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大人のリュック選び。こだわるメンズに捧げる「これなら間違いない」10ブランド
荷物を沢山入れられて、両手も空けられる。そんな便利なリュックですが、大人になって購入するとなれば、ちょっと躊躇してしまったり。その理由はやはり特有の“学生っぽさ”。
とはいえ、多くのブランドからリリースされている魅力的なリュックを見逃すのも、それはそれでもったいない。
というわけで、この記事では大人にふさわしいリュック選びをレクチャー。あわせて、ショップ店員が「これを持ってたら間違いない!」と太鼓判を押すブランドもビジネス・カジュアル編に分けて紹介していきます。街で持っても恥ずかしくないリュックを手に入れたい方は、ぜひ参考に。
「スポーティ」「いま流行っている」ブランドには用心
大人のリュック選びのハウツーをご紹介。まずは気になるブランドの正しい選び方から。
おすすめなのは、ロゴの主張が強くないブランド。これは人と被りにくく、また、「今流行っている」や「スポーティ」といったブランドの持つイメージに左右されず、幅広いスタイルに取り入れられるためです。
さらに、若い人が持っていることの多いブランドも“学生っぽい”イメージを与えやすいので要注意。選ぶなら、シンプルなデザインは要件に入れておきましょう。
リュックについている“豚鼻”には気をつけて!
大人が避けるべきは、やはりラフな印象を与えやすい、スポーティなリュック。そんなとき注意したいのが、菱形で二つの穴が空いたレザーパッチ、通称“豚鼻”です。
多くのリュックに見られるこのディテールはもともと、ベルトを通し、底についているループとセットでピッケルを固定するためのもの。つまりアウトドアの場で活用された機能の一つということ。それが付くだけでアイテム自体の印象がガラリとスポーティになってしまうため、極力“豚鼻”のないリュックを選ぶようにしましょう。
ただ、豚鼻を上品なデザインに昇華しているリュックあるため、全てをNGと言えないのも事実。「これはOKな豚鼻?」と迷った時には、ぜひ店員さんに相談してみてください。
リュックの素材は高機能・高級感のあるものを
大人らしい落ち着いたコーディネートに合わせるなら、必然的に選ぶことになるのは無地でシンプルなリュック。その場合、デザインで人と差をつけるのは至難の技ですから、こだわるべきはやはり素材。マットな質感で高級感のあるものや、高機能な素材を選びましょう。
特におすすめなのは、インビスタ社が手がける「CORDURA®(コーデュラ)」や、デュポン社が手がける「Ballistick(バリスティック)」など、高機能なナイロン素材。毎日使う上で欠かせない耐久性も備えているので、一石二鳥です。
大人におすすめリュックブランド5選〜ビジネス編〜
ここからは、FACY上でプロが提案してくれた、大人が持つにふさわしいリュックブランドをピックアップ。もちろん、全て今まで紹介してきた基準を満たしたものばかりなので、ご安心あれ。
まずは、明日にでも使いたいビジネスバッグから、どうぞ。
1.BRIEFING
BRIEFING – A4 3WAY LINER ¥58,320(税込)
1998年にスタートした〈BRIEFING〉は、ミルスペックの基準を満たした質実剛健なバッグを手がけるブランドです。
アイテムは全てアメリカの工場で生産されているため海外のブランドと思われがちですが、実際に商品の企画を行っているのは日本。日本人に馴染みやすいデザインを、アメリカの高い技術力で形にする、まさに「ハーフ」なブランドなんです。
そんなブリーフィングの定番といえば、シックで男らしいデザインの「A4 LINER」。従来は手持ちと斜めがけのみでしたが、こちらはリュックとしての着用も可能になった、3WAY仕様のモデルです。
ボディにはガンケースにも用いられるバリスティックナイロンを採用。内側にはクッション付きのPCポケットが付属するなど、タフさ・機能性ともにビジネス用として申し分ない仕上がりです。名実ともに安定感のある逸品です。
2.Beruf Baggage
Beruf-Urban Explorer 20 ¥36,720(税込)
サイクリストに向けたバッグを手がける、日本発〈Beruf Baggage〉。タウンユースに留まらない高い機能性と、それを感じさせないモダンなデザインが魅力のブランドです。
こちらは、その代表作。ボディにはヨットの帆にも用いられている特殊素材「X-PAC」を使用して、高い耐久性と耐水性、そして容量20リットルで80グラムという圧倒的な軽量性を確保。
内側にはスマホやタブレットなどを収納できる着脱式のオーガナイザーや、モバイルバッテリーを収納したままスマホに接続できるポケットも付属。背面にはキャスターバッグのハンドルを固定できるループを配置しているので、遠方への出張にもぴったりです。
ほかのブランドでは味わえないスマートな機能が詰め込まれた、デキるビジネスマンに相応しいリュックです。
3.Aer
Aer – FIT PACK 2 ¥23,760(税込)
〈Aer〉は、サンフランシスコのベイエリアで2014年にスタートした気鋭ブランド。都市生活に嬉しい機能性と耐久性を備えたバッグを手がけています。
こちらは、フロントに大ぶりなジッパーが施された、ミニマルながらも目を惹くモデル。ボディには耐久性と撥水性に富んだ、1600Dのバリスティックナイロンを採用しています。ジッパーには止水仕様のものが使用しているので、突然雨が降った時でも安心。
※デニール:糸の質量をグラム単位で表したもの。数字が大きいほど強度が高いことを示す。
底面には服やシューズも収納できるポケットが付属しているのも見逃せないポイント。今年こそはジムに通いたい、という方、まずはここからチャレンジしてみてはいかがでしょう?
