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服好きに学ぶ、スウェットシャツの着こなしと定番〜流行ブランド10選
スウェットシャツの着こなし、おすすめブランド
秋口に買い足したくなるアイテムの筆頭といえば、スウェットやパーカーですよね。特にスウェットシャツは使い回しが良いため、メンズ・レディースを問わずに大人気です。
そこで今回は、ショップスタッフによるおしゃれな着こなし、おすすめのブランド、さらにはいま買うべきアイテムをご紹介。
よく話題になるスウェットシャツとトレーナーの違いにも、スウェットシャツの概要を含めてお答えします。それでは、早速見ていきましょう!
そもそもスウェットシャツって、なんだっけ?
あらためて、スウェットシャツとは何かを確認してみましょう。一般的には、スウェット素材でできた上着と定義します。英語ではSweat Shirt。つまり、汗をかかせ、かつ、よく吸収する肌着という意味ですね。
主な素材は、裏起毛させた厚手の綿のメリヤス(ニット)地。その特徴から、スポーツシーンで着る練習着、ウォームアップ着として使われてきました。トレーナーとの違いが良く問われますが、結論から言うと同じものを指します。
Trainer=訓練する人、つまりスポーツの競技者が着る服です。
ちなみに、80~90年代に流行したファッションスタイル、アメカジではおしゃれな王道アイテムとして人気を博しました。
いま選ぶならどんなスウェット?
ここ数年ブームとなっているのが、80~90’sのファッションスタイル。カルチャーにも広く浸透しているそのスタイルは、ダサかっこいいが基本。
そこでおすすめするのも、ダサかっこよく着られるスウェットシャツ。キーワードになるのがリラックス感。当時を彷彿(ほうふつ)させるオーバーサイズを選べば、ナードなコーデとも相性抜群です。あえてのサイズ感と着こなしで、今風を狙いましょう。
スポーツがルーツのスウェットシャツは、人気のスポーツカジュアルコーデとも相性◎。90’sのダサさ全開で話題のDA PUMPの「U.S.A.」のPVも参考に、ダサかっこいいスポーツMIXを模索してみてはいかがでしょう?
スウェットシャツの着こなしはどうする?
ダサかっこよくと言っても、やはりその着こなし方には悩んでしまいますよね。ここでは、FACYで活躍するセレクトショップのメンズスタッフの着こなしを、解説付きで3コーデご紹介。
秋冬に向けてどんな色を選ぶべき? など、ぜひチェックを。
ジャケットと革小物で大人感
最初のおすすめコーデは、スウェットシャツにジャケットを重ね着した、メンズならではの大人スタイル。ジャケットが持つドレッシーさでスポーツ色を中和させました。とはいえ、合わせるジャケットも肩が落ちたオーバーサイズ。今風のリラックス感は忘れていません。
全体をアースカラーやナチュラルカラーといった優しい色合いで統一した、秋冬に映える着こなしにも注目です。スウェットのインに白シャツを持ってきても面白そうですね。
最後のポイントは小物の合わせ方。革小物のハードな質感で、ぼんやりしがちなサイズ感とカラーを引き締め。今すぐ取り入れたい、小物使いが冴える大人コーデです。
キャップと色使いで大人ストリートを楽しむ
次のおすすめコーデは、上下オーバーサイズのリラックス感ある、大人のメンズストリート。
服のボリュームによる演出に加え、色によるリラックス感も見どころです。淡いターコイズブルーのスウェットシャツには、ブラックとのビコロール(2色)を選択。コントラストをくっきりさせ、きれいな色を最大限に活かしています。
小物はキャップをプラスし、ストリート色を強めに。足元はカンフーシューズのようなアイテムでこなれ感をプラスした、おしゃれ上級者の着こなしです。
都会的スポーツカジュアル
最後のおすすめコーデは、スポーツアイテムでまとめた、人気のメンズスポーツカジュアル。オーバーサイズのトップスとタイトなボトムスで生まれる、逆三角形のシルエットで軽快に。
明度の低いネイビーのスウェットシャツには、同じブルー系でも、彩度と明度の高いブルーのスニーカーを合わせました。統一感やなじみ感を出しつつ、リズミカルで軽やかな印象もプラスしています。
その他のアイテムをモノトーンにすることで全体にまとまりを持たせています。キャップとソックスをホワイトにして、抜け感を出しているのもポイントです。
まずは知っておきたい、おしゃれメンズに評判の3ブランド
以下にお届けするのは、セレクトショップのスタッフが「これぞ」とおすすめする、要注目のスウェットシャツたち。3ブランドの出自はそれぞれ異なりますが、おしゃれなうえに着こなしやすいデザインは共通です。
アルテマスウェット〈FilMelange〉
2007年にスタートしたカットソーブランド〈FilMelange〉。
綿の選定から縫製まで一貫して自社開発する究極的なカットソーとして、こだわるメンズに人気のブランドです。
FilMelange
ANDY
¥12,852(税込)
こちらのスウェットシャツは、空紡糸という空気の力を利用して紡いだ素材を使用。
ふんわりと、それでいてドライな肌触りが魅力です。
ヴィンテージのような独特の風合いも持ち合わせているので、秋はこれ一枚でコーデの主役を張れます。冬はレトロなコートの下に着込んで、ナードなコーデを楽しむのもおすすめですよ。
上質を極めし〈AURALEE〉
東京は青山にショップを構える〈AURALEE〉。
世界中より厳選した素材を用いた、高い品質と価値あるモダンなデザインが人気です。
AURALEE
EDIFICE別注 スーパーソフトヘビースウェット
¥23,760(税込)
メンズに人気のこちらのスウェットシャツ。
程よい厚みとやわかな手触りを両立した、たいへん着心地のよいアイテムに仕上がっています。
トレンドのビッグシルエットもコーデの幅が広がりますね。
EDIFICE が別注を掛けたグリーンとパープルのカラー展開も秋冬にピッタリ。特にパープルは春夏から続くトレンドカラー。グレーを始めとするモノトーンと組み合わせるだけで簡単におしゃれなスタイルに仕上がるため、たいへんおすすめです。
和歌山×NYが生み出す〈LOOPWHEELER×FREEMANS SPORTING CLUB〉
ニューヨークのレストランから始まった経歴を持つ〈FREEMANS SPORTING CLUB〉。
2005年よりメンズクロージングを開始し、アメリカの紳士に相応しい魅力的なアイテムを打ち出してきました。
LOOPWHEELER×FSC
CN SWEAT
¥16,200(税込)
こちらは、和歌山の〈LOOPWHEELER〉とのコラボで生まれた、メイド・イン・ジャパンのスウェットシャツ。貴重な200台の吊り編み機によって編まれる、ふっくらとした温もりのある、それでいて耐久性の高い一着です。
50~60’sを彷彿とさせるクラシックなデザインは、きれいめコーデにも難なく合わせられるので、大人なメンズにおすすめです。
まだまだ、7ブランド一挙ご紹介
ショップスタッフがおすすめするスウェットシャツはまだまだあります。トレンドのオーバーサイズ、秋の着こなしに使える色、ジャケットやコートの重ね着に使えるものまで。
もちろん、大人ストリートからスポーツカジュアル、きれいめコーデ、果ては再燃中のアメカジにも対応と、なんでもござれ。それでは、使えるスウェットシャツ7選、どうぞ。
まだオススメしたい、〈AURALEE〉
まだあります。先ほどもご紹介した、人気のドメスティックブランド〈AURALEE〉の別モデル。
AURALEE
スーパーハイゲージスウェットタートルネック
¥19,440(税込)
こちらのスウェットシャツは、スーパーハイゲージと謳う、密な編み込みとタートルネックが特徴的。極細の糸を特別な編み込み機で仕立てたニットは、薄くやわらか。上品な光沢感もあるので、ジャケットやスーツのインナーにもおすすめです。
タートルネックの首元のボリューム感は、クラシックなコートやカジュアルなブルゾンとの重ね着にも相性抜群。
ブラウンやカーキといった秋らしいカラーも、これからの季節に役立ちますね。きれいめアイテムと合わせて、大人なメンズコーデにいかがでしょう。
ナードマスター〈THE NERDYS〉
NERKLE氏が2013年に立ち上げた〈THE NERDYS〉。NERD=ださい、という衝撃的な名のブランドが作ったスウェットシャツは、やっぱりNERD。
THE NERDYS
ハードコットンニットスウェット モックネック
¥31,320(税込)
このレザーのエルボーパッチなんかもう、ダッドじゃなくてグランパです。が、これでこそダサかっこいいコーデが完成するというもの。
度詰め編み×洗いによるスーパー度詰めの重厚感も◎。モック(=偽)ネックは高さが抑えられており、これまでタートルが似合わないと敬遠していたメンズにもおすすめです。これ一枚でコーデの幅が広がりますよ。
カラーセンス光る〈ATON×EDIFICE〉
久崎康晴氏が2016年秋冬より手がけている〈ATON〉。トレンドを織り交ぜたユニセックスなアイテムは、「大人のためのベーシックアイテム」がコンセプト。
ATON×EDIFICE
GARMENT DYE URAKE
¥25,920(税込)
おすすめするこちらのスウェットシャツは、身幅にも袖にもゆとりをもたせた、リラックス感あるオーバーサイズのシルエット。EDIFICE 別注の見所は、パープルとターコイズブルーのカラー展開です。
まずは、モノトーンとのビコロールでコーデをどうぞ。おしゃれ上級者なメンズは、ぜひトーン・イン・トーンに挑戦を!
和歌山県で高密度に編み上げられた生地は、耐久性が高く、乾燥機にかけても縮みません。
裏毛は、たっぷり空気を含んだ3層構造で暖かさも確保。
秋冬に重宝しそうですね。
Made in USA×トレンド=〈CAMBER×EDIFICE〉
1948年、ペンシルバニアにて生地の工場としてスタートした〈CAMBER〉。
メンズなら心をくすぐられるMade in USAがアトラクティブ。
CAMBER×EDIFICE
234 CrossKnit CREWNECK EM
¥12,960(税込)
〈CAMBER〉社独自の製法を採用したスウェットシャツは、身頃部分を横編みに、袖部分を縦編みにすることで収縮率を適正化させています。
コットン&ポリエステルの混紡で、吸水性や堅牢性がアップしているのもうれしいですね。
おすすめポイントは、インスタ映えが期待できるフロントのロゴ刺繍。ロゴブームに合わせてくるEDIFICEの手腕が光ります。人気色のグレーのほか、ホワイト、ブラック、グリーンもあり。特に重ね着コーデには、差し色に使えるグリーンがイチオシです。
スウェット界の王〈Champion〉
スウェットシャツの永遠の定番品といえば、やはり〈Champion〉。ブランドの設立は1919年。ニューヨークのロチェスターでニット製品の卸販売を始めたのが始まりです。
Champion
Reverse Weave Crew Neck Sweat
¥12,960(税込)
こちらは大変に稀少なデッドストック品。スクリプトロゴ刺繍にMade in USAの刺繍タグと、90’sの雰囲気全開。マニアが泣いて喜ぶモデルです。もちろん、流行の80~90’sのファッションスタイルとも相性バツグン。
スポーツカジュアルにも、きれいめな大人メンズコーデにも、さらには、ボタンダウンシャツなどと合わせてアイビースタイルにもOK。
「キング・オブ・スウェットシャツ」の名に恥じない名品、おすすめです。
進化するアメカジ〈REMI RELIEF〉
2008年にスタートしたブランド〈REMI RELIEF〉。古き良き時代のアメリカ像をベースに、Remix×Reliefして生み出される新しいアメカジスタイルが特徴です。
REMI RELIEF
ナイロン切替 スウェット クルーネック (無地)
¥20,304(税込)
こちらのスウェットシャツは、袖の大胆な切り替えが目を引く一着。
ボディにはコットンのニットを、袖には光沢感のあるナイロンを使用。
異素材による質感の違いを楽しむことができます。
インパクトのあるアイテムなので、インナーで変化をつける重ね着コーデがおすすめ。パンツもタイトにしてトップスのルーズ感を活かしてみましょう。MA-1的な雰囲気も感じられる、秋に似合うカーキカラー。ミリタリー好きなメンズの方、いかがですか。
ストリートで成熟する〈TRAINERBOYS〉
コンベンショナルなスポーツウェアに敬意を表しつつ、ストリートを舞台にしたトレーニングウエアを発表している九州発〈TRAINERBOYS〉。
TRAINERBOYS
ALL ROUND TRAINER
¥21,600(税込)
こちらは、2枚のスウェットシャツを前後で繋ぎ合わせたかのような奇抜な一着。素材や風合い、着丈、袖丈、色が前後でそれぞれに異なります。
さらには、前後ろの設定がなく、両面のどちらでも着られる斬新な仕様。トレンドを意識した、たっぷりとしたサイズ感も魅力です。
トレーニングウエアが得意なブランドなので、スポーツカジュアル系のコーデがおすすめ。
ジャージやスニーカーで軽快に仕上げてみましょう。メンズだけでなく、レディーズにも対応したサイズ展開もうれしいですね。
あなたの近くでイイモノを発見しよう!
スウェットシャツの概要から、セレクトショップのスタッフのコーデ、おすすめのアイテムと順に見てきましたが、秋冬に着たい一着は見つかりましたか? ぜひこの機会に購入して、ダサかっこいいメンズスタイルを完成させてくださいね。
近くのお店でサコッシュを取り扱っているところを知りたいという方は、FACYのアプリを使うのがおすすめ。FACYで店頭受け取りを選んで購入すると1,000円OFFで購入できる(1カートにつき5,000円以上が対象)ので、ぜひダウンロードしてみてくださいね!