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キャンバスのトートバッグ10選。人気・定番ブランドからプロのおすすめまで

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「見渡せば柳桜をこきまぜて都ぞ春の錦なりける(素性法師)」

本州での桜の開花宣言もなされ、ついに本格的な春の到来。そこで、装いも春モードにスイッチできるキャンバス・トートバッグのご紹介です。

キャンバスとは?
キャンバス・トートバッグのメリットとは?
購入するなら、どんなブランドがおすすめ?
などなど、「いろは」からしっかりお応えする内容となっていますよ。

さあ、あなたもキャンバス・トートバッグで、春めいたコーデを始めてみませんか。

そもそもキャンバスとは?〜摩擦に強く丈夫な素材〜

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独特のゴツゴツした質感が特徴のキャンバス(帆布)。これは綿などを使った太めの撚糸(よりいと)を平織りして作られています。摩擦に強く丈夫な素材のため、船の帆や油絵用キャンバスなど、幅広い分野で使われてきました。

その起源を遡るとたどり着くのが、古代エジプト。他方、トートバッグの形で登場するのは、時代が下った1944年。アウトドアメーカー、L.L.Bean社の商品化が始まりです。

ヒントにしたのは、電気冷蔵庫がない時代、切り出した湖の氷の運搬に使われていたバッグ。それには氷が溶け出しても水が染み出しにくいよう、キャンバスが使われていました。やがて幾度かの改良が加えられ、現在のトートバッグへとつながります。

みんながキャンバスのトートバッグを選ぶ理由

こうして生まれたキャンバス製のトートバッグ。今日でも広く愛されるそのワケは、大きく3つに集約されます。

・頑丈さ
・ガンガン放り込める使い勝手のよさ
・気取らなさ

では、それぞれの特徴を順に見ていきましょう。

1.一家に一台あると頼りになる「頑丈さ」

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誕生過程で、水の染み出しにくさから使用されていたキャンバス地。 その機能を実現していたのは、厚手の生地詰まった目。特に24oz(オンス)という厚地がしっかりと水分を吸収していたのは、想像に難くありません。

一方で物理的な耐久性も高く、L.L.Bean社が行った自社製品の実験では、最大約226kgの重りを入れても破れないことが実証されています。今日のトートバッグには12ozあたりがよく使われていますが、それでも十分な強度を誇っており、ちょっとやそっとでは壊れません。

ゆえに、ファッション以外にもアウトドアバッグやエコバッグとして大人気。備えあれば憂いなし。一家に一台あれば、何かと重宝するはずです。

2.道具や衣類も「ガンガン放り込める」

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そんな頑丈さが売りのキャンバス地。実際、前述のキャンバス・トートバッグが販売された当初は、「道具や衣類を入れて運ぶのに役立つ」とのメーカー宣伝がなされました。一方のカスタマーはと言うと、薪や収穫した野菜を運ぶなど、メーカーの想定をはるかに上回るほどハードに使っていたようです。

そう、それもこれも頑丈なキャンバスの為せる業。ささくれ立った薪のように鋭利なものだって、びくともしません

加えて、ガンガン「モノ」を放り込めるデザイン性も大事なポイント。トートバッグらしい大容量のサイズを活かす、「モノ」を出し入れしやすい大きな口。そして、どんなにバッグが重たくなっても持っても肩に掛けてもOKな持ち手が、それを支えます。

3.シンプルで素朴なデザインが持つ「気取らなさ」

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キャンバスの魅力は、その気取らなさ・飾らなさにあります。

平織りのコットンが生むゴツゴツとした独特の質感は、お世辞にも高級感のあるものではありません。反面、ナチュラルで素朴な風合いだからこそ、分かる大人を中心に愛され続けています。

これは、トートバッグのデザインにも当てはまります。得てしてシンプルで素朴、そして武骨とも言えるスタイルは、ファッション界では遅れをとってしまいがち。とは言え、個性がないとも評されかねないデザインだからこそ、裏を返せばどんなコーデにも馴染む優等生。突出していない、けれども完成されたデザインに惚れ込む大人は、何気に多いのです。

