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予算は5万円。ショップ店員が教えるおしゃれな腕時計ブランド10選
ショップ店員が教えるおしゃれな腕時計ブランド
そろそろ腕時計にもこだわりたいけど、「いい腕時計」といえば思いつくのは超高級な大御所ばかり。
「5万円くらいで気張りすぎず買えて、デザインもおしゃれなブランドってある?」
そんな方のために、今回はFACYでショップスタッフが提案した腕時計の中から、5万円以下で手に入るものをピックアップしてみました。男性だけでなく、プレゼントをお探し中の女性も要チェックですよ。
5万円以下で買うおしゃれな腕時計のススメ
まずは、おさえておくべき選び方のポイントをご紹介。「安くていい腕時計ってなんだろう?」と、いまいちピンとこない方はぜひご参考あれ。
ブランド志向ではなくデザイン志向で
造りや性能が優れていることと、それがファッションとして落とし込めるかどうかは別問題。そのため、「腕時計は機械式の国産ブランドが一番いい!」というブランド史上主義はNGです。ブランドネームではなく、自分のコーディネートに合ったデザインを重視してみましょう。
デザインは“控えめ”がトレンド
ナローなものからゴツゴツしたもの、デジタルからアナログまで、好みは千差万別ですから、時計に詳しいショップ店員さんと一緒に、ピンとくる一着が見つかるまで吟味しましょう。
参考までに、最近のトレンドはというと、ベルトも太すぎず、文字盤もゴツすぎない、シンプルなデザイン。もし迷ったら、そちらを選んでおけば失敗することはありませんよ。
機能性はほどほどに
技術が詰まった腕時計は男のロマン。やはりカレンダー機能やクロノグラフ、24時間表示といった機能性に目がいきがちですが、文字盤の情報量が多い時計はゴテゴテした印象を与えてしまうことも。コーディネートの中で浮かせないためにも、多機能すぎる腕時計も避けた方が無難です。
5万以下で買える、おしゃれな腕時計ブランド10選
ここからは、セレクトショップがおすすめした腕時計をご紹介。時計に強い洒落者がいる名店から、安心と信頼の10本をピックアップしていきます。
1.FREEMANS SPORTING CLUB × SEIKO
まずは、1881年に創業した〈SEIKO〉。世界で初めてクオーツ式の腕時計を手がけた、日本が誇る老舗腕時計ブランドです。特に「国産最高級の時計を作る」というコンセプトの元で1960年に発売された「グランドセイコー」は、今なお高級時計の代名詞として君臨し続けています。
FREEMANS SPORTING CLUB-FSC×SEIKO
SEIKO 2018AW MODEL
¥48,600(税込)
ニューヨーク式の現代的なトラディショナルスタイルを提案する「FREEMANS SPORTING CLUB」が目をつけたのは、アウトドア向けラインの「SEIKO PROSPEX」。今シーズンはベイクルーズグループとの別注も行われるなど、セレクトショップの間での注目度はぶっちぎりです。
LOWERCASEの梶原氏も迎えてデザインされたこちらは、ダイビング用モデル「Diver Scuba」をベースにした一品。独自の耐久構造を残しつつ、ボーイズサイズへとリサイズされています。
モノトーンの文字盤や蓄光仕様のインデックスが、単なるスポーツウォッチに止まらない洗練された印象を醸します。サイズ感も大きすぎないため、コーディネートとの兼ね合いもばっちり。定番だけど人と被らない、スペシャルな仕上がりです。人気商品ゆえ、気になった方はお早めに。
「今回のコラボレーションは前回よりもミニマムな仕様になっており、ファッションの流行もビッグシルエットからミニマムに変わりつつある中で現代の流行にも取り入れやすいものになっております!」
2.MWC
スイス生まれの〈MWC〉は、軍用時計や警察部隊、鉱山会社などに支給している時計ブランド。1974年にスタートし、現在はミリタリーウォッチの代表格ともいえる地位を確立しています。自衛隊にも愛用されるそのデザインは“ミリタリーライク”とはまた違う、本物ならではの気迫が漂います。
MWC
MIL-1966
¥9,720(税込)
こちらはその人気モデル、「MIL-1966」。’60~’70年代に米軍が使用していた使い捨てウォッチ「ベトナムウォッチ」をベースに、現代的な素材と機能性を加味しています。
文字盤も’70年代のデザインを踏襲していますが、ベースになっているのはアメリカ軍ではなくイギリス軍のもの。そのため、24時間表記がないミニマルでおしゃれな顔立ちなんです。
スチール合金製のケースも風格があり、男心にどストライク。それでいて、アンダー1万円というこのお手頃価格。これは買いです。
「ドーム型の風防など、外装デザインやサイズ感は、ベトナムウォッチそのまま。 小ぶりで扱いやすいく、女性にもおすすめです」
3.G-SHOCK
カジュアルな腕時計といえば、忘れてはいけないカシオの〈G-SHOCK〉。名前の「G」は重力(Gravity)から。落としても故障しないことをコンセプトに作られており、実際にその耐久力はトラックに轢かれても機能を失わないほど。
G-SHOCK
DW-5600BBN-1JF
¥12,960(税込)
タフさをストレートに反映したようなデザインもファッションアアイテムとして人気が高く、カニエ・ウェストやファレル・ウィリアムスなど、有名ラッパーからの支持はとりわけ絶大です。ヒップホップがトレンドの最先端を走る今、まさに見逃せないブランドといえますね。
セレクトショップ「EDIFICE」が別注した腕時計は、ブラックのワントーンとミルスペックのナイロンバンドが特徴の、渋さ際立つ一品。G-SHOCKらしい力強さが漂いつつも、シックな色使いのおかげで汎用性はばっちりです。
今まで「ゴツすぎてちょっと…」という方でも挑戦しやすい仕上がりです。
「シックなブラックトーンが映える逸品。 幅広いシーンに使用して頂けるアイテムです」
4.VAGUEWATCH CO.
