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街で着られるアロハシャツ。選び方とおすすめ14ブランドを紹介

リゾートウエアであってフォーマルウエアなもの、なーんだ

……答えは、アロハシャツ

 

さて、そのアロハ。近年の流れからすると、チェックすべきアイテムなのです。というのも、今春夏のメンズファッションのキーワードは、色物&柄物。さらにリラックス感という“今”の気分から言っても、これを着ておかない手はありません。

というわけで今回もFACYらしく、アパレルのプロが「メンズ・アロハシャツの選び方のコツ」から「ハワイ&日本のおすすめブランド」までをご紹介します。ぜひご覧ください。

メンズのアロハシャツはこう選べ!


先へ進む前に、ちょっとここでワンクッション。まずは、アロハシャツの基本を押さえておきましょう。

辞書では、「海岸や避暑地で着る、派手なプリント模様の半袖・オープンシャツ」(広辞苑 第五版, 岩波書店, 1998)と定義されています。一説には、そのルーツをハワイへ移民した日本人の和装とする説もあるよう。なにやら親近感も湧きますね。ちなみに“アロハ”は、「ハワイ語で『ようこそ』、『さようなら』などの挨拶の語」(同上)です。

イメージをつかめたところで、次からは本題の選び方を見ていきます。

狙うべきはハワイorファッションブランド?


今回ご紹介するメンズのアロハシャツは、ハワイブランドと日本のファッションブランドの2系統です。

ハワイブランドの特徴は、テイストがしっかりと出ていること。色も柄も、現地の文化を色濃く反映させたものとなっています。一方のファッションブランドの多くは、今の“シーン”のフィルターが通されています。つまり、使いやすいように色も柄も最適化されているのです。

ということで、初めて着るなら、ファッションブランドがとっつきやすくおすすめです。最初からこだわりの一枚が欲しい、あるいは着ていくうちにハマってしまったという方は、ハワイの老舗ブランドやハワイメイドのものから選んでみるのも良いでしょう。

選ぶ素材は「レーヨン」が“アロハっぽい”


「これぞ!」な一枚が欲しいという方は、レーヨン素材のものを選んでおけば間違いありません。というのも、アロハシャツの定番の素材であり、あの独特のテロっとした風合いを生み出している正体なのです。シルクのような光沢感や発色性も持っているので、高級感もあります。

他にも、いくつかの素材のアロハが存在します。ひとつはコットン。レーヨンと並ぶアロハの素材で流通量も多め。吸水性が良く手入れも簡単と、汗かきメンズにもピッタリです。色落ちや毛羽立ちが気になる方は、ポリ混紡を選択してみるのもいいですよ。

シルク素材も存在します。作っているブランドが少なく、希少性は大。お手入れはちょっと面倒ですが、珍し物好きにはおすすめです。

色・柄はお好み。迷ったらプロに相談


ハワイの風土の色味をベースに描かれる、ヤシやハイビスカス、パイナップル。ときに顔をのぞかせる、アメリカナイズされた文化。あるいはモダンな幾何学模様や和柄と、実に種類が多いアロハシャツの色と柄。それだけに、良柄を選ぶテクニックこそ一番気になる所かもしれません。

が、プロいわく「ここは個人の好みでOK」とのこと。ちょっと意外ですが、好きな車じゃないと乗る気がしない、気に入ったカップじゃなきゃコーヒーがおいしくないというやつですね。アロハもそんな気分で、自分が心から着たいと思った一枚をセレクトしてみましょう。

もちろん本記事でおすすめするのは、すべてショップがチェックした良柄。こちらから選んでおけばALL OKです! どうしても迷ってしまうという方は、FACYのメッセージ機能で取扱店のスタッフに相談してみてください。

【ハワイブランド編】メンズのアロハシャツ5選

ここからご紹介するのは、ハワイ成分多めのメンズ・アロハシャツ。主にハワイのブランドが中心です。ザ・アロハ辞典ともなりそうな面々、ぜひご堪能ください。

1.ヴィンテージを知り尽くした〈SUN SURF〉

スカジャンで名を馳せる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がける〈SUN SURF〉は、世界中のアロハシャツコレクターからも評価を受けるハワイアンブランドです。

