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秋から初冬、あわよくば冬のインナーまでイケるアウターをまとめてみた②
モード、古着、ストリート、パンク、ミリタリー、アイビー、トラッド…。もはやいくつのカテゴリーがあるのか分からないほど細分化したファッションスタイルだが、東京においてはそれらを更に串刺しにしたような世界的に見ても特異な“ミックス”スタイルがある。とりわけレディースファッションでは、渋谷系、原宿系、お姉さま系など、細分化を取り持つ上位のレイヤーが必要になるほどなのだから、そもそもの元となる現代の“自己主張”や“アイデンティティー”が与えた影響は甚大だ。
そんな中、ネイビーという色自体がカテゴリーとなって近年浮上してきたように思える。例えば、市民権をすでに得ているブラックという色であれば、“漆黒の黒”、“モードの黒”というようなイメージが出来上がりつつある。ということで昨日に引き続き、本日は「第二弾」として上品で都会的な印象を持つネイビーにフォーカスし、STYLERで交わされた洋服のプロからのテイアンをご参考に秋から初冬まで使えるアウターをご紹介したい。
RG-L-001 Boa & Corduroy Shirt ¥17,280(tax.in)
TALKING ABOUT THE ABSTRACTIONからのテイアンは、Regular-TATAのコーデュロイシャツ。襟、前あきの裏側に仕込んだ白いボアと、コーデュロイのネイビーとの相性がバッチリなシャツだ。ボア部分は、マフラーを巻いたときのように体感温度が上がるうえ、ボタン付近からの風通りも軽減することができる機能も。
また、ボア“ジャケット”であれば全体的に厚みが出ているためアウターのインナーに差し込むのは厳しい。しかしこちらのアイテムは“シャツ”をベースとしているので、秋から初冬にかけてはライトアウターとして、冬にはインナーとしてボアが防寒、コーディネートのアクセントの機能を果たしてくれるだろう。
PHABLICxKAZUI Wanderers all in one ¥48,600(tax.in)
TERRoIRからのテイアンは、PHABLIC×KAZUIのリジッドデニムのオールインワン。同ブランドが毎シーズン展開している名物アイテムのオールインワンだが、今シーズンは2WAY仕様となっており、股部分のスナップボタンを外すとデニムコート、ボタンを閉めるとGジャン仕様のオールインワンになる優れモノ。
ボトムは膝下丈なので、ハイソックスやブーツと合わせて秋を演出できるほか、別のボトムスを上から履くとトップスにデニムジャケットを着ているように、などと視覚的に単品扱いすることもできる。冬を待たずして、秋からアウター、インナー使いで活躍してくれる着こなしの想像が広がるアイテムだ。
NEON SIGN COLLARLESS SOUVENIR JACKET ¥56,160(tax.in)
amplampからのテイアンは、NEON SIGNのリバーシブル仕様のスカジャンならぬスーベニアジャケット。スカジャンに多いリバーシブルを踏襲しつつも、表はレーヨン100%を使用したベルベット素材、裏はウールレーヨンサテンと一筋縄ではいかない同ブランドの“らしさ”を感じることができるアイテムとなっている。
ゆったりめなシルエットなので、一枚でサマになりやすいのは勿論、冬になったらインナーとしても活用できる。合わせるものによって表裏を好きに変えられるので、汎用性ともにスパイスになりうる存在に違いない。
昨日とは違い、ストリートの雰囲気を感じることができるアイテムを並べてみたが、いかがだっただろうか。アウターは高い買い物であるし、実際に着てみたら…なんてこともあるので、ぜひ購入する前にはお店に足を運んでみてほしいと思う。
各ショップからのテイアンはこちらのイライを元に作成しているので、ぜひご参考に。
Text.Shunsuke Mizoguchi