無地キャンバストートバッグのおすすめ10選

頑丈で気取らずに使い回せると人気のキャンバス製トートバッグ。それだけに多くのブランドからリリースされていますが、本当に“使える”のは極わずか。

そこでここからは、人気セレクトショップがセレクトした中から、さらにさらに厳選した逸品たちをご紹介します。使いやすい無地を中心に集めているので、トートバッグは初めて、という方にもおすすめですよ。

1.THE ORIGIN 〈L.L. Bean〉

1912年、アメリカはメイン州で誕生した〈L.L. Bean〉。雄大な自然と文化を通して育まれたアウトドアプロダクツが、今日も世界中で親しまれています。

そんなブランドが手掛けるキャンバス・トートバッグは、世のトートバッグの原点にして「永遠の定番」品。手作りによる一貫した自社生産と、そこから生まれるシンプルなデザイン24ozのキャンバス地が織りなすタフさで、常に人気を集めてきました。

メンズ・レディース問わず、オフィスカジュアルからオフシーンにまで対応する器の大きさも魅力。ちなみに2017年度には「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」にも輝きました。

2.クラスを超えた使い心地の〈Thee Trio〉

「履き倒れのまち」とも呼ばれる神戸。〈Thee Trio〉はそんなおしゃれ都市から、「洋服を着る人それぞれのライフスタイルを素敵に演出する」アイテムを提案しています。

こちらの商品は、ブランドの定番として人気を集めるメンズ・トートバッグ。こなれた印象を与えるラフ感の強いキャンバス地がステキです。

W:46×H:35×D:16cmのBIGサイズで、収納力もバツグン。デイリーユースはもとより、旅行のお供としても重宝します。一方で、くるっと丸めればコンパクトに収納可能。サブバッグとして常に持ち歩くのもおすすめです。

3.デニムライクな〈SURE MANUFACTURING〉

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岐阜市を拠点にデニムアイテムの生産を行う“XX DEVELOPMENT”。そのプライベートブランド〈SURE MANUFACTURING〉からは、デニム屋らしいバッグをご紹介。

デザインのベースは、アメリカで石炭(coal)を運ぶために設計・使用されていたコールバッグ。それを、20ozの強靭なセルビッジコットンキャンバスで仕上げました。補強に使われる金属リベットも、デニムウエアを彷彿(ほうふつ)させるとして人気です。

サイズは、普段使いにも最適なミディアム。大きすぎず・小さ過ぎずなメンズ・トートバッグをお探しの方、いかがでしょうか。

4.その道の達人も愛用する〈ARUMO〉

東京は代官山から、クリーンでタイムレスなバッグを提案する〈ARUMO〉。スタイリスト御用達のリースバッグをはじめ、業界にもユーザーの多い人気ブランドです。

おすすめするのは、ファスナーをあしらったトートバッグ。ファスナーはモダンなデザインを作る一方、バッグのフォルムを変えるギミックをも担います。素材には、シャトル織機で1日に約50m~70mしか生産できない希少なキャンバス地を使用。その味わい深い雰囲気が、バッグの魅力をより引き立てます。

ユーザビリティーにも配慮し、バッグの口には隠しマグネットを配置。見事、おしゃれとこだわりが詰まったメンズバッグの誕生です。

5.ショッパー型バッグの完成形〈TEMBEA〉

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「放浪」を意味するブランド名を持つ〈TEMBEA〉。日常に寄り添う、いつでもどこでも持ち歩けるバッグとして人気を集めています。

こちらはPAPER BAGの名が付いたキャンバス・トートバッグ。紙袋を元にしたシンプルなフォルムは言わば、完成された究極のデザイン。それでいて身近な雰囲気が、カジュアルなメンズコーデを中心にマルチに活躍してくれることでしょう。

