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寒さに打ち勝つための優秀ミッドレイヤー。
以前と比べて冬の寒さが弱まる今、「ダウンじゃなくてもよくない?」という声も聞かれるようになりました。たしかに物によってはオーバースペック。電車移動の多い都内においては不便なシーンもあるっちゃある。
そこで提案したいのが、冬アウターのインナーに差すミッドレイヤーを厚めにとるという選択肢。保温性の高さはもちろんのこと、温度調整も叶えてくれ、かつコーディネートもしやすいミッドレイヤーがあるとなると便利そうです。
今回は頼れるミッドレイヤー、いわば優秀なボランチを4着ピックアップしてみました。
クールなフリース

まずは、再び盛り上がりを見せるフリースアイテムから。ブランドは街でお馴染み〈ザ・ノースフェイス パープルレーベル〉。生地にはポーラテックの中でも上位の保温性を持つ“THERMAL PRO®”のフリースを使用しており、寒さに打ち勝つ攻撃的(?)なボランチとしての顔を持ちます。デザインはミリタリーを彷彿とさせる無骨さが魅力で、アクセントになっている胸元のハーフジップは内部の熱を放出する役割も。ちなみにブランドロゴは左胸に同色ステッチでオン。アウターを脱いだ際も出で立ちはクールです。
ほっこりクルーネックカーディガン

ニット好き店主によるとっておきの一枚として紹介した、〈コムアーチ〉のクルーネックカーディガン。ミッドレイヤーと呼ぶにはあまりにもほっこりした見た目ですが、抜群の一着なのでぜひ。着回しの良さは見ての通り、オーストリア南東の暖かくて気候がいい場所でぬくぬくと育ったジーロンラムの毛(ウール)は、肌触りが柔らかいのが特徴。もちろん保温性も高いです。この時期はパーカーなどの上に着てアウターとしても使いたいですね。品の良さを添えてくれるので特に大人の男性におすすめです。
上品グレーなニットブルゾン

こちらは〈スティルバイハンド〉のジップニットブルゾン。浅めのVネックとカシミヤ&タスマニアウールを混紡した生地との掛け合わせが実に上品です。ぜひともコートのインナーに差したい、とか言いつつ合わせる幅はかなり広そう。中にはタートルネックのカットソーやパーカーなどを入れてVネックを活かしたコーディネートを楽しみたい。色は着回しの効くグレーというのもポイント高し。冬だけでなく、春と秋のスタメンとしても活躍してくれる一着です。
プリマロフトをインナーに据える

先日の記事ではアウターとして紹介しましたが、着用サイズ、アウターによってはインナーとしても使えるのでここでもご紹介をば。スコットランド出身の〈キーラ〉のビレイプロジャケットです。中綿にはアメリカ軍の要請によって生まれた高機能中綿の代名詞“プリマロフト”を使用。ダウン同等に暖かく、自宅でも洗えるのが特徴です。来たる年末は何かとハードな使用が予想させるゆえ、雑に扱える一着ってありがたい。ご興味のある方は記事もあわせてどうぞ。
ちなみに先日ご紹介したベストも優秀なミッドレイヤーとして機能してくれるのでぜひ。