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不良っぽさは一切なし。『EEL』のボーリングシャツは一見の価値あり。

おそらく大半の方が一度はボウリングに興じた経験をお持ちでしょう。

複数のピンをボールで倒すこの遊戯の歴史は長く、古代では呪術的な儀式として行われていたようです。
およそ7000年前のエジプトのお墓からも関連品が出土したことがあると聞いています。

このように長らく世界各地さまざまなルールで遊ばれていたのを菱型に配置した9本のピンを倒す方式(ナインピン)に統一したのが、宗教改革でお馴染みマルティン・ルター。
ちょっと意外な人物ですね。

17世紀アメリカ大陸に渡ったピューリタンが持ち込んだことで流行、のちの禁酒法時代、荒くれ者たちの賭博の対象となり法律で禁止されたため、法の網の目を抜けるべくピンを10本に増やし三角形に並べたテンピン、すなわち今とほぼ同様のボウリングが誕生しました。

余談ながら、日本では幕末の文久元年(1861年)6月、長崎居留地にて我が国初のボウリング場“INTERNATIONAL BOWLING SALOON”が社交サロン店主ヘンリー・ギブソン氏によって開かれています。

1950年代初めAMF社が全自動式ピンセッター“Pinspotter”の販売を開始したことで全米で爆発的にに普及、若者文化という共通項があったのか、踊りやすかったのか、経緯は定かでありませんが同時期に若者の間で人気が爆発したロックンロールの愛好者が着始めたことで、ボウリングシャツはその象徴的なアイテムへと変化していきました。

そんなボウリングシャツ、シャツだけ見てみればてろんとした艶のある肌触りのよい生地、アロハシャツとはまた違うデザイン、上記の文脈の範疇のみに収めておくには惜しい服です。

EEL Productsから登場したボウリングシャツ“Gold Turkey”は、その美点をしっかりと引き継いだ仕上がりとなっています。

ヘ◯インの禁断症状かと一瞬ドキリとしますが、ColdでなくGold。
言うまでもなくボウリングのターキー(三連続ストライク)に由来しており、鳥肌が立つほどの悪寒に震え体中に激痛が駆け抜けるわけではありません。

バイカラーながら刺繍などのないプレーンなデザイン、程よい塩梅に抑えられた光沢、静かな色彩は、ともすればボウリングシャツに伴いがちな不良の匂いを一切漂わせることなく、服そのものをお楽しみいただけます。

ルーツはともあれ、どなたでも気持ち好く着られるはずです。

どうぞご検討ください。

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Euphonica

Euphonica(ユーフォニカ)は横浜市営地下鉄の仲町台駅からほど近い場所に位置する、小さな洋品店です。
ラグジュアリーとは異なる静謐な上質と、数年程度では旧びることのない永続性を提案していきます。
衣類はメンズ、レディス両方(+若干の子供服)を、その他ナチュラルに日和らないデザイン雑貨等を扱っています。

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