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失敗しないメンズレザーサンダル。セレクトショップおすすめの11ブランド

2022/07/12 更新
むしろレザーサンダルがいい
夏の大人の強い味方になってくれるのが、レザーサンダル。季節感も確保してくれるうえ、取り入れるだけでコーディネートを格上げしてくれます。最近となってはサンダルにソックスを合わせて履くのも普通になり、サンダル自体の活躍期間も長くなりました。そんな背景を考慮すれば、なおさら良質なブランドの一足を手に入れておきたいところ。
というわけで今回は、レザーサンダルならではの魅力から、その選び方、ファッション編集部おすすめのブランドまでご紹介します。ぜひともハズさないレザーサンダル選びの参考にしてみてください。
スポサンよりも使える?レザーサンダルの魅力

レザーサンダル最大の魅力といえば、やはり素材感。サンダルが持つカジュアルさにレザーの高級感が同居した佇まいが、夏のコーディネートに気取りすぎない上品さを与えてくれます。
そういった品の良さに加え、サンダルならではの涼しく、リラックス感のある履き心地を備えているのもポイント。「革靴は暑いから避けたいけど、普通のサンダルはラフすぎる」といった微妙なニーズに応えてくれます。
注目すべきは、“革の違い”
レザーサンダルを選ぶうえで知っておきたいのが、使用されているレザーの違い。大きくは「スムースレザー」と「スエード」の違いです。素材の段階では同じレザーという素材でありながら、与える印象は大きく異なります。また、最近人気の「サスティナブルレザー」についても覚えておきましょう。
上品さを追求するなら「スムースレザー」

一般的に用いられるのが、型押しなどの加工を施していないレザー素材。「スムースレザー」と呼ばれ、つるりとした肌触りと光沢感があるのが特徴です。一般的な革靴にもこの革が使われていますね。
クリームを塗ったり、磨いたりと定期的なメンテナンスが必要なのが玉に瑕ですが、手入れするほど味わい深い表情になる点はむしろ醍醐味の一つだったり。高級感重視で選ぶならこちらがおすすめ。
カジュアル路線なら「スウェード」を!

スムースレザーにやすりをかけ、表面を起毛させた素材が「スエード」。スムースレザーに並ぶポピュラーな素材で、スニーカーなどにもよく使われていますね。特徴はマットな質感と柔かく吸い付くような肌触り。
光沢感が少なく、スニーカーにも多く使われることから、こちらはカジュアルな印象が強め。その点、お手入れが比較的楽で、基本的にはブラッシングだけでOKなのがポイントです。
レザーサンダルと言えど、適度にリラックス感のあるデザインがお好みの方はスエードを選ぶべし。ちなみにスエードと違って革の表面を使用した「ヌバック」もあります。
サスティナブルな「ヴィーガンレザー」

昨今の世界的なサステナビリティの動きや動物愛護の観点から、レザーではなく「ヴィーガンレザー(フェイクレザー)」を採用するブランドが増えています。
現在は石油由来で織布の表面に塩化ビニルやポリウレタン樹脂を厚くコーティングした「合成皮革」、不織布にポリウレタン樹脂を浸透させた「人工皮革」、りんごやきのこなど植物性由来の植物性樹脂を用いた「新ヴィーガンレザー」の3種類がヴィーガンレザーと呼ばれています。
近年の技術の向上もあり、ひと目では本革との区別がつかないヴィーガンレザーも多くなっているのがうれしいところ。また、人工皮革、合成皮革は本革と比べて価格が控えめなのもポイントです。
レザーサンダルの主な種類
サンダルの中でも特にレザーサンダルは種類が豊富。それだけレザーに寄せられる信頼が大きく、ニーズも多岐にわたるということですね。基本的なデザインを覚えておくと選ぶときの参考になりますので、以下で好みの形を見つけてみてください。
トングサンダル

鼻緒が付いた草履やビーチサンダル型のサンダルのことを「トングサンダル」(又はフラップサンダル)と呼びます。いわゆる「ビーサン」ですね。
見たとおり、ビーチなどのレジャーのイメージが強く、底抜けに開放感があるのが特徴のデザイン。ですが、やはり素材がレザーという点で大人の街使いにもフィットしてくれます。これならいつものデニムはチノパンなどのカジュアルなパンツに合わせてもOK。むしろこなれ感が得られます。
ストラップサンダル

「ストラップサンダル」は甲や足首をストラップで固定するサンダルのこと。トングサンダルなどと比べ、足を固定する部分が多いため、ホールド感があり、脱げにくいのがポイントです。
デザイン上、モードな印象が強いため、スラックスなどと合わせて高級感のある足元を演出している方が多いですね。
スライドサンダル

かかとにストラップなどがなく、足をスライドするだけで簡単に着脱できる「スライドサンダル」。シャワーサンダルとも呼ばれている形です。
一見脱げやすい印象を受けますが、足の甲部分でフィット感を調整できるタイプならその心配も無用。画像の〈ビルケンシュトック〉の「チューリッヒ」がこの形を代表するモデルとして街でも人気を博しています。
グルカサンダル

