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レザーサンダルを失敗せず買うなら。メンズにおすすめのプロ推薦10ブランド
むしろレザーサンダルがいい
スポーツサンダルのブームが落ち着いてきた昨今、レザーサンダルが気になっている人も多いよう。夏は素足で、春や秋はソックスと合わせて長い期間履けるメリットを考慮すれば、やはり良質なブランドの一足を手に入れておきたいところです。
というわけで今回は、レザーサンダルならではの魅力から、その選び方、ショップスタッフのおすすめブランドまでご紹介します。ハズさないレザーサンダル選びの参考にしてみてください。
スポサンよりも使える?レザーサンダルの魅力
レザーサンダル最大の魅力といえば、やはり素材感。サンダルが持つカジュアルさにレザーの高級感が同居した佇まいが、夏のコーディネートに気取りすぎない上品さを与えてくれるんです。
そういった品の良さに加え、サンダルならではの涼しく、リラックス感のある履き心地を備えているのもポイント。「革靴を履くのは暑いから避けたいけど、スポーツサンダルはラフすぎる」という微妙なニーズを埋めてくれます。まさにスポサンと革靴の“いいとこ取り”。
注目すべきは、“革の違い”
レザーサンダルを選ぶ上で知っておきたいのが、「スムースレザー」と「スエード」の違い。元は同じレザー素材ながら、与える印象は大きく違います。
上品さを追求するなら「スムースレザー」
一般的に用いられるのが、型押しなどの加工を施していないレザー素材。「スムースレザー」と呼ばれ、つるりとした肌触りと光沢感があるのが特徴です。
クリームを塗ったり、磨いたりと定期的なメンテナンスが必要なのが玉に瑕ですが、お手入れするほど滑らかで味わい深い表情になる点はむしろ醍醐味の一つでもあったり。高級感重視で選ぶならこちらがおすすめ。
カジュアル路線なら「スウェード」を!
スムースレザーにやすりをかけ、表面を起毛させた素材が「スエード」。スムースレザーに並ぶポピュラーな素材で、マットな質感と柔かく吸い付くような肌触りが特徴です。
光沢感が少なく、スニーカーにも多く使われることから、こちらはややカジュアルな印象が強め。お手入れが不要な点も嬉しいですね。適度にリラックス感のあるデザインがお好みの方は、こちらを選ぶべし。
ショップ店員おすすめのレザーサンダル10選
ここではショップ店員が太鼓判を押した、間違いなしなレザーサンダルをご紹介。
押さえておきたい定番から、プロ独自の視点で提案された気鋭ブランドまで、幅広くピックアップしました。
1.オトナなビーサンを手がける〈ISLAND SLIPPER〉
サンダルといえばビーサン、ビーサンといえばここ。ハワイ発の老舗サンダルメーカー〈ISLAND SLIPPER〉です。素材には主に上質なレザーを採用し、デザインから製造までの工程も全てハワイで完結。フットベッドにも高いクッション性と滑りにくい独自構造を採用するなど、そのクオリティの高さは業界随一です。
そんなアイランドスリッパにセレクトショップ『JOURNAL STANDARD』が別注をかけた一足。特徴はフットベッドとベルトを全てスエード素材で統一したこと。カジュアルな佇まいに奥行きある表情と、なめらかな肌触りがプラスされています。高感度なセレクトショップとのコラボならではの、捻りの効いた逸品。
もしアイランドスリッパのサンダルが気になった方は、シックなスムースレザーを用いたこちらの新作にも注目です。
2.本物志向のあなたには〈JUTTA NEUMANN〉
熟練した職人がハンドメイドで、最高品質のレザーを用いてサンダルを手がける〈JUTTA NEUMANN〉。ファッショニスタ曰く“レザーサンダル界のロールスロイス”と称されるブランドです。
その代表作が「HERMES」。足の甲と親指のみをベルトで支えるシンプルな構造ながら、天然成分を用いてなめされたレザーが大人の気品を醸します。アウトソールには、医療向けに作られたことでも有名な〈ビルケンシュトック〉のものを採用していて、履き心地も一級品。もちろんお値段も張りますが、それ相応、それ以上の価値を感じられる一生モノです。
3.スポサンばりな高性能の〈Suicoke〉
〈Suicoke〉は「本当に自分たちが欲しいもの、所有したいものだけを作っていく」をコンセプトに、他にないデザインのシューズを手がける日本のブランド。ソールやフットベッドの開発にも注力していて、どのサンダルもスポサン並みの機能性を兼ね備えているのが魅力です。
おすすめなのは、大ぶりなベルクロベルトを二本のストラップで留める、大胆かつユニークな構造のサンダル。ベルトに用いられたカウスエードがスポーティな佇まいのアクセントになっています。アウトソールとフットベッドには、泣く子も黙るVibram社製のものを採用し、特にフットベッドは世界初となるオリジナル仕様に。個性と機能性、両方にこだわりたいファッショニスタでも、これなら大満足です。
4.“グルカサンダル”を買うなら〈JALAN SRIWIJAYA〉
インドネシア人のデザイナーがフランスの靴工房で学んだ希少な製法、「ハンドソーンウェルテッド製法」を用いて靴づくりを行う〈JALAN SRIWIJAYA〉。お察しの通りブランドの大本命は革靴ですが、サンダルにも注目すべきモデルがあります。
