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〈KUON〉って知ってる? 編集部員のイチ推しのセールアイテムを紹介させてください!
要は「メッチャ洒落てる」一品が欲しい
各店のセールの枕詞にも“ファイナル”という文字が目立つ今日この頃。「夏の買い物も少し落ち着いたな」という方のほうが多いのでしょうか?
筆者の場合、最近の買い物を振り返ってみると、買っているのは、白の無地Tや復刻もののスニーカーばかり。いわば、「想定内の買