老舗から新定番まで、ニットのオススメあります
Tシャツにデニムにスニーカーに。トレンドに左右されにくい定番こそこだわるべきアイテム。秋冬におけるそのポジションは、やはりニットですよね。
安価なブランドで色々なデザインに挑戦するのもいいけど、
しっかりした造りで、長く付き合えるニットも一着は持っておきたいところです。
今回は、ニットを買うなら外せないブランドをご紹介。揃ったのは、
老舗のニット専業ブランドから、
新定番とも言える新進気鋭ブランドまで、セレクトショップの一押しのみ。きっとドンピシャな一着が見つかりますよ。もちろんプレミアムショップの商品を問合せ、取置き、即日配送できるFACYは、
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2022年のトレンドであるクリーンでリラックスしたニットについてはこちらもチェックを。
2022年冬のおすすめニットを一挙ご紹介!インバーアランxオーラリーxマルジェラxイノウエブラザーズxベター
https://facy.jp/article/men/news/2022-winter-knit-inverallan-auralee-inouebrothers-maisonmargiela-better/
そもそも、“質のいい”ニットって何?
ニットブランドを知る前に、一般的に“良い”とされるニットの要件をご説明。

ニットに使われる素材は、一般的に
天然繊維と
化学繊維の二つに分類できます。アクリルやナイロンをはじめとする化学繊維のニットは価格がお手頃なのが特徴。虫食いが起きないのは天然繊維にない長所ですが、静電気が起こりやすく、毛玉ができやすい、耐久性も低いなどの欠点も。1シーズンだけ着るのであれば問題はないですが、長く着続けるには不向きな素材です。
つまり、選ぶべきニットは、
動物や植物から採れた天然繊維を使ったもの。今回は、そんな天然繊維の中から、代表的な3つの素材をご紹介します。
1.ウール
主にメリノ種の羊毛のことを指す、ウール。独特の縮れ(クリンプ)があるのが特徴で、それが空気を含むことで高い保温性を発揮してくれます。吸湿性の高さを備えつつも、
水を弾くなど、動物由来ならではの快適さも。
そんなウールですが、幅広い国と価格帯で馴染まれている素材だけに、質はものによってピンキリ。もし本当にいいウールニットを着るなら、繊維が細く、
最も高級とされるウール素材「メリノウール」が使われているものを選びましょう。中でも、超極細の「エクストラファインメリノ」は圧倒的なクオリティを誇る、最高級素材として知られています。
2.コットン
綿花の繊維を用いたコットンは、抜群の肌触りが魅力。チクチクしにくいので、
敏感肌の方が着用するのにぴったりな素材です。保温力は動物性の繊維よりも低いですが、これは同時に秋や春でも快適に着用できるということ。真冬もしっかりと着込めば物足りなさを感じないため、着こなし次第では3シーズン活躍してくれます。
コットンは繊維が長い品種ほど上質とされていますが、中国のウイグル自治区で採れる「新疆綿」、アメリカのアリゾナ州を中心に採れる「スーピマ綿」、エジプトのギザ地方で採れる「ギザ綿」は世界三大コットンと呼ばれる、最上級の品質。いいコットンニットを探すなら、高頻度で遭遇するワードなので、ぜひお見知り置きを。
3.カシミヤ
カシミアヤギから取れる柔らかな毛で、言わずと知れた最高級素材。一頭あたり150グラム程度しか採れない希少さから、
「繊維の宝石」と称されることも。
上品な光沢感と、保温性の高さ、なめらかでとろけるような肌触りはまさに極上の一言です。
ニットを買うならココ!
押さえておきたい高品質ブランド3選
安定感のある老舗や、質の良さがウリのニット専業ブランドをご紹介。
迷ったらここのニットを選んでおけば、まず失敗しません。
1.JOHN TULLOCH

