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30代からは「ちょっといいニット」をさらっと着るのが洒落てます。シンプルイズベストな4枚が揃いました
「シンプルで毎年着れそうなニットが欲しいです。手入れしやすい物だと嬉しいです。(ユースケさん / 33歳 / 男性 / 山形県)」
近年、機能素材の開発も目覚ましい中、秋冬のアイテムの選択肢として、少し脇に追いやられた感もあるニット。確かに防寒性だけを重視するなら、フリースやダウンで全く問題ありません。
ただ、だからこそ「あえてニットを選ぶ意味も出てくる」から、ファッションはおもしろい。パッと見ただけで、「秋冬らしい格好しているな」と傍目に思わせてくれるアイテムは、ニットの他にちょっと思いつきません。
特に30代ともなれば、ちょっといいものを選んで、長く使っていきたいという気持ちが出てくる頃(筆者も身に覚えあり)。フリースを毎年買い換えるくらいなら、ここらでちょっといいニットを手元に揃えておきません?
迷ったら間違いないのは〈BATONER〉
BATONER – SIGNATURE CREW NECK ¥24,200(税込)
高いクオリティーとデザイン性に裏打ちされた、完成度の高さが評判のニットブランドといえば〈BATONER〉です。そもそも、同ブランドは70年もの歴史を誇る老舗のニットファクトリーが母体になったオリジナルブランド。
美しい畔目だけでなく、動きやすさを追求した肩口のラグランデザインが、見た目のアクセントとしても効いています。これまで以上にピリング(毛玉)の起きにくい糸にアップグレードしたというのもうれしいところ。手入れは、一回着たらブラッシングして、一日休ませるとさらに長く愛用できるとのことですよ。
“永久定番”を〈EDIFICE〉が小粋にアレンジ
Brooks Brothers – SWT LWL CBL CREW W/LOGO ¥19,800(税込)
シンプルなだけでなく、ちょっとしたポイントがあるニットを探している方なら、ケーブル編みのニットを選ぶのも洒落てます。トラッドな匂いも濃いアイテムは、アメトラの元祖である〈Brooks Brothers〉の守備範囲内。
ちなみに、インラインは無地なのですが、〈EDIFICE〉別注のこちらのニットには、胸に同ブランドのアイコンであるゴールデン・フリースロゴが鎮座します。4色のカラバリがありますが、ロゴはすべてボディと同系色で仕上げている点がニクい。提案スタッフも「年齢を重ねても着てほしい永久定番」と語る一枚です。
やっぱり水洗いできるのがいい?
EDIFICE – 16ゲージ クルーネックニット ¥13,200(税込)
「ニットはやっぱり手入れに気を使わないものがベスト」とお考えの方は、〈EDIFICE〉オリジナルのニットもぜひチェックを。非常になめらかなメリノウールをハイゲージで編み立てているため、洗練された都会的な雰囲気です。
そして、水温30度以下であれば、手洗いができるとのこと。いちいちクリーニングに出さなくてもいいのはうれしいですよね。〈EDIFICE〉オリジナルのニットとして不動の人気を誇るというのも納得です。全6色とカラバリも豊富なので、お好みをどうぞ。
「とにかく着てみたい」と思わせる一枚
MAATEE&SONS – 5G Crew Neck Sweater ¥38,500(税込)
今年2019年に始動したブランドながら、早くも感度の高い服好きの間で高い支持を集めているのが〈MAATEE&SONS〉。ちなみに、筆者はうちの編集部員が興奮して話していたのを聞いて知りました。ドレスとカジュアルの垣根を隔てず、縫製とパターンの徹底した作り込みが話題のブランドです。
こちらのニットも一筋縄ではいきません。使うのは、コンピューター制御の織り機ではなく、電力を使わない「手動式横編機」と呼ばれる古い機械。職人の技術と感性を頼りに編むため、時間はかかるものの、その分「最高の着心地」を得られるそう。「まずは着てみたい!」という方はぜひ提案スタッフにメッセージをどうぞ。