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無地だけど一味違う。これが大人にちょうどいいロンTです
単体でサマになるロンTって?
日中はコートを脱いで、カットソー一枚で過ごせるほどの陽気に。スウェットじゃ暑いけれど、半袖のTシャツではさすがに寒い。となれば、ここはロンTの出番です。
ただ、大人が一枚で着てサマになるロンTとなると、意外と選ぶのが難しい。あくまでロンTなので、手持ちのジーンズあたりに気軽に合わせたいものの、ラフな印象になり過ぎるのは避けたいところですよね。
そのへんの微妙な塩梅を汲んだ提案をしてくれたのは、高円寺「Lampa」の遠山氏。いつも頼りにしています。どんなロンTなんでしょうか?
絶妙なサイズバランスの無地ロンT
やはり無地のタイプを提案してくれた同氏。つまり、大人が着まわす前提なら、ひとまずロゴや柄は必要ないんですね。こちらは 『Have a good day』のLoose L/S Tee。ただ、モデル名ほどルーズには見えません。
「肩は少し落として着る感じ。身幅もややゆったりですが、だらしなくならない絶妙なサイズバランスです」
トレンドのオーバーサイズもやや控えめに取り入れてくれるなら、大人としても手を出しやすいです。
ネックの作りはしっかりと
首周りはやや緩めに設定されているものの、タフなバインダーネック仕様なので、伸びづらくなっています。ちなみに、バインダーネックとは身頃の生地を挟み込む(バインダー=挟む)ように縫製して、衿をつけること。通常のロックミシンで縫い付ける方法より、堅牢な縫製方法と言われています。首元のヨレが軽減されるなら大歓迎ですし、いかにも丈夫そうなルックスも男心をくすぐってきます。
ヴィンテージを模した遊び心
裾は切りっぱなしにロックミシンをかけてあるので、クルクルと巻き上がる感じに。この処理によってこなれた感じが出てきます。また、脇はワーク感ある三本針仕様で縫われており、脇裾はカットソーでは珍しい空環(カラカン)仕様。
これまた聞き慣れない言葉ですが、空環とは一般的に施す返し縫いなどをせず、縫製の糸をそのまま残すことで縫いのほつれを防止する処理のこと。アメリカのヴィンテージのシャツなどに見られる古きよきディテールです。こんな遊び心があるのもgood。
素直にデニムにどうぞ
デニムのジーンズと合わせたベーシックなコーディネート。しっかりした作りのロンTですが、ほどよくリラックス感も漂います。前述のバインダーネックや裾の処理などの小技が効いているため、一枚で着た時にも物足りなさはありません。ベーシックだけど一味違う、ワザありの無地ロンTと言えます。
なかなかこのニュアンスは他で探すと見つからないかと。ビビッときた方は「Lampa」の遠山氏までお気軽にメッセージをどうぞ。サイズの相談も懇切丁寧に受けてくれます。ぜひ失敗のない買い物を。
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Lampa
住所:東京都杉並区高円寺南4-8-1
営業:13:30~19:30