19世紀にイギリスがネパールで編成した傭兵部隊・グルカ兵が履いていたことを由来とする「グルカサンダル」。つま先部分やかかと部分が露出しない、足全体を編み込みレザーですっぽりと覆うようなデザインが特徴的です。
グルカサンダルの魅力は、なんと言っても大人の色気を演出できる点。レザーという重みのある素材と、編み込みから覗く素肌の見た目は唯一無二。ロング丈のパンツはもちろんこと、短パンと合わせてラフなコーディネートにあえて持ってくれるのがおすすめです。
ショップスタッフおすすめのレザーサンダル11選
ここではショップスタッフが太鼓判を押した、間違いないレザーサンダルをご紹介。押さえておきたい定番から、プロ独自の視点で提案された気鋭ブランドまで、幅広くピックアップしました。
1.大人のビーサンを手がける〈アイランドスリッパ〉

サンダルといえばビーサン、ビーサンといえばここ。というくらいに人気なのが、ハワイ発の老舗サンダルメーカー〈アイランドスリッパ(ISLAND SLIPPER)〉です。素材には主に上質なレザーを使用し、デザインから製造までの工程も全てハワイで完結。足裏に当たるフットベッドにも高いクッション性と滑りにくい独自構造を採用するなど、そのクオリティの高さは業界随一です。
そんなアイランドスリッパにセレクトショップ『JOURNAL STANDARD』が別注をかけた一足。アッパーに肉厚のレザーながら足あたりが良いブルサイドレザーを使用し、インラインのレザーに比べ肉厚でよりフィット感が高まり、履き心地もさらにアップ。高感度なセレクトショップコラボならではの、捻りの効いた逸品です。ビーサンで高級感のある欲しいものがほしい方はまず押さえておいて間違いないブランド。
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ISLAND SLIPPER×JS / 別注PT202 レザー×ブルハイド
2.本物志向のあなたには〈ユッタニューマン〉

熟練した職人がハンドメイドで、最高品質のレザーを用いてサンダルを手がける〈ユッタニューマン(JUTTA NEUMANN)〉。ファッション業界では“レザーサンダル界のロールスロイス”と称されるブランドです。いわゆる高級ブランドってやつですね。
その代表作が「HERMES」。足の甲と親指のみをベルトで支えるシンプルな構造ながら、天然成分を用いてなめされたレザーが大人の気品を醸します。アウトソールには、医療向けに作られたことでも有名な〈ビルケンシュトック〉のものを採用しており、履き心地も一級品。セレクトショップ『EDIFICE』の別注モデルは、アッパーをクロコダイルの型押しに変更し、さらに存在感とクラス感のある仕上がり。もちろんお値段は張りますが、それ相応、それ以上の価値を感じられる一生モノです。
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JUTTA NEUMANN / EDIFICE別注 HERMESアリゲーター
3.スポサンばりな高性能の〈スイコック〉

〈スイコック(Suicoke)〉は“本当に自分たちが欲しいもの、所有したいものだけを作っていく”をコンセプトに、他にはないデザインのシューズを手がける日本のブランド。ソールやフットベッドの開発にも注力していて、どのサンダルもスポサン並みの機能性を兼ね備えているのが魅力です。
中でも人気なのが、アッパーに上質なカウスエードを使用した「Mura-Vs」。見た目がファッション的なだけでなく、ライニング材には通気性の良いメッシュ素材、アウトソールとフットベッドにはVibram社製のものを採用しており、極上の履き心地を味わえるのも魅力です。個性と機能性、両方にこだわりたい方でも、これなら大満足するはず。
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SUICOKE / Mura-Vs
4.イエローステッチが映える〈ドクターマーチン〉

ストリートカルチャーと密接な関係にあるイギリス発の〈ドクターマーチン(Dr.Martens)〉。ブランド当初は労働者階級や警官が愛用するワークブーツのブランドとして認知されていましたが、後にスキンヘッズたちが目をつけ、さまざまなミュージシャンが愛用。今日ではファッションシーンの中で不動の地位を築き上げています。
昨今トレンドのミュールデザインを採用した「CARLSON」は、バックストラップサンダルとしてはもちろん、ストラップ位置を調整することでスリッポンサンダルとしても着用できる2WAY仕様。つま先まで覆われているデザインなので、スニーカー感覚で履けるのもうれしいです。ドクターマーチンのDNAを感じさせるイエローステッチも◎
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Dr.Martens / CARLSON
5.トゥッファートサンダルのエキスパート〈マウロ デ バーリ〉

イタリアはプーリア州を拠点にするレザーサンダルブランド〈マウロ デ バーリ(MAURO de BARI)〉。同ブランドはベジタブルタンニンなめしの後に、職人が刷毛で色付けをし、その後に外気で乾燥させる「TUFFATO(軽く浸した)」という仕上げ工程を採用しているのが特徴です。トゥッファートは極めて正確な作業が必要と言われていますが、マウロ デ バーリはそのエキスパートと呼ばれています。
定番の3本ストラップを用いたサンダルは、比較的シンプルなデザインで大人な雰囲気。程よいボリューム感のあるトラックソールも良いアクセントになっています。履けば分かる足にフィットする履き心地と、ほんのり漂うモードな仕上がり。大人の足元にぜひ取り入れたい一足です。
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MAURO de BARI / ストラップサンダル
6.パラブーツ

