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日々の業務から取材まで対応してくれる「編集者のためのジャケット」って?
一般的に「編集」といえばさまざまな材料をもとに書物やメディアにまとめることを指しますが、当店のような職種も一種の編集だと自分自身では考えています。
服など商品を取り揃え、自身のフィルターを通して店舗というフォーマットに落とし込み、発信する。
アウトプットの形は違えど、本質的には同じものではないでしょうか。
とはいえ、他業種としての編集の仕事は外野から見ることしかできないわけで、編集者と呼ばれる方々がいったいどんな作業を日々行っているのか、フムと興味をそそられる次第であります。
このジャケットを手にしたとき、そんなよしなしごとが頭をよぎりました。
先シーズンから始まったHandwerkerの試み、ある特定の個人の仕事着シリーズの第二弾、HW editors jacketです。
今回は『暮しの手帖』誌編集の矢野太章氏へのヒアリングに基づき、編集者のための服として設計されています。
外側の胸ポケットを省いたミニマルな印象。
しかしその裏側には多くの携行品を収納できるギミックが隠されています。
胸内ポケットにはペン(画像のペンは店主私物です)、ノート型付箋、モレスキンのノートが、
裾内ポケットにはICレコーダ、名刺入れ、A5ノート、携帯電話が収納可能と、
日々の業務から取材まで対応できる機能的な一着となりました。
裾ポケットのA5ノート収納部はメインポケットとしての機能も兼ねており、
外側からもアクセス可能な構造です。
グレー、ネイビーともにスーピマコットンを用いて高密度に織り上げシリコン撥水コーティングを施した生地の一枚仕立てとなっており、急な雨にも耐え、且つひじょうに軽快な着用感なのもうれしいところ。
なお、この生地は一見無地に見えますが、実は細かい千鳥格子柄となっています。
このように編集のお仕事に特化した構造ではありつつ、その枠に収まらない、豊かなジャケットです。
編集者の方はもちろん、そうでない方も是非一度お試しください。
Euphonica
Euphonica(ユーフォニカ)は横浜市営地下鉄の仲町台駅からほど近い場所に位置する、小さな洋品店です。
ラグジュアリーとは異なる静謐な上質と、数年程度では旧びることのない永続性を提案していきます。
衣類はメンズ、レディス両方(+若干の子供服)を、その他ナチュラルに日和らないデザイン雑貨等を扱っています。