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街でも使えるアノラックパーカー。ショップ店員のおすすめと参考コーデ

アノラックのおすすめ

人生のスケールのひとつに、五行思想の「青春・朱夏・白秋・玄冬」がありますね。なかでも「青春」は、身近な言葉として定着しています。実際、「春」は未来に希望を抱く若者たちであふれる季節。それでも人生のごとく、肌寒い風は容赦なく吹き付けます。春の嵐です。

そこで用意したいのが、寒さをしのげるアウター。なかでもアノラックパーカーは要注目です。え、なぜかって? その答えはこの先で!

合わせて、アウトドアらしいもの、逆にそう見えないものなど、おしゃれなアノラックパーカーとその参考コーデもご紹介していきますよ。

アノラックパーカーって何よ。

アノラックとはもともと、「エスキモーの毛皮製防寒上着」(広辞苑 第五版,  岩波書店, 1998)を指し、語もエスキモー語のanoraqに由来します。英語・仏語ではanorakです。

現在は「フードが付いた防寒・防風用ジャケット」全般を指す言葉として、パーカーやウインドブレーカーとほぼ同義で使われています。日本では、独語のWindjackeから「ヤッケ」とも呼ばれてきました。今なら「ヤッケwww」と草を生やされそうですね。

アノラックをアノラックたらしめているのが、フードフロントのポケット。そのポケットを邪魔しないよう、フロントのファスナーにはハーフジップが用いられます。素材はナイロンや綿が中心です。

いまアノラックが選ばれる理由

では、なぜ今、アノラックパーカーなのか。そこで、アノラックパーカーの良さやウケている理由について、次の3つの角度から迫ってみます。

アウトドアミックスを楽しめる
機能性
収納性

それでは、順に見ていきましょう。

1.アウトドアミックススタイルを楽しめる

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ここ数年、人気が続く「アウトドアミックス」。ランウェイショーからメディア、ストリートまで広く席巻し、もはやそのスタイルを見ない日はないほど。「アウトドアミックスを制するものがファッションを制す」とでもいった趣です。

そこで新たに注目されているのが、アノラックパーカーのポテンシャルの高さ。90’sの匂いがする、トレンド感あるプルオーバー。見飽きたスタイルを激変させる、一枚でもサマになる存在感。アウトドアミックスの新たなマストアイテムとされるのも頷けます。

記事の後半では、そんなアノラックパーカーの着こなしサンプルを掲載中。最新コーデのチェックもぜひお忘れなく!

2.変化の激しい現代に対応する「機能性」

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アウトドア・アクティビティをするうえで避けたいのは、風や雨による冷えと体力低下。そして汗によるムレと汗冷え、ですね。

そこで一般的なアノラックパーカーには、フードのほかに防風・防水・撥水・透湿といった機能が搭載されています。

天候の変化が激しい昨今では、タウンユースでもこうしたアウトドアの機能性は必須となってきました。したがって、防寒・防風用の衣類として発展してきたアノラックパーカーの機能性に関心が集まるのも、順当な流れと言えるでしょう。

3.手ぶらを可能にする「収納性」

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アノラックパーカーのデザインを特徴づけるのが、その大きなフロントポケット。定番のファスナータイプから、パーカーのようにサイドから手を入れる「マフポケット」まで、その形は実にさまざま。

それでも全体を通して言えるのは、アウトドア用だけあってなかなかに使える収納力だ、ということ。スマホ、鍵、財布程度なら難なく収納できるので、手ぶらで外出だってOK。ちなみに、去年に流行ったフィッシングベストも“機能的”でしたが、こっちのほうが断然おしゃれです。

とはいえ、便利だからと詰め込みすぎにはご用心。あくまでスタイリッシュに、が基本です。

ショップ店員おすすめのアノラック10選

ここからは、ショップ店員がおすすめするおしゃれなアノラックパーカーのご紹介です。ベーシックなアイテムも変化球なアイテムも、種々揃っていますよ。

ファッションのプロが厳選した逸品、ぜひご覧ください。

1.デザインも世界一ィィィィーーーー!な〈YETI〉

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1983年にドイツで誕生したアウトドアブランド、〈YETI〉。デザインアワードの受賞経験も持つ同ブランドからは、タウンユースにぴったりなアノラックパーカーをセレクト。

ポイントは、抑えた光沢感や独特のシボが生むクールな佇まい。アウトドアの枠を超えたワンランク上の一枚としておすすめです。もちろん、耐水性、透湿性、軽量性も十二分。さらにはパッカブル仕様と、都市生活のあらゆるシーンで活躍すること間違いなしです。

2.バンブルビーだってびっくりな
〈JOURNAL STANDARD×KAPTAIN SUNSHINE×SIERRA DESIGNS〉

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ロング丈で異彩を放つこちらのアノラックパーカーは、何とまさかの3WAY。トランスフォームするのは、ショートアノラックとパッカブル(サコッシュ)。