セレクトしたのは、「洋ランの女王」カトレアを全面にプリントしたメンズシャツ。アロハらしい迫力を持ちつつ、ブラックベースでコーデもしやすい優等生。花柄アイテムが初めてという方にもおすすめです。もちろん、ヴィンテージアロハに倣った細かなディティールも完璧。さすがです。

2.モダナイズアロハの〈TWO PALMS×EDIFICE〉

お次は、昨年買い逃したメンズも待望と話題の一着。2019年も引き続き、本場のハワイアンとEDIFICEとの人気コラボ、〈TWO PALMS×EDIFICE〉の登場です。

今回のポイントは製品染め。大人が通うEDIFICEらしく「アロハシャツ=派手」なイメージを見事に解体し、ご覧の通りの都会的ルックスに。さらにレーヨンの“とろみ”も増し、リラックス感も大幅にアップ。高感度なセレクトショップの手腕が光ります。モダンなアロハなら、ぜひ検討していただきたい一枚です。

3.地元っ子の秘蔵っ子〈REYN SPOONER〉

ロコにも大人気のブランドとして、絶対にはずせない〈REYN SPOONER〉。そんなブランドからプッシュするのはやはり、“らしさ”の詰まった一枚です。

リバースプリント(裏地使い)によるかすみがかった風合い、ボタンダウンにる清涼感、コットン×ポリの使いやすいスプーナークロスはお家芸。さらにさらに、REYN SPOONER では希少となったmade in Hawaii! 一生モノのメンズアロハシャツとして心からおすすめできます。

4.アイランドの情景を写す〈IOLANI〉

ユニクロとのコロボも記憶に新しい〈IOLANI〉。1953年創業の、ハワイで最も歴史あるアパレルブランドです。

フォーカスするのは、三軒茶屋の人気セレクトショップ、SEPTIS別注のアロハシャツ。ハワイの風景が並ぶ柄は、ヴィンテージ物からセレクトし再現しています。一方、単なる復刻で終わらせないよう、素材はシルクへとアップデート。歴史を感じさせながらも、サラッと羽織れる着心地がナイスです。今なら、こんなメンズシャツもリアルでいいですね。

5.何はともあれ、買っておきたい〈RJC〉

ハワイのABCストアでも見かける〈RJC〉のアロハシャツ。ゆえに過小評価されがちですが、ここはなんとしてもおすすめしたい! その理由は、このお値段でmade in Hawaiiという本気っぷり。専門家も舌を巻くほどの圧巻のコスパです。

デザインは、アロハアロハしたアロハ。つまり王道なやつですね。素材もコットン100%と夏にもってこい。サンダル&ショーツと、常夏のハワイを感じさせるメンズコーデでいくのもアリです。

【日本のファッションブランド編】メンズのアロハシャツ9選

続いては日本のファッションブランドから、プロが選りすぐったメンズ・アロハシャツをご紹介。使いやすいアイテムから、超個性派までが揃っています。それでは、全9点を一挙にどうぞ。

1.思いを巡らす、〈PORTER CLASSIC〉

吉田カバンの創始者、吉田吉蔵の息子と孫が新たに立ち上げた〈PORTER CLASSIC〉。日本の手わざを取り入れたものづくりで、服好きから高い評価を受けています。

ピックアップするのは、「盆踊り」が描かれたアロハシャツ。ヒントとなったのは、日系も多いハワイで毎年盛大に開催されている“盆ダンス”。温かみのあるキュートなイラストで、コーデに程よい遊び心をプラスしてくれる良デザインです。大人メンズこそ積極的に取り入れたい、おすすめの一枚です。

2.これであなたもイケてるアウトロー、な〈WACKO MARIA〉

音楽や映画といったアートの香りを漂わせる〈WACKO MARIA〉。“HAWAIIAN SHIRT”と銘打つアロハシャツも得意で、毎年人気を集めています。

こちらのメンズシャツは、ジャマイカをモチーフにしたオリジナル柄の一枚。陽気な雰囲気とアウトロー感の共存は、まさにこのブランドならでは。やんちゃなメンズスタイルから西海岸的ストリートスタイルまで、実に幅広く対応します。素材やシルエットはアロハシャツを踏襲。着心地も良好です。

3.東コレにも進出した〈NOMA t.d.〉

オリジナリティあふれるテキスタイルとセンシティブなデザインで、ファッションシーンに一石を投じ続ける〈NOMA t.d.〉。2018年、ファッションシーンを牽引するNEEDLESとのコラボも大きなトピックとなりました。

