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【編集部員の私物】Gジャン熱は冷めやらず。〈evan kinori〉のヘンプデニムジャケット
FACY編集部の“やや傷や汚れあり”なリアル愛用品を週4日で更新していきます!
evan kinoriのヘンプデニムジャケット。
そもそも、デニムジャケット、いわゆる“Gジャン”というアイテムが好きなんです。ただ、ヴィンテージのリーバイスに範を取るアイテム特性のせいか、野暮ったいシルエットのものが多く、意外と着こなすのが難しい。
思い返せば、初めて買ったGジャンは〈A.P.C〉。購入時である、10年ほど前はいわゆる“タイトめ”がトレンドだったので、選んだサイズはXS。野暮ったさとは真逆のスタイリッシュなシルエットではあるものの、合わせるインナーがなかなか見つからない。インナーの身幅はジャケットに干渉せず、かつ着丈は少しジャケットの裾から覗く程度が理想。つまり、今度はGジャンのインナー探しの旅が始まるわけです。
そこで、「Gジャンってなんて面倒くさいんだ」と思ってしまってもよさそうなものですが、その「工夫せざるを得ない感じ」を面白いと感じてしまったのもまた事実。それ以来、他の店でも置いてあれば、習慣的にチェックするようになったアイテムです。
そして、時を経て、一昨年巡り合ったのが〈evan kinori〉のヘンプデニムジャケット。たまたま素材違いを着ていた友人からブランド名を聞き出し、まだ在庫が残っていた渋谷の『Pilgrim Surf+Supply』へ。ヘンプ混のざらっとした素材感以上に印象的だったのは、オーバーサイズとまではいかない絶妙なシルエット。
インナーにちょっとゆるっとしたTシャツを着ても、やさしく受け止めてくれる。つまり、めちゃくちゃ使いやすい。リーバイスの通称“ファースト”モデルをベースにしつつ、ヴィンテージに寄り過ぎない面構えも好み。あまりに着過ぎて、購入時よりくたびれた表情になってきたものの、それもまた良しです。ちなみにデザイナーのEvan本人、いちスケーターとしてもかなりクール。
おすぎのひとこと
前回もちょっとハマっているとお伝えした油そば。「東京油組総本店」だけでなく、渋谷の「春日亭」にもトライしてみました。東京油組のほうはややあっさり。春日亭のほうがこってりというか、ガツンと“油そば感”がある感じというか。油そば、奥が深そうです。