NEWS
ショップ店員が選ぶ「コーチジャケット」。おすすめ7ブランドと着こなしは…
コーチジャケットの選び方と着こなし方
ライトな生地感で持ち運びやすく、とりあえず羽織っておけば様になってしまうコーチジャケット。まだまだ衰えないブームも相まって、春にはヘビロテ必至のアイテムなんです。とはいえ、初めて選ぶとなるとサイズ感やデザイン、着こなし方がいまいち分かりづらいのも事実。
そこで今回は、コーチジャケットの旬な着こなし方とプロ推薦のブランドをご紹介。この春、ストリートなテイストに挑戦してみたい方は必見ですよ!
そもそも、コーチジャケットって何?
◼︎アメフトからストリートシーンへ
コーチジャケットとは、1980年代〜90年代にかけて流行した薄手のナイロン製ジャケットのこと。襟付きで、フロントはジッパーではなくスナップボタン式、袖や裾が絞られているのがベーシックな佇まいです。
もともとはアメフトの”コーチ”が身につけていたアイテムですが、当時のヒップホップアーティストが取り入れたことで一挙にファッションアイテムとして注目を浴びることに。やがて、当時のストリートスタイルに欠かせない存在となりました。
それから25年ほど経った今、再びやってきた世界的ヒップホップブームに伴って90年代ストリートスタイルもリバイバル。コーチジャケットも例に漏れず、当時の匂いを残したキーアイテムとして再燃しているんですね。
コーチジャケットのトレンド感ある選び方・着こなし方
◼︎気にするべきは、”ルーズさ”と”プリント”
コーチジャケットを選ぶ上で、気にするべきはサイズ感。ジャストサイズよりも大きめのほうがストリートテイストな印象を強めてくれるのでオススメ。出自を理解して着用すると、おしゃれさが格段にアップしますよ。
デザインは、胸元や背中にカレッジライクな文字や柄がプリントされたものが定番。より大人らしく攻めたいなら無地のものを、逆にちょっぴり攻めたい時は、総柄のものに挑戦してみるのもアリです。
着こなしは90’sスタイルを参考にすべし
次に知って欲しいのは、コーチジャケットのおしゃれな着こなし方。オススメはやはり、太めのデニムにスニーカーにキャップを合わせたストリートスタイルですね。インナーにはロンTやプルオーバーのパーカーを合わせるのがベターです。
もしすっきりと見せたいなら、パンツを細身のトラックパンツに変えてみるのも面白いですよ!
こちらは、JOURNAL STANDARD神戸店の西田さんによる、コーチジャケットを使ったコーディネート。「ルーズなチノパン」と「黒のコーチジャケット」というトーンを抑えたアイテムを軸に、ガチャべルトのオレンジとインナーのパープルでメリハリをつけた、技アリなレイヤードスタイルです。
ちなみに、コーチジャケットのインナーにはダブルライダースジャケットを差し込んで気温差にも対応するという、プロならではの着こなしポイントも。この点でも、ルーズなサイズ感のものを選びたいところ。
着用したジャケット:JOURNAL STANDARD × 中邑真輔 × RVCA
コーチジャケットを買うなら、このブランドがオススメ!
ここからは、コーチジャケットが秀逸な7つのブランドをご紹介。ショップスタッフがこっそり教えてくれた”秘伝”ばかりなので、お見逃しなく。
1.MAISON FLANEUR
まずは、イタリア発のファクトリーブランド『MAISON FLANEUR(メゾン フラネール)』から。清潔感の中に程よい捻りが加わったデザインと、熟練の職人による精巧な造りが特徴です。
メゾン フラネールのコーチジャケットは、ブランドらしいクリーンなルックスが特徴。生地にはマットで落ち着いた質感の「ビスコースレーヨン」を使用し、シルエットはややルーズに設定。独特な”もたり感”を楽しめます。
デザインは必要最低限に抑えられて、他のアイテムとの兼ね合いもバッチリ。ストリートテイストが強すぎずさらっと取り入れられるので、初めて買う方にも、また落ち着いた大人の男性のためにもオススメの一着です。
2.JOURNAL STANDARD
お次は「JOURNAL STANDARD(ジャーナルスタンダード)」。世界のトレンドアイテムから、飽きのこない定番アイテムまで網羅する有力セレクトショップということもあり、オリジナルアイテムもやはり信頼感抜群です。
「College Print Coach JKT」は、やや光沢感のあるナイロンを用いたコーチジャケット。背面と胸元にはカレッジテイストなプリントが入り、シルエットにも程よいゆとりをもたせた、まさに”ド真ん中”なルックスです。
グリーン、ブラック、ネイビーの色展開も理想的で、どれを選んでもハズレ無し。王道的な一着が欲しい方にオススメです。
