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ベーシックを極める。大人ストライプシャツの決定版『kics document』の一枚をチェック

「ビジネスに使えるオシャレファッション (Yosuke Igarashiさん)」

20代の頃は夏といえば、Tシャツオンリーだった筆者。それがいつからか夏場でも襟付きのシャツを手に取るように。30を過ぎ、年齢を重ねることで「衿付きのシャツの緊張感も心地よい」と思うようになったのかも。

筆者のシャツへの変遷はさておき、大人の装いにおいて、肝要なのは清潔感。シャツの中でも特に爽やかな印象を演出できるのがストライプのシャツです。とはいえ、何枚も欲しいわけではないし、大げさなトレンド感も必要ない。

「この一枚を持っていればOK」 そんな間違いないストライプシャツってありませんかね?

 

テーラー出身デザイナーが手がけるストライプシャツ

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ストライプ柄を選ぶ際に、まず気にしたいのがピッチ幅。ピッチ幅が太いほど、ストライプの存在感も強くなります。ゆえに日々の使いやすさで選ぶのであれば、ピッチ幅が細いものが断然オススメ。もちろんビジネスシーンに合うのも細いほう。

こちらは『KICS DOCUMENT』のハイエンドラインである「KHONOROGICA」の一枚。一見、至極シンプルなシャツですが、ヴィンテージのシャツを模した裾のラインや前立てのデザインにさりげなく、作り手の美学が垣間見えます。

実は同ブランドを手がけるのは、テーラーでの修行経験を持つデザイナー。デザインはもちろん、着心地を高めるディテールへの追求にも定評があります。提案してくれたraffの中村氏も「シャツを得意としているブランドだけあって、フィット感はヤバいです」と思わず漏らしてしまうほど。フィット感を高めるための工夫とは?

 

手間はかかっても着心地に妥協しない

まず、自然に腕が前に出るように、“前振り”と呼ばれるやり方で袖付けがされています。ジャケットではよく使われる技法ですが、手間がかかるため、シャツに用いることはほとんどないんだとか。

また、画像では見えませんが、カーブを描くように湾曲したバックヨークもポイントです。肩周りの動かしやすさは従来のシャツとは段違い。「衿付きのシャツは堅苦しい」 そんなイメージを持っている方こそ試す価値アリかと。

着心地はもちろん、デザイン上の細かいアクセントも気が利いている。大人はシンプルが一番と気取ってはみたものの、子供っぽくならない程度のワンポイントであれば、むしろ大歓迎だったりするものです。

ご覧のとおり、トップボタンのみクルミボタンに変えている遊び心たるや。トップボタンを空けて着てしまえば、誰にも気づかれない可能性もありますが、このくらい奥ゆかしいのがむしろいい。前身頃下のブランドイニシャルの刺繍の配置具合もセンスよし。

筆者的には腕まくりして、ショーツに合わせてちょっとラフに着てみたい一枚。上品な面構えを生かして、タックインすればビジネスシーンでも映えるかと。「間違いないストライプシャツ」をお探しであればぜひ。

生地の肌触りも気持ちいいので、「もっぱらTシャツ派」だった方もヤミツキになりますよ。サイズ感などの質問はぜひraffの中村氏までお気軽にメッセージを。もちろん、そのまま購入するのもOKです。お店の人とコミュニケーションを取りながら買い物を楽しんでくださいね!

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