それがこちら。19世紀にイギリスがネパールで率いた軍隊が身につけた「グルカサンダル」をベースにデザインされた一足です。革靴のアッパーを編み込みにしたようなデザインは、ちょうど革靴とサンダルの中間地点といったところ。もちろんこちらも先述した製法で造られていて、手縫いならではのフィット感も味わえます。高級革靴としても遜色ないクオリティながら、そのお値段はなんと3万円台。コスパの高さも人気の秘密です。
5.スペイン流リゾートスタイルな〈minorquines〉
〈minorquines〉は、美しい海で知られるスペインのリゾート地、メノルカ島で親しまれているサンダル「アバルカ」を手がけるブランド。シンプルな造りと、軽い履き心地が特徴のアバルカは旅行者にも人気が高く、近年トレンドのリゾートスタイルに取り入れるにも最適です。夏らしく、かつありきたりでないサンダルをお探しならぜひ。
イエローやシルバーなど、ミノキネスでは様々な色のアバルカが展開されていますが、まず手に入れるならオーソドックスなブラックを。チノパンや柄のショーツなどとさらっと合わせたい仕上がりです。お値段が一万円程度なので、プレゼントにもおすすめ。
6.高品質&低価格な〈BRADOR〉
お手頃な価格で質のいいサンダルを手に入れるなら、有名ブランドの下請けも行うファクトリーブランドに目を向けてみるのも一つの手。大阪の名店『ZABOU』がレコメンドしたのは、職人気質の国・イタリア生まれの〈BRADOR〉です。
ヴィンテージのような深みある表情のレザーを用いたサンダル。メイドイン・イタリアに加え、オールハンドメイドと納得の造りです。スタイリッシュな薄めのソールには「足が疲れないかな?」と一抹の不安もよぎりますが、滑り止め付きのラバー素材を採用しているのでノープロブレム。写真のようにロールアップしたデニムと合わせてどうぞ。
7.一粒で何度も美味しい〈ISHMM〉
王道的な形にとらわれず、新しい靴のデザインを模索する実験的なブランド〈ISHMM〉。風変わりながらもトレンドに左右されず、飽きがこない着用を続けられる絶妙な造りに、デザイナーのセンスを感じられます。
特に注目したいのは「AD:lib」というモデル。無数に空いたアッパーの穴に付属の紐を通すことでフィット感を調整する、ユニークな構造が特徴です。紐は革製とコットン製の二種類が付属して、紐の種類や穴の通し方によっても、その印象は変化。自分だけの結び方を生み出すこともできる、言葉通り“唯一無二”な一足です。
8.サンダル選びの筆頭候補〈BIRKENSTOCK〉
創業はなんと1774年という老舗中の老舗〈BIRKENSTOCK〉。2軒の革靴専門店から始まり、その後、第一世界大戦の負傷兵が身につける医療用サンダルを制作。そして、今では誰もが知る有名ブランドとなり、「ボストン」や「アリゾナ」など、数多くの人気モデルを生み出しています。
そんなビルケンシュトックからピックするのは、第2号モデルである「ZURICH」。長年世界中で親しまれてきた一足ながら、2層構造のストラップとダブルバックルというデザインは今見ても新鮮。心地の良いクッション性のあるコルク×ラバー製のフットベッドも手伝って、永遠のスタンダードにふさわしい使い勝手を誇ります。レザーサンダルの一足目として申し分ありません。
他にもFACYでは、カジュアルな休日スタイルに取り入れたい「アリゾナ」など、様々なモデルが提案されています。気になった方はあわせてご検討あれ。
9.攻めのモードスタイルには〈ALFREDO BANNISTER〉
1980年代のDCブランドブームを牽引した『アバハウス』が手がけるシューズブランド〈ALFREDO BANNISTER〉。その出自からもわかるように、展開しているシューズはモードなデザインがウリ。コーディネートの主役になってくるような、捻りの効いた一足をお探しの方にぴったりです。
おすすめなのは、カラフルなストラップが目を引くこちら。イタリアンレザーをメイン素材に据えつつ、ジュート(麻)素材をさりげなくはさみ込むことで、オールレザーのサンダルよりも3割り増しな爽やかさに。日本人の足に合わせてサイジングされているため、違和感なく履くことができる点も、日本のブランドならではです。
10.ビーサン界の“黒の衝撃”な〈BISHOOL〉
〈BISHOOL〉は、2017年にスタートした国内ブランド。そのウェアはオーバーサイズでドレープの効いた、どこかヨウジヤマモトを彷彿とさせられるような仕上がりです。モード好きの間で人気を博すブランド。
そんなビシュールには“名作”と呼ぶべきサンダルもあります。それが「Hand Craft Leather Beach Sandal」。栃木レザーを用いて仕立てられたビーチサンダルで、名古屋の靴職人が手作業で制作しています。その丁寧な作り込みはもはや革靴のよう。ストラップが抜けてしまうありがちな壊れ方とは無縁でsy。黒一色のデザインもラフなビーチサンダルのイメージを覆すほど洗練されています。
レザーサンダルの生真面目すぎず、かといってだらしなくもない適度なバランスは、一足持てばきっとクセになるはず。ぜひ今年の夏は挑戦してみてください。
今回紹介したレザーサンダルの中で気になるものがあったら「この商品を詳しく見る」ボタンから詳細をチェック。気になった点は、FACY上でショップ店員にメッセージで直接相談することも可能。「自分にあうサイズは何かな?」「手持ちのあの服と合うかな?」など、プロのアドバイスを受けてみましょう。
また、FACYで通販か店頭受け取りを指定した上でそのまま購入もできるので、ぜひ活用してみてください!