ニットの名産、スコットランドで1900年に創業した老舗ニットウェアブランド〈JOHN TULLOCH〉。アザミのトゲで繊維を引っかけ、起毛加工を施した伝統的なニット「シェットランドニット」を得意としています。
生産は全てスコットランドの自社工場で行われ、クオリティの高さはもちろん折り紙つき。価格も1万円台から2万円程度の
リーズナブルなものが多く、高品質なニットの入門編としてもおすすめです。
JOHN TULLOCH
MOHAIR CREWNECK SWEATER
¥19,980(税込)
三軒茶屋の名店『SEPTIS』とのコラボによる一着は、アンゴラヤギから取れた毛(モヘア)を用いた、柔らかく上品な仕上がり。毛足の長い生地はインパクトがあり、着こなしのアクセントに。
ゆったりしつつも着丈でバランスをとった絶妙なシルエットも着回しやすさ抜群です。
2.Shetland Woollen Co.

〈Shetland Woollen Co.〉は、スコットランドのシェットランド諸島で1970年代に創業したセーター専門店。実店舗がなくなった今でも変わらぬクオリティで、オーセンティックなシェットランドニットを作り続けています。
先述のジョン タロックと併せて覚えておきたい、
シェットランドニットの代表的ブランド。
Shetland Woolen Co.
Shaggy dog knit
¥20,520(税込)
Shaggy dog knit は、その定番の一着。ベーシックな色使いやディテールが飽きのこない使い勝手を実現しています。
モヘアとはまた違う、ふんわりとした独特な質感がコーディネートに暖かみをプラス。4回製品洗いをかけているので、縮むことがないのも嬉しいポイントです。
3.VINCENT ET MIREILLE