そんなブランドの注目アイテムは、開襟スタイルのメンズシャツ。アロハシャツライクな大胆なパイナップル柄も、色味を抑えることで使いやすい一枚に刷新。とはいえグレーカラーは、蕭白の水墨画をも彷彿(ほうふつ)とさせる独特の仕上がり。個性を大事にするおしゃれメンズも満足できる、イチオシのアイテムです。

4.そこにシビれる! あこがれるゥ! 〈SON OF THE CHEESE〉

マルチな活動で注目を集める山本海人。そんな彼の、目黒のトレーラーハウス時代から続く人気ウエアブランドが〈SON OF THE CHEESE〉です。

ピックアップしたのは、カナダのアーティスト、Ryan Heshkaのグラフィックをプリントした一枚。ここにポップシュルレアリズムを持ってくるとは…。ストリートに根ざした同ブランドの感度の高さにシビれます。コーデは、アロハシャツと同様にさらっと羽織るのが正解。自然体でこそ、この雰囲気が引き立つはずです。

5.ケイオス! ケイオス! ケイオス!  〈NOiSE CRAFT〉

「HARDCORE、PUNK、ROCK、SK8(スケート)」というデザイナーの嗜好が反映されたデザインで注目を浴びるジャパンブランド、〈NOiSE CRAFT〉。

おすすめするのは、虎にアナーキーマークにカミソリと、マジでパンクでロックでカオスな一枚。計算された配置&カラーリングのうえで、分かってやってるキッチュ感がこの上なく最高。このあたり、上級オシャレメンズはグッとくるはず。レーヨンによるアロハシャツ感のほうは、至極自然体です。

6.2/4拍子響く〈ROTAR〉

熱帯の赤色土を思わせるカラーに登場するのは、「カリプソ」を演奏し踊る面々。カーニバルの陽気な一コマは、眺めているだけでもワクワクさせてくれます。

このシャツを手がけたのは、スケボーやモーターサイクルに通じたストリート色の強いブランド、〈ROTAR〉。リアルな40代のデザイナーが手がけるだけに、同世代のメンズにもおすすめです。もちろんレーヨン100%にジャパンメイドと、本気アロハシャツとしても実力は十分!

7.かりゆし的にもOKの〈MANUAL ALPHABET〉

シャツメーカーとしてあまたのOEMを請け負ってきたファクトリーが、そのノウハウを生かして立ち上げた自社ブランド、〈MANUAL ALPHABET〉。

ピックアップするのは、ザ・アロハシャツなボタニカル柄の一枚。でも、そこはさすが百戦錬磨のメーカー。やりすぎす、清涼感さえ漂うデザインは、着るひとを選ばない優等生。確かな品質に適正価格もたいへんに優秀。クールビスも結婚式だっていけちゃう、使えるメンズアロハの代表格です。

8.一捻りが効いた〈ALLEGE〉

「生活の中にある日常着」の魅力を追い続ける〈ALLEGE〉。おすすめするのは、「あまり見ない柄と色味」(取扱店スタッフ評)という一枚。

確かに! 王道のフラワーモチーフですが、ユニークな構成とカラーリングでなんとも言えない仕上がり。古着屋で掘り出したような、あの感覚を思い起こさせます。これなら、「そこらへんのもの」では満足できないメンズ・ファッショニスタもお腹いっぱいになれるハズ。とろみ感やリラックスシルエットも◎。しっかりとアロハシャツしています!

9.江戸絵師とコラボしたかの如き〈BRU NA BOINNE〉

最後を飾るのは、大阪発の派手やかな一枚。手がけたのは、ユーモアのあるコレクションで男女問わず人気を集める〈BRU NA BOINNE〉です。

こちらのメンズシャツのモチーフは、日本画や着物に良く使われる「竹虎(タケトラ)」。浮世絵的な雨の表現を組み合わせ、静けさとクリーンさも持ち合わせる類のないデザインに仕上げています。強烈な個性を持つアロハシャツとして、絶対に間違いないアイテムでしょう。首周りは浅めと、女性でも取り入れやすい工夫もさすがです。

 


アロハシャツが活躍する夏も、もうすぐそこ。この機会にぜひとも、メンズアロハを「マイコーデ」に加えてあげてくださいね。

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