3.Manual Alphabet
幅広いブランドのシャツを手がけてきた日本のメーカーによるファクトリーブランド『Manual Alphabet(マニュアル アルファベット)』。高い縫製技術とデザインセンスで、「大人が楽しくなるシャツ」を展開しています。
そんなマニュアル アルファベットが手がけたのは、コーチジャケットとシャツを掛け合わせた「COACH SHT」です。生地には主にシャツに用いられる「タイプライター生地」を採用して、独特のハリ感を演出。
襟元はノーカラーにすることでよりミニマルに仕上げ、裾にドローコードをあしらうことでコーチジャケットらしさもしっかりと。トレンドアイテムなのに人と被らない、そんな変化球をお求めの方にぴったりなデザインです。
4.Ahe’hee
ネイティブアメリカンの言葉をブランド名に冠した、日本発『Ahe’hee(アヘヘ)』。長年、服の輸入に携わってきたデザイナーによる、絶妙にグッとくる遊び心を持つデザインが魅力です。
『COACH JACKET ≪RAIN DROP CAMO≫』は、そんな同ブランドの人気アイテム。数ある迷彩柄の中でも、とりわけディープな人気を誇る「レインドロップカモ」が全面にあしらわれています。
一般的な迷彩柄よりもシンプルで取り入れやすく、コーチジャケット特有のスポーティさも相まって街着にぴったりな仕上がりに。タフなコットン生地を採用しているので、ロングシーズン着られる点にも注目したいですね。
5.ASSEMBLY NEW YORK
現代美術ギャラリーの運営や、建築のコンサルタントなど、多彩に活躍するグレッグ・アルマスによるブランド兼ショップ「ASSEMBLY NEW YORK(アッセンブリー ニューヨーク)」。
彼の経験が活かされた、そのアーティスティックで新鮮なデザインはファッション業界に止まらない支持を得ています。過去には、オフの日に履ける革靴ブランド特集で紹介した『CAMINANDO』とコラボしたことも。
「SEERSUCKER COACH JACKET」は、さらりとした肌触りと、波打った質感が特徴のシアサッカー生地を用いたコーチジャケット。
小ぶりな襟がスマートな印象を醸しつつ、左胸についたマジックテープ式の太陰大極図がアクセントになっています。ライニング(裏地)には滑らかなレーヨンが用いられて、半袖の上に着た際にも不快感ゼロ。着心地・デザインともに一味違う逸品です。
6.METROVIENTO
横浜発の『METROVIENTO(メトロビエント)』は、海沿いに吹く浜風のように心地よく着られるウェアを提案するブランド。サッカーとサーフカルチャーを敬愛するデザイナーが”本当に欲しいもの”だけを表現した、型にはまらないデザインは必見です。
そんなメトロビエントのコーチジャケットは、ポケット口と胸元にあしらわれたチェッカー柄が目を引く一着。背面には豪快なグラフィックがプリントされて、ポップでアヴァンギャルドな印象に。
その個性の強さに反して、ベースカラーにネイビーを採用することで合わせやすさもバッチリです。写真のように極太のデニムとVANSを合わせて、スケーターライクに纏めたいところですね。
7.BORN X RAISED
最後は、20年間ギャングに所属したSPANTOとグラフィティーライターの2TONEによる、今アツいストリートブランド『BORN X RAISED(ボーン アンド レイズド)』。2013年のスタート以来その人気と話題性は高まり続け、近年では世界的なラッパーのケンドリック・ラマーやトラヴィス・スコットも着用しました。
そんな同ブランドが手がける「FOX COACHES JACKET」の魅力は、何と言っても色合い。フェミニンすぎず、かといって古臭さのないラベンダーカラーが、他にはない存在感を示しています。
さらに背面とフロントのブランド名が、あえてプリントでなく刺繍であしらっている点もミソ。スポーティな中にラグジュアリーな要素も宿る、ワンランク上なコーチジャケットです。
ショップスタッフのおすすめを集めよう!
いかがでしたか?ヒップホップ好きも、そうでない人も、その使い勝手の良さを知ったらきっと病みつきになるコーチジャケット。まだ持っていない、という方はぜひ挑戦してみてください!
FACYのアプリでは、大手有名セレクトショップや個性的なセレクトショップなど、街に点在する様々なお店やアイテムがチェックできます! また、気になるアイテムは店頭受取または通販で購入可能(送料無料)。 あなたにぴったりなお店・アイテム探しの相棒として、ぜひFACYをダウンロードしてみてくださいね。