1908年にフランスで創業した老舗シューズブランド〈パラブーツ(PARABOOT)〉。世界で唯一、ソールの製作まで自社で行っている、履き心地にこだわったシューズブランドです。
「フェレット」は少しスポーティーな印象がある、同ブランドの定番グルカサンダル「パシフィック」とは違い、ドレッシーな見栄えに仕上げたモデルです。アッパーは細かく編み込み、ノーズはシャープなドレスラインに近い細身のラストを使用。ソールにはヒールが付いているため、ドレススタイルのハズしとしても使えるサンダルです。
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Paraboot / FERRET
7.日本の伝統をレザーで表現した〈東京サンダル〉

製靴やブーツメイキング技術を駆使し、“THE BOOTS FACTORY”にて製造される日本の風土に合ったMADE IN TOKYOなサンダルブランド〈東京サンダル(TOKYO SANDAL)〉。人間工学、足病医療の視点から追求した天板の形状が特徴で、足骨格を安定させ快適な歩行をサポートしてくれます。
「日本伝統的な履物である草鞋(わらじ)は昔のスポーツサンダルである」という解釈から生まれたサンダルはなんとオールレザー仕様。京都の帯紐と同じ機械で一本一本革を編み、職人がすべて手作業で製作したというこだわりの一足。ルックスも新鮮なレザーわらじは、周りとかぶりたくない人にもおすすめです。
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TOKYO SANDAL / WARAJI SANDAL
8.京都の老舗履物匠が手掛ける〈ジョジョ〉

京都祇園の老舗履物匠「ない藤」が手掛ける、これまでにない新しいカタチのビーチサンダルブランド〈ジョジョ(JOJO)〉。普遍的なデザインで完成されているビーチサンダルを新たに描き直したというサンダルは、指股にしっかりと力が入り重心を下げて体を使うことができるのが特徴で、アクティブに1日歩いても疲れないような使い方ができます。また、鼻緒から前ツボ、底面、足裏すべての素材を厳選し、長く使えるように作られているのも魅力。
そんな同ブランドに『J.S.Homestead』が別注をかけた一足は、アッパーにスウェードを採用。ぱっと見た感じはスライドサンダルですが、実はアッパーの下に鼻緒が隠れているというユニークなデザインです。ほかにない唯一無二なビーチサンダルをぜひ。
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【JOJO×HS/ジョジョ】別注 doctor
9.サンダル選びの筆頭候補〈ビルケンシュトック〉

創業はなんと1774年という老舗中の老舗〈ビルケンシュトック(BIRKENSTOCK)〉。2軒の革靴専門店から始まり、その後、第一世界大戦の負傷兵が身につける医療用サンダルを制作。今では誰もが知る人気ブランドとなり、「ボストン」や「アリゾナ」など、数多くの名作モデルを生み出しています。
そんなビルケンシュトックからおすすめしたいのは、第2号モデルである「ZURICH」。長年世界中で親しまれてきた一足ながら、2層構造のストラップとダブルバックルというデザインは今見ても新鮮。心地の良いクッション性のあるコルク×ラバー製のフットベッドも手伝って、永遠のスタンダードにふさわしい使い勝手を誇ります。レザーサンダルの一足目として申し分ありません。
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BIRKENSTOCK / Zurich SFB VL Taupe
10.アーバンなワラチ〈マリブサンダルズ〉

メキシコの民族的な履物である「ワラチ」からインスパイアされたフットウェアを作る新税ブランド〈マリブサンダルズ(MALIBU SANDALS)〉。古代メキシコのもの作りを原点に、伝統的なワラチに南カリフォルニアのエッセンスを加えたコレクションを展開。また、動物素材を使用しないビーガンブランドというのも特徴です。
おすすめはカリフォルニアのラティゴビーチにちなんで「ラティゴ」と名付けられたスリッポンタイプのサンダル。アッパーにはスウェードのビーガンレザー(合成皮革)、ソールには柔らかくグリップ性があるガムラバーソールを採用。軽量で足に吸い付くような履き心地を体感できるアーバンなワラチです。
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MALIBU SANDALS / LATIGO
11.シンプルだからこそ良い〈アグ〉

1978年、南カリフォルニアのビーチで小さなサーフブランドとして誕生し、今や世界的なブランドへと成長した〈アグ(UGG)〉。同ブランドといえば、シープスキンブーツが有名ですが、昨今ではスニーカーにも参入し、スニーカーヘッズからも注目を集めています。
もちろん、サーフブランドとしての出自もあってサンダルも豊富。中でもシンプルなトングサンダルをレザーのストラップでアップデートした「シーサイド フリップ レザー」は、大人のカジュアルスタイルに取り入れたい一足です。
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UGG / Seaside Flip Leather
レザーサンダルの生真面目すぎず、かといってだらしなくもない適度なバランスは、一足持てばきっとクセになるはず。ぜひ今年の夏は挑戦してみてください。
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