4.BLACK EMBER
BLACK EMBER-THE CITADEL MINIMAL PACK ¥31,320(税込)
あの「THE NORCE FACE」で経験を積んだデザイナーが指揮を採る〈BLACK EMBER〉。
最大の特徴は、別売りのポーチやストラップを着脱することで、収納量を自分好みに調整できるところ。そんな男心くすぐるカスタム性に、大人らしいシックなデザインも相まって、今国内外を問わずに注目を集めているブランドです。
こちらは、都会的な面持ちの人気モデル「CITADEL PACK」。内側にはスマートフォンやipod、PC、A4の書類など、用途に応じた様々なサイズ感のポケットを完備。
背面には熱がこもりにくい立体構造の背面パネルを、ショルダーストラップにはフィット感を高めるべく2種類のEVA素材を採用。先述したカスタム性を抜きにしても圧倒的な機能性です。
5.ALFREDO BANNISTER IN
ALFREDO BANNISTER IN – Briefcase/Back Pack. ¥20,520(税込)
1980年代に流行「DCブランド」の立役者、アバハウスが経営するブランド〈ALFREDO BANNISTER IN〉。大人に相応しい落ち着きを持ちつつも、どこかモードなテイストを感じるアイテムを手がけています。
こちらは、定番のリュック兼ブリーフケース。合成皮革とタフなナイロンを適材適所に配置し、そのツヤ感が上品な佇まいを演出しています。
内側には撥水加工を施し、濡れた傘やペットボトルなどを安心して収納することが可能に。PC用や書類用など、ポケットも豊富に搭載しています。
毎年即完売するほどの人気モデルなので、気になった方はお早めに。
大人におすすめリュックブランド5選〜カジュアル編〜
ここからは、休日スタイルにおすすめのリュックブランドをご紹介。大人でも取り入れやすい個性と、ちょっとしたアウトドアにもイケる機能性を備えた珠玉の5ブランドが揃いました。
1.F/CE.
