「シンプルだけど作りが上質で少し遊びゴコロのあるシャツを探しています。（figleさん／37歳）」

日々よく選ぶトップスとして、カットソーやスウェットを挙げる方は多いはず。特に急いでいる朝などは、着るのが楽なのでやっぱり便利です。

ただ、いい大人として、ちょっとかっちり見えるシャツも選択肢には入れておきたいものです。ほどよくカジュアルだけど、上質かつシンプルなシャツ。さらに、ほんのちょっとだけ遊びゴコロがあったりすると最高なのかと。

そんなFACYユーザーのわがままリクエストにも、ショップスタッフがきちんと答えてくれましたよ。編集部の面々も前のめりで反応中の一枚です。

 

洗練されたミリタリーシャツ

服単体だけでなく、カルチャーの側面も交えて提案してくれる高円寺の名店「Lampa」。今回、店主・遠山氏が紹介してくれたのは、『Brena』の別ライン、WesterのRafモチーフのシャツです。

「Raf」とは、Royal Air Force=英国空軍の略。ただこのシャツはミリタリー感が前面化しておらず、ほどよくゆったりとしたキレイなシルエットで大人っぽく映ります。

 

一枚で二度おいしい

ヴィンテージのRafのシャツの特徴でもある、細かいチェックのような刷毛目生地が爽やか。襟を取り外せばバンドカラーに。爽やかさが加速します。元も、もちろんいいのですが、Brenaの手によってさらに端正な表情になったような。「少し遊び心のある」シャツ、ここにありです。

 

毎日付け外しするところ

「縫製は国内トップレベルのドレスシャツの工場が手がけている」シャツは、細かい運針もさることながら、こんな些細な箇所にも丁寧な仕事が伺えます。些細と言っても、その恩恵は大きい。

ボタンは取り外しやすい「千鳥掛け」です。千鳥掛けとは、画像のように鳥の足のような留め方になるのが特徴。一点を基点として他の三点それぞれに糸を通す、手間のかかる技法。ボタン自体に傾斜ができるので、付け外しがしやすくなるというメリットがあるんです。細かい点ですが、うれしいですね。

 

耐久性と遊びゴコロ

前立て裏、ポケット裏、袖裏にまで白の補強用の綾テープが張られており、耐久性も抜群。さらに袖裏をめくると、赤耳もチラリ。赤耳って、なんでこんなに男心をくすぐるのでしょうかね？ ドレスシャツの丁寧な縫製で、こんな遊び心を発揮してくれるなんて、もうお手上げ。

「ミリタリー出自のシャツをドレス仕様で縫製する」そのぜいたくなコンセプトが細部にまで、徹底されていましたね。「明らかに他のシャツとは一線を画す。自信を持って薦められます」と遠山氏が胸を張るのも納得。これから暖かくなるにつれ、シャツが目立つ場面も増えてきます。春になる前にぜひ高円寺・Lampaにコンタクトを。

 

Lampa

住所：東京都杉並区高円寺南4-8-1
営業：13:00~19:30