手がけたのは、児島晋輔率いる〈KAPTAIN SUNSHINE〉と、60/40クロスでおなじみの〈SIERRA DESIGNS〉の2ブランド。この特別なデザインを再現するべく、素材には形態安定性で評判のSOLOTEXを使用しています。丈夫で快適。そして遊べる一枚としておすすめです。

3. 春こそ着こなしたい
〈RUSSELL ATHLETIC×JOURNAL STANDARD〉

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スウェットシャツを発明したブランド、〈RUSSEL ATHLETIC〉。19年春夏も引き続き、〈JOURNAL STANDARD〉との人気コラボが実現。アノラックパーカーには新色が登場しています。

秋のイメージが強いブラウンも、デニムやホワイトカラーを合わせれば垢抜けた春の装いに。コーデにマンネリを感じているならば、ぜひ取り入れて欲しいおすすめアイテムです。ゆったり目のサイジングや立ち襟など、90’sの雰囲気も実にいいですよ。

4.西海岸の空気をまとう〈melple〉

カリフォルニアのおだやかな時間と、そこに住まう人々をブランドイメージに掲げる〈melple〉。そこで今回は、らしいアノラックパーカーのおすすめです。

カラーは、イエローをベースにグリーンを差し色でトッピング。アメリカ西海岸の大自然の雄大さを感じさせる仕上がりに注目です。 対象的に、ストレスを感じさせない軽めの生地感や肩の落ちたルーズなサイズ感がリアル。 ジーンズを合わせたアメカジコーデが様になります。

5.最適解を補完する〈LA BOUCLE〉

EDIFICEから派生したコンセプトブランド〈LA BOUCLE〉。「上質で本物を求める大人の男性」に向け、今回はアノラックパーカーを大胆にリ・デザイン。

襟はフードを排し、スタンドカラーへと変更。大きめの比翼仕立てもプラスし、クリーンな雰囲気に。さらに素材にはレーヨン混紡を使い、エレガントな質感も取り入れています。ほのかにアウトドア感が漂う一枚として、品のあるアウトドアミックスコーデに合わせるのがおすすめです。

6.旅のお供に最適な〈BACH GARMENTS〉

アイルランド発のバッグブランド、BACH。そのアパレルライン〈BACH GARMENTS〉からは、「旅するトラベルウエア」としてのアノラックパーカーをチョイス。

デザインはブランドの基本、パッカブルを踏襲。素材にはSOLOTEX SYNEXを採用し、形態回復性と確かな着心地を確保。収納してOK、着用してOKな一枚です。また、製品染めによる独特なカラーもおすすめしたいポイント。カーキのほか、コーデのアクセントとなるブルーも魅惑的です。

7.ヴィンテージマニアも納得の〈Powderhorn Mountaineering〉

待望の復活を遂げたアメリカのブランド、〈Powderhorn Mountaineering〉。今回おすすめするのは、トレンドカラーのパープルが美しいアノラックパーカー。

メインには、Stunnerというナイロンタッサーを使用し、耐久性と撥水性を両立。それでいて天然素材と見紛うナチュラルなルックスがよし。さらに、動きやすく個性的なドルマンスリーブの存在感もよし。コーデを工夫して、おしゃれ上級者を狙ってみたくなりますね。

8.これでいいのだ、これ“が”いいのだ、な〈IKEDR〉


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雑誌メディアでも紹介されることの多い〈IKEDR〉。一風変わったTシャツが人気のブランドだけに、アノラックパーカーも大胆にリメイク。

特筆すべきは、ボリューム感あふれるボックスシルエット。USAブランドの一枚をベースに、サイズ感はそのままに着丈だけを調整。今どきなオーバーサイズコーデにも埋もれない、雰囲気を持ったアイテムに昇華させています。パッカブルなので、いざという時のためにバッグに忍ばせておくのもおすすめです。

9.日常着という道具〈Meanswhile〉

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「TOKYO 新人デザイナーファッション大賞」を受賞した藤崎尚大が手掛ける〈Meanswhile〉。今回おすすめするのは、モード感の強いアノラックパーカー。

首元にはブランドアイコンとも言えるテープを配し、前衛的なスタイルを構築。一方で、素材には完全防水・透湿機能を持つSAITOSを採用し、確かな機能性も持ち合わせた一枚に仕上げています。少しアクのあるアイテムだけに、コーデを考える楽しみも待っていますよ。

10.オレゴン州からこんにちは、〈Oregonian Outfitters〉

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米西海岸から良質なアウトドアウエアを送る〈Oregonian Outfitters〉。そんなブランドの定番アノラックパーカーは、レトロなバイカラーがイイ感じ。90’sなコーデにもピッタリです。

