参考に、どうぞ。
・日本人の足に合う靴を浅草の職人が一足、一足手作りで仕上げる「MAKERS」の定番シューズ
まず[Milok]からのテイアンは、MAKERS(メイカーズ)のプレーントゥシューズ。同ブランドは日本人の足形に合う靴を作るためアメリカに渡り研究を重ね、日本人の基本の足形と言われるEワイズで甲高、特殊な土踏まず部分に力を入れ、独自の木型により既製品ながらも日本人の足にフィットする靴を浅草にて職人が一足一足手作りで仕上げている。
素材はイタリアINCAS社のベイビーカーフを採用。生後6ヶ月未満の仔牛の革はカーフよりも毛穴が少なく、厚みも薄く、しなやかな手触りであることを特徴としている。トゥ内側には吸湿性に優れたコットンヘリンボン地を使用し、シュータン裏側にはクッション性のあるパッドがあてられるなど、革から細かなところまで徹底的に足のことを考えた作りはさすが。
・アメリカの老舗レザーカンパニーの革を使用した「Tomo & Co」のプレーントゥシューズ
Tomo & Co × L’INTRUS 10TH ANNIVERSARY PLANE TOE SHOES ¥46,440(tax.in)
お次はDELIGHT.からのテイアン、Tomo & Co(トモ アンド シーオー)に別注したプレーントゥシューズ。創業から100年以上の歴史を持つ、ホーウィン社のカウハイドレザーを使用した一足だ。オイルをふんだんに含んだレザーは優れた柔軟性と耐久性を誇る。
ソールにはレザーソールを重ねて、グッドイヤー製法を施し、ワークブーツさながらの剛健さを。ラストはドレスシューズをベースに日本人の足形向けに改良したものを採用。あくまでブーツのフォルムに沿った控えめなコバの他、シングルステッチ・ソールもオールブラックでセットする事にすることでアメトラとの相性も抜群。
・疲れにくく長時間履ける「Fobs classic」のローファー
Fobs classic John ¥45,360(tax.in)
最後はApt.335 New York,NYからのテイアン、for original best shoesの意味を持つ日本発のシューズブランドFobs classic(フォブスクラシック)のローファーだ。アッパーには光沢感のある牛革アドバンレザーを使用しており、ウェッジソールのナチュラルさと相まってスタッズともに英国の空気を感じさせてくれる一足となっている。
本底の作り、ゴムの配合にまでこだわり抜いており、土踏まずまでフィットするクッションと最高級の作りが歩行性をサポート。本底と革中底の間にはコルクが入っているため、小さな穴からコルクが汗を吸収しスポンジの役割を果たす。また履いていくうちにコルクが沈みこんで自分の足形が中底に出来上がる感覚を楽しめる。もちろん疲れも軽減してくれるので、長時間履けるのも嬉しいところだ。
各ショップからのテイアンはいかがだっただろうか?「男としてクローゼットに忍ばせておきたい」との文言が最近多い筆者だが、こればかりは「玄関に備えておきたい」シューズではないだろうか。形式をぜひとも俺式に楽しんでいこう。
この記事はこちらのイライを参考に書いているので、ぜひご参考に!
カジュアル・フォーマルどちらもイケる、長く愛用できる革靴3選
Text.Shunsuke Mizoguchi