底板を入れるなど、型崩れしにくく自立しやすい作りも◎。ロウによるパラフィン加工も施し、撥水性やエージング(経年変化)の楽しさまでもプラスされています。

6.老舗ブランドとのハーモニー〈kiruna〉

 

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「愛着心」をコンセプトに掲げるバッグブランド、〈kiruna〉。素材の探求にも余念がなく、新素材を積極的に採用する革新的なモノづくりでも評判です。

汚れにも強いメンズ・トートバッグが欲しいという方には、こちらのアイテムがイチ押し。ボトムの切り替え素材には、靴底メーカーとして人気の伊の老舗、Vibram社のものを使用。その圧倒的な耐久性で、汚れや擦れから大事なバッグを守ってくれます。

「購入から3年未満は無償修理」という太っ腹なサービスも展開中。国産キャンバスをベースにした、メイド・イン・ジャパンの自信の現れが垣間見えます。

7.素材引き立つ〈ACANTHUS〉

 


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国内有数のレザーファクトリーが展開するプライベートブランド、〈ACANTHUS〉。レザーを知り尽くした職人が手掛ける高いクオリティと普遍的なデザインで、設立当初より人気を博してきました。

そんなブランドのおすすめアイテムは、ハイブリッド素材のメンズ・トートバッグ。メイン素材には、耐久性を求めて14.3ozのキャンバスをチョイス。一方、ブランドのアイコンと言うべきレザーは、フロントのポケットとして使用。ワイドなサイズで、レザー本来のキズ・色ムラ・染めムラも思う存分に味わえます。

どちらもエージングを楽しめる素材とあって、末永い活躍が期待できる逸品です。

8.スター状態でアナタも無敵な〈starlets〉

 

引用:amazon.co.jp

「自分が手に入れたものをこよなく愛そうよ!」をテーマに、シンプルなデザインと素材、そして機能性に秀でるバッグをプロデュースするブランド、〈starlets〉。

おすすめするのは、日本製のキャンバスを使ったこだわりのトートバッグ。使われる「富士金梅」は、1946年創業の川島商事ご自慢の生地。紡績から加工まで全て日本で行うという、誇りと意地が詰まった硬派な一品です。

カラーは一転して、全8色のカラフルなバリエーションを用意。インナーに配されたスタープリントもポップな雰囲気で、使うたび心躍る萌えポイント。旅行にアウトドアにと、いろいろ連れ出したくなりますね。

9.潮風そよぐ〈TOOLS〉

 

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2008年より、アメリカンカジュアル&アメリカントラッドをベースに革小物をプロデュースする人気ブランド、SLOW。そのセカンドライン〈TOOLS〉からは、こなれ感のあるトートバッグをチョイス。

使われるのは、130年以上の歴史を持つ倉敷帆布。そこへパラフィン加工やバイオウォッシュ加工を施し、一級の帆布にさらに味わい深い趣を加えています。

ハンドルにはしっかりとした質感のロープをセレクト。帆布といえば船。船といえばロープ? なのかは分かりませんが、マッチングは完璧。コーデのアクセントになりそうなカラー展開もすばらしく、おしゃれメンズの相棒になってくれること請け合いです。

10.文化を作る道具としての〈TOOLS〉

引き続き、人気の〈TOOLS〉からピックアップ。こちらは、硬くしまったキャンバス地が特徴のメイド・イン・倉敷のトートバッグ。その生地を生み出すのは、力強い旧式のシャトル織機。横糸に、よりたくさんの糸を織りなすことで、この抜群の風合いを可能としています。

「暮らしのための道具」のブランドコンセプト通り、マザーズ&ファザーズバッグや旅行バッグとしても暮らしを豊かにしてくれる一品。イクメン(育児をするメンズ)の方、ぜひいかがでしょうか。

近くのイイモノを探そう!

今回は、キャンバス・トートバッグの概要からおすすめアイテムまでをご紹介してきました。もし一目ぼれしたアイテムがあれば、「ビビビ」婚ならぬ「ビビビ」購入をぜひどうぞ!

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