元アンティークディーラーの吉田真幸氏が設立した〈VAGUEWATCH CO.〉。「ファッションとしてのアンティークウォッチを。」をコンセプトに、アンティークウォッチのレプリカを数多く手がけているブランドです。お値段はリーズナブルながらも、デザインは本物に忠実で、造りも上質。ただのコピー品とは一線を画す、元ネタへの敬意を感じるものづくりをしています。
VAGUEWATCH CO.
gry fad
¥46,440(税込)
こちらは、ロレックスの中でも特に高い人気を誇る防水モデル「サブマリーナ」の「5513」がベースになった一品。ドーム型の風防や横穴式ステンレスベルトなどの特徴的なディテールや、100m防水などの優れた機能性も再現しています。
さらにベゼル(枠)に経年加工を施すことで、アンティーク顔負けのルックスに。オンオフ問わず、手元からコーディネートを格上げしてくれます。
ムーブメントにクオーツではなく自動巻きが採用されているところも、時計好きならグッとくるはず。捨てきれない高級ブランドへの欲求も満たしてくれる逸品です。
「ビジネスシーンでもプライベートシーンでもONOFFいずれのシーンも、又どんなジャンルの御洋服でもコーディネートして頂けるデザインです」
5.INSTRMNT
2014年にグラスゴーでスタートした時計ブランド〈INSTRMNT〉は、ファッション業界のバイヤーの間では既に多大な注目を集めている新進気鋭。
INSTRMNT
-01-B
¥37,800(税込)
極限まで装飾を省いた控えめなデザインもさることながら、最大の特徴は、購入後に本体とベルトを組み立てる、ブランド独自のシステム。専用工具を使用して腕時計の形に仕上げる、その僅かな一手間は、着用前から愛着を深めてくれること間違いなしです。
こちらのモデルは、輪郭の鈍い光沢に色気を感じる逸品。ベルトに採用されているのはどっしりとしたドイツレザーで、これまた大人らしい品の良さが漂います。
ムーブメントにはスイス製のクオーツ式のものを用いるなど、モノとしての良さも申し分なし。先述した組み立ての一手間も相まって、気の利いたプレゼントとしても活躍してくれます。
「本体、ベルトともに質感がどっしりしていて、ビジネスシーンでも浮きません」
6.nejicommu
2001年にスタートした〈nejicommu〉は東京とパリを拠点としたブランド。腕時計やジュエリー小物など、ハンドクラフトのレザーアイテムを展開しています。
nejicommu
COMBINE DOUBLE
¥30,780(税込)
細身のベルトを2重に巻きつけて着用する腕時計。どこかブレスレットのようでもあり、アクセサリー目当ての方にもお勧めできるおしゃれなデザインです。
文字盤はやや小ぶりなサイズながら、厚みのあるカウレザーの素材感が相まって、着用した際のインパクトはばっちり。個性的だけど、やりすぎない絶妙なアクセントになってくれます。
シンプルなコーディネートのちょっとした“遊び”としていかがでしょう?