F/CE. – SATIN TRAVEL BP ¥25,920(税込)
2010年にスタートした日本のブランド〈F/CE.〉。デザイナーが毎年一つの国に滞在し、そこで体験した空気感や歴史、アート、その他の文化など、様々なものをインスピレーション源に、実用的かつデザイン性の高いアイテムを手がけています。
そんなF/CEが定番で展開している「TRAVEL」シリーズの新作がこちら。ネクタイやドレスなどによく用いられるサテン素材をベースに、インビスタ社と共同開発した特殊素材「コーデュラサテン」をボディに採用したリュックです。
サテン生地独特のアダルトな光沢感を残しつつも、耐久性を高めた、いいとこ取りの仕上がりが特長。
フロントには大ぶりの豚鼻がついていますが、そのラフな印象は素材の高級感のおかげで緩和。33Lと大容量なので、ちょっとした旅行にも最適です。
2.ANONYM CRAFTSMAN DESIGN
ANONYM CRAFTSMAN DESIGN- ANM-12S-NC YOKO BACKPACK ¥13,824(税込)
日本の“名もなき職人”のクラフツマンシップをテーマにした〈ANONYM CRAFTSMAN DESIGN〉。パターンの制作や裁断、縫製まで、全ての工程が国内の熟練した職人によって行われる、こだわりのものづくりが魅力です。
こちらは大人のためのデイリーバッグを展開する「METRO」シリーズ。A4サイズの書類を程よく収納できるコンパクトなサイズに設計された「YOKO BACKPACK」です。
内側には仕切りポケットが、外側にはタンブラーや折り畳み傘を収納できるポケットが付属するので、ありがちな「収納が足りない」という心配も無用です。
メイン素材にはナイロンとコットンの混紡素材を用いて、軽さや撥水性、耐久性のほか、ややヴィンテージライクな質感を確保。リュックブランドには珍しい、ベージュ、グレー、ブラック、ネイビーの豊富なカラー展開も嬉しいポイントです。ユニセックスで使用できるので、プレゼントをお探しの方にもぴったりですよ。
3.Millican
Millican-SMITH THE ROLL PACK 25L ¥27,000(税込)
イングランド発の〈Millican〉は、Jorrit、Nicky夫妻が世界中を巡った経験を元に、バッグを手がけるブランド。旅で役立つ実践的な機能性と、“都会的”とは正反対の冒険心をくすぐるデザインが魅力です。
提案してくれた横浜『Euphonica』の井本さんも愛用しているというモデルが、こちらの「SMITH」。両脇に設置された大ぶりなマップポケットや、脱着可能なウェストとチェストのハーネスなど、使う機会が少なくともロマンを感じる機能が随所に見られます。
ボディには特殊加工済みのコットンと、2種類のポリエステル素材を採用して、無骨でマットな表情と耐久性を確保。オリーブの色味も相まって、アウトドアスタイルやミリタリースタイルに合わせたい仕上がりです。
ちょっぴり変化球的な一品をお探しなら、ぜひとも視野に入れておきたい逸品。
4.bagjack
bagjack For OVERRIVER Tech Line-NXL Daypack M Molle Velcro Patch ¥48,600(税込)
自転車便の配達員(メッセンジャー)のためのバッグブランドとして、1993年にドイツでスタートした〈bagjack〉。実用性を重視した、機能美溢れるバッグを手がけています。
国内外のブランドを扱う千駄ヶ谷のショールーム「OVERRIVER」とのコラボで生まれたのがこちら。コーデュラナイロンを採用したミニマルなデザインのリュックです。
ショルダーベルトのバックルは取り外しできるため、降ろす際もストレスフリー。サイドにもジッパーをあしらうことで、背負ったまま荷物を出し入れすることも可能です。
ほかにも、フロントのベルクロに別売りのポーチを着脱できたり、ジッパーが止水仕様だったりと機能は盛りだくさん。やや値は張りますが、それ以上の価値を感じられる名作です。
5.BRAASI INDUSTRY
BRAASI INDUSTRY-WEBBING BACKPACK (BLACK) ¥28,080(税込)
建築家としても活動する2人のデザイナーが手がける、チェコ発のバッグブランド〈BRAASI INDUSTRY〉。’80年代のマウンテンバックに影響を受けたユニークなデザインと、サイクリングが趣味のデザイナーならではの実践的な機能が魅力です。
こちらは、ウェビングテープがネットのように張り巡らされた、構築的なデザインのリュック。このネット部分には上着や飲み物、ヘルメットも収納できます。
開閉口をくるくると巻けるロールトップ仕様となっているため、収納量を調整することも可能。ボディにはナイロンの7倍の強度を持つ1100Dのコーデュラナイロンを使用して、耐久性も申し分ありません。
第一印象こそやや奇抜ですが、オールブラックなので意外にも取り入れやすい点にも注目です。
続きはショップスタッフとメッセージでご相談を
使用頻度が高く、人目につきやすいアイテムなので、リュックはじっくりと吟味して選びたいところ。先述した通り、ブランドのイメージ、スポーティーなディテールの有無、素材感の3つに注目して、納得のいく一品を見つけてみてくださいね。
また、今回紹介したリュックで気になるものがあったら「この商品を詳しく見る」ボタンから詳細をチェック。気になった点は、FACY上でショップ店員に相談することも可能です。もし気に入ったら、通販か店頭受け取りを指定した上でそのまま購入もできるので、ぜひ活用してみてくださいね!