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パーカーをお探しなら、間違いなく「Still by hand」のこれでしょう
「いいパーカー」ってなかなか見つからない
「ずっと使えるもの」を探すのはなかなか難しい。パーカーにおいては特にそう。
個人的な話になってしまい恐縮ですが、自分は基本的に「ケチな」性分でありまして、永く使えるものは買い換える手間も省けていいかな、なんて考えていたりしています。
その点パーカーは、いくらタイムレスで使えると謳っていても、シルエットがタイトすぎたりルーズすぎたりと様々。長い時間に耐えた古着で探してみても、縮みが発生していたり、生地がヘタっていたりとバラエティーに富んでいます。
だから今年は「もういいよ。安いパーカーを買い換えればいい」なんて思っていたわけですが、ショップスタッフのオススメを眺めていて、ふと目に留まったのがこちら。
『Still by hand』のジップアップパーカーです。シンプルな佇まいで、どこか気品を感じさせる。
どうやら生地には、「1メートル編むのに1キロ以上の糸を使用しているブランドオリジナルの度詰の裏毛スウェット」を使っているようで、一般的なものより型崩れしにくいのが特徴なのだとか。
だから本体のシルエットの良さも際立てば、パーカーの命であるフードもしっかり形が出る。あとこのフード、よく見るとちょっとした工夫が凝らされているんです。
台襟です。シャツの襟を美しく見せるための帯ですね。これによって、フードが綺麗に立ち上がるんです。こんな構築性のあるフードは見たことがない。軽やか印象のパーカーも、ここで一気に街着のアウターに変貌してきます。一言で言えば、パジャマじゃない。
さらにジップには、1930年から1940年代にかけてアメリカで実在した「WALDES」の復刻ジップを採用。またパーカーでは珍しい広めにとった見返し、後ろ部分だけリブになっている裾…と、デザイナーのダイナミックな理想が宿ります。完成度がすこぶる高い。
一見するとなんでもないパーカーのようで、その実は機能美。パーカー選びもこれで終わりかな…。