「アクセサリー感覚でお使い頂けるシンプルなデザインが◎。
レザーの経年変化もお楽しみ頂ける1本です」
7.STOCK
〈STOCK〉は2012年にオーストラリアでスタートしたウォッチブランド。ミニマルな時計は世の中に数多くあれど、ここの洗練されたミニマルデザインは他とは一線を画します。主張は必要最小限に留めておきながらも、さりげない色使いや素材で印象を残すセンスはまさに一級品。“分かってる”大人にこそぜひ身につけてもらいたいところ。
STOCK
S001B
¥31,320(税込)
そんなストックが手がけるのが、こちら。しなやかなレザー素材をベルトに用いた、高級感のある腕時計です。
そして注目すべきは文字盤。インデックス(数字)やブランドロゴすら省いたアノニマスなデザインや、程よい厚みなど、「おしゃれ」というキーワードに敏感な人のツボがしっかり押さえられています。
上の写真では分かりにくいですが、秒針に採用されたくすんだゴールドの色味も、ブラウンのベルトと絶妙にマッチング。全体に漂う清潔感は、白シャツと合わせてもよし、あえてデニムやパーカーでコントラストをつけてもよし。
「無駄な部分がなく、非常にシンプルでスタイリッシュなデザインの腕時計です」
8.Messerschmitt
〈Messerschmitt〉は1907年にスタートしたドイツの時計メーカーARISTO社が手がけるブランド。名前の由来は第二次世界大戦で登場したドイツの戦闘機で、「メッサーシュミット」と読みます。制作は本国の職人によるオールハンドメイドで、ムーブメントは高品質の代名詞であるスイス製。
Messerschmitt
109 BLACK
¥25,704(税込)
そんなメッサーシュミットの「109 」は、無骨でシンプルなデザインが魅力。シボ感のあるレザーベルトに入った、ホワイトのステッチがアクセントになっています。
カジュアルな中にドイツらしい高級感をたたえたデザインは、普段着からスーツスタイルまで幅広いテイストにフィット。人を選ばない一品で、プレゼントにも最適です。
「ドイツ職人によるフルハンドメイドで生産されております。ミリタリーウォッチ特有の無骨さの中にも上品なフォルムとドイツの物作り独特の機能美を感じることができる腕時計です」
9.The Horse
オーストラリアはシドニー発のブランド〈The Horse〉は、2人のデザイナーが手がける、ハンドメイドのレザーグッズブランド。クラフトマンシップ溢れる良質な造りと、洗練されつつもどこかポップなデザインが特徴です。日本での正規取り扱いはまだセレクトショップ〈Need Supply Co.〉のみということで、「ここだけ」の4文字に弱い方は要チェック。
The Horse
Polished Rose Gold & Olive
¥17,064(税込)
こちらは昨年リリースされたモデル。クリアなローズゴールドとマットなオリーブ、そしてブラックをメインカラーに採用した、トリッキーでおしゃれな配色が特徴です。
そのインパクトを最大限活かすべく、文字盤のサイズはオーバーサイズに設定。いつものコーディネートに取り入れるだけで、唯一無二の存在感を演出してくれます。
カラーは他にも、オーセンティックなホワイトの文字盤×ブラックのベルト、よりポップさが増したマリンブルーの文字盤×オレンジのベルトのものなども展開されているので、もし気になった方はぜひご確認あれ。
「オリーブカラーが綺麗なこちらの時計はローズゴールドのフェイスが上品な印象なので、シンプルなコーディネートにも相性抜群です」
10.TID WATCH
〈TID Watches〉は2012年にスタートした、ストックホルム発の腕時計ブランド。インテリアデザインユニット「FORM US WITH LOVE」のヨナスとヨーンを含む4人のデザイナーが手がけています。“TID”はスウェーデン語で「時間」を意味し、コンセプトに掲げるのは「時を経ても変わらない本物の価値あるものづくり」。北欧らしい、ミニマルでタイムレスなデザインが魅力です。
TID WATCH
時計
¥32,400(税込)
こちらはその代表作。文字盤は極限まで簡素なデザインになり、その匿名性の高さに貢献しています。
柔らかなベジタブルタンニンレザーを太めのベルトとして採用することで、その上質な素材感を惜しみなくアピール。ベルトと文字盤はそれぞれ単体でも購入することが可能で、工具無しでベルトの取り外しや長さの調節ができるなど、長く使い続ける上での配慮もばっちり。
持ち主を選ばないデザインで、ペアでのおしゃれを叶える腕時計です。
「シンプルでとても使いやすいですよ!」
「腕時計は高いほどかっこいい!」、そんな考えを覆す名品ばかりでした。この機会に、ビジネス用から休日用、どちらも兼用できるものまで、ニーズに合った腕時計をぜひ手に入れてみてくださいね。
また、もし他にもおすすめのアイテムや、着こなし方が知りたくなったら、FACY上でショップスタッフに教えてもらうのがおすすめ。気に入ったら、FACY上でスタッフに在庫の確認や、サイズ感の相談など、メッセージを交わしてできるのでぜひ活用してみてください!