素材は、コットン×ナイロンの通称60/40クロスを使用。通気性の良さや耐久性が特徴で、経年変化の楽しみも期待できます。もちろん、生産国はUSA。「作りにも出自にもこだわりたい」。そんな方にも自信を持っておすすめできます。

ショップ店員によるアノラックの着こなしサンプル6選

「アノラックを着るとどんな感じになるの?」
「アノラックをどうコーデすればおしゃれになるの?」 

そんな疑問を一発解消すべく、ここからは気になるアノラックパーカーの着こなしをご紹介します。集ったのはオーセンティックな着こなし、トレンド的な着こなし。そして個性的な着こなし。

ぜひご覧ください。

1.やさしい春にはやわらかコーデ

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まず最初は、同系色コーデのおすすめスタイル。

アノラックパーカーが持つ竹月色(チューユエスー)系のブルーに合わせ、ボトムスにはブルージーンズをチョイス。どちらもカジュアルなアイテムなので相性はバツグン。一方で、ナイロン対コットンという異素材が、同系色コーデの「メリハリのなさ」を中和。ジーンズのアタリやヒゲといった表情も、それを助けています。

カジュアルコーデの子供っぽさは、インナーにシャツを持ってくることで解消。ホワイトTシャツにホワイトスニーカーと、それとなくこなれ感も演出しています。

2.一花咲かせた大人カジュアル

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お次は、アノラックパーカーの鮮やかな色味を活かしたスタイル。このfuchsia(フクシャ)カラーは、アカバナ科の低木「フクシア」に由来します。フクシアは晩夏の季語にもなっていますが、所によっては4月に咲くことも。

そのため、春の気配を感じさせる粋なコーデとしても最適。ピンクにチャレンジしたことがない男性も、ぜひ積極的に取り入れて欲しいですね。

インナーにはブラックベースのマルチカラーシャツを入れて華やかさを盛り上げつつ、ボトムスやキャップのダークトーンでしっかりと引き締め。メリハリの効いた、華やかなカジュアルコーデの完成です。

3.カッコイイとは、こういうことさ。

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こちらは、アウトドアをド直球で行く着こなし。アノラックパーカーに合わせ、同じくアウトドア系のハットとリュックをセレクトしています。

全般的にシンプルなコーデですが、カラーの使い方は巧み。トーンは総じて落ち着いた色調で、まさに円熟した大人のアウトドアスタイルを演出。トップスの寒色とハットの中性色に対し、ボトムスに暖色を取り入れることでアクティブな要素も加えています。

動きやすく機能的で街着としても最適なアノラックには、アーバンスタイルを狙う小ワザなんて不要。硬派こそ、男の真骨頂。そんな心意気も感じるコーデです。

4.音を感じるコーデだって、あるんです

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もっともっと攻めたコーデがいい、という方はこちらはいかがでしょう。

使われるアノラックパーカーは、上のコーデと同じく〈BROWN by 2-tacs〉のもの。カラーも全く同じです。しかし、こちらはプルオーバーのデザインをアンデス文明に由来するポンチョに見立て、メキシコのソンブレロのような帽子をセット。

そこへ合わせるのは、チェックのシャツ、ボルドーのパンツ、オレンジのレザーシューズ。柄・色・質感の面から、コーデにリズムを与えています。今にも陽気な音楽が聞こえてきそうですね。

5.先端コーデでファッションを楽しむ!

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一転して今度は、アーバンな香りのするモノトーンコーデ。アノラックパーカーは先にご紹介した〈LA BOUCLE〉のアイテムです。

合わせるのは、チェックのスタンドカラーコートと〈adidas〉のトラックパンツ、〈HOKA ONE ONE〉の厚底シューズ。トレンドにクラシックが同居したスタイルは、新たなアウトドアミックスと言えるでしょう。

ちなみにアノラックはアウターですが、その上にさらにアウターを重ね着しても全然OK。ファッションは自由です! 冬コーデの参考としてぜひ。

6.引き算こそが玄人コーデ

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最後はベージュ×ブルーという、間違いなしのカラーコーデ。

ベージュのアノラックパーカーは、ご紹介済みの〈JOURNAL STANDARD×KAPTAIN SUNSHINE×SIERRA DESIGNS〉のもの。ロング、ショート、サコッシュと使える3WAYのアイテムですが、その珍しさとおしゃれさを活かすため、今回はロングで使用。ストリートでも注目を集めること必至です。

ボトムは、ブルージーンズにホワイトのオールスターという、これも鉄板の組み合わせ。インパクトのあるアウターには、コレくらいに肩の力を抜いた組み合わせがベストです。


あとがき

今回は、今話題のアノラックパーカーについてご紹介してきました。いかがでしたか。これをきっかけに、ぜひともアノラックパーカーを「マイメン」に迎えてあげてくださいね。

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