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「ダッド系ブルゾン」ここに極まれり。BARACUTA×EDIFICEの洒落っ気がすごいのなんのって
「ダッド系ブルゾンでオススメはありませんか?(トシッチさん/51歳)」
いわゆる「ダッドスニーカー」がトレンドであることは筆者も知っていたつもり。ただ、FACYに投稿されたトシッチさんの要望を拝見して、ダッド系ブルゾンってなに!?とフレーズの斬新さにふっ飛ばされたのが正直なところ。
落ち着いて考えてみると、ある程度の年齢になっても、いやある程度の年齢になったからこそ、似合う一着がある。そういうことなのかとも思ったり。とはいえ、何を選べばいいかがわからない。筆者も40代が見えてきつつあるので、他人事じゃないんです。
ちなみに、“ブルゾン”だけでググると、やっぱり語句解説よりちえみ女史が先に出てくる。自分が欲しい一品も「・・・探さない、待つの」って訳には行かないので、早々にプロのショップスタッフの力を借りましょう。
70年愛される定番
時代を超えて受け継がれてきた名品、『BARACUTA』の「G-9」を紹介してくれたのは EDIFICE TOKYO渋谷店の 五月女氏。これはまさに直球ど真ん中のストレート。カーキの表地にレッドタータンチェックのイメージが強い同モデルですが、EDIFICEらしい爽やかなネイビー×ストライプにアレンジされています。
同氏もモダンかつ上品な印象を目指したと語ってくれました。1948年にゴルフジャケットモデル9として発表された通称「G-9」モデル。つまり、70年あまり、愛されてきた実績がすでにある。年を重ねた大人に、似合わない訳がありません。
洒落倒してます
さらに、よく見ると裏地は身頃ごとに異なるストライプを当て込んだ、いわゆる「クレイジーパターン」の仕様。これは手が込んでいます。
しかも、その生地は英国高級生地メーカーで知られるトーマスメイソン。見えない裏地にここまで凝る。男性はこういうの弱いんですよね。ある意味、お洒落の究極です。
トレンドとも重なる
あれだけ凝った裏地にアレンジしつつも、シルエットはいじらず、オリジナルのレギュラーフィットのまま。このバランス感に、EDIFICEのセンスを感じます。タイトなシルエット全盛だった以前は、野暮ったいと揶揄されたこともありましたが、やはり時代は回るもの。やや太めのアームホールやゆったりした身幅は今のトレンドとも重なります。
年齢を重ねた方が、窮屈感なく着られるのはもちろん、若い方が着てもこれは新鮮なはず。ダッド系ブルゾンの言葉から、クラシックかつモダンな一品が見事に浮かび上がってきました。「これでした!」と思った方はぜひ「EDIFICE TOKYO(渋谷店)」の五月女氏までお気軽にメッセージを。
EDIFICE TOKYO(渋谷店)
住所:東京都渋谷区神宮前6-23-3
営業:11:30~21:00