質実剛健なウェアを手に入れるなら、ワークブランドを攻めるのもおすすめ。中でも、程よく上品で
“やり過ぎない”一着を手に入れるなら、〈VINCENT ET MIREILLE〉のものを。
1950年代初頭にフランスのブルゴーニュ地方で創業されたブランドで、農業関係者から労働者を始めとしたワークウェアを中心に展開しています。ヘビーデューティーながらも、アメリカ物のようないかつさは控えめで、普段着として馴染みやすいのが特徴。
VINCENT ET MIREILLE
MOSS STITCH CREW
¥13,500(税込)
そんな同ブランドが手がけたニットは、ウールを肉厚な鹿の子編みで編み上げたタフな一着。気になるチクチク感もなく、柔らかな肌触りです。
ヌーディーな色合いは上品な印象で、ネイビー、カーキ、ブラックなどの定番カラーとも相性は抜群。そんな取り入れやすさに加え、コスパも申し分なし。お手軽だけどガンガン着倒せる、理想的な仕上がりです。
ショップ店員のおすすめ気鋭ニットブランド7選
ここからは、ショップスタッフが太鼓判を押した、
新定番のニットブランドをご紹介。歴史は浅くとも、クオリティやデザインは老舗のそれに引けを取らない有力候補ばかりなので、お見逃しなく!
1.BATONER
BATONER
FORM – UP PLAIN CREWNECK
¥25,920(税込)
〈BATONER〉は、山形の主要産業であるニット産業を長く支えてきた「奥山メリヤス」によるニットブランド。こちらのニットは、ウール素材ながらも、
カシミアや上質なコットンと錯覚するほどなめらかな肌触りが特徴です。
ドロップショルダー気味のシルエットや絶妙なニュアンスカラーは一枚で着てもまとまるバランス。デザインと着心地、どちらも捨てがたい方はぜひご検討を。
2.THE NERDYS
THE NERDYS
エルボーパッチ ハードコットンニット
¥30,240(税込)
〈THE NERDYS〉からは、限界まで目を詰めて編み込んだ、タフなコットンニットをご紹介。おもて面には光沢を出すシルケット加工を施し、裏面には肌触りのいいプレーティング編みのニットを採用しています。
シックなネイビーのボディーにマスタードのエルボーパッチを合わせた、遊び心あるデザインも◎
さりげないディテールで差をつけたい方に。
3.blurhms
blurhms
Wide-Wale Rib Turtle-Neck
¥20,520(税込)
人気のタートルネックを狙うならこちらがおすすめ。肩肘張らないデザインを、日本の職人技術を用いて実現する〈blurhms〉の一着です。
太番手の糸を高密度で編み上げ、さらに洗いをかけて縮ませることで、
超ヘビーウェイトな仕上がりに。ネック部分も大ぶりで、しっかりとした厚みなので、レイヤードした際のアクセントになってくれます。
4.LIVINGCONCEPT
LIVINGCONCEPT
LOW GAUGE CREW NECK KNIT
¥20,520(税込)
色味が少なくなりがちな冬に嬉しい、鮮やかな赤のニットは〈LIVINGCONCEPT〉から。編み目はしっかりと詰まり、身幅やアームホールにも
窮屈さのないゆとりがあるなど、造りの良さも秀逸。
女性もゆったりと可愛らしいサイズ感で着用できるので、プレゼントにももってこいです。
5.EDIFICE
EDIFICE
カシミヤ ポケットクルーネックニット
¥20,520(税込)
「繊維の宝石」たるカシミヤのニットに初めて挑戦してみたい、という方にはこちら。上質なカシミヤ素材を度詰めの天竺編みで編み上げた〈EDIFICE〉のニットがおすすめ。
ベーシックな佇まいながらも、胸ポケットがついた
ロンTライクな表情が新鮮な印象です。リーズナブルな価格に加え、カラバリも6色と豊富で、悩みがちな一枚目に最適です。
6.RYU
RYU
Washable Wool Knit
¥16,200(税込)
先述の世界三大コットン・メリノウールを100パーセント使用した〈RYU〉のニットです。ラウンドネックに過不足のないシルエットと、
極限まで省かれたデザインが生地の高級感を引き立てています。
家庭での洗濯も可能で、毛玉ができにくい「抗ピリング加工」が施しているなど、イージーケアな側面にもご注目。シンプルだけど確実に“いいもの”と見て取れるような、大人な一着をお探しの方に。
7.Wislom
Wislom
Marcelo Chaud
¥17,280(税込)
最後は、ニットではないながらも併せてチェックしておきたい〈Wislom〉の Marcelo Chaud。ウールとナイロンを掛け合わせた特殊な糸「MVS糸」を、特殊な紡績機で仕立て上げた、メッシュのような生地が特徴です。
シックな黒一色の色使いにも関わらず、そんな生地のおかげでスポーティな出で立ちに。
ニットともスウェットとも違う、第三の選択肢としてぜひお試してください。
長持ちさせるために知っておきたい、ケア方法
いくら上質なニットを手に入れても、正しいケア無しでは長持ちさせられません。というわけで、最後に、長く付き合っていくためには欠かせない3ポイントの手入れ方法をご紹介します。
1.収納時は掛けずに、畳む
シワを伸ばすためのハンガーも大事ですが、あまり長く掛けすぎるとニットの重みで肩に不自然な跡がついてしまうことも。
収納する時は丁寧に畳んで、平置きしましょう。畳んで置く前は、できれば専用のブラシを使って埃を落としてくださいね。
2.毛玉とりはこまめに
ニットの天敵といえば、やはり毛玉。放置すると清潔感を損ねかねないので、気になったらすぐ対処しましょう。
やり方は、毛玉取り機を使ったり、ハサミで丁寧に切り取るのが王道ですが、生地自体を痛めてしまったり、時間がかかりすぎてしまう欠点も。そんな時は、ホテルに置いてあるような一枚刃の髭剃りで、気になる部分をカットする方法がおすすめ。
3.洗濯表示を参照しながら、正しい方法で洗う
ニットを洗う際には、必ずタグについている表示を見ましょう。「洗濯不可」と表記のあるもの以外は、基本的には洗濯機で、中性洗剤を使えばOKです。
もし不安な場合は、桶などにぬるま湯を張って、中性洗剤で押し洗い。「洗濯不可」と書いてあるものは、潔くクリーニング屋へ。

何着でも持って損のないニット。一着は、上質でどんなコーデにも馴染む“間違いないニット”を持っておくと、秋冬のコーデもグンと楽になりますよ。産地や素材、編み方の良し悪しを知って、ぜひベストな一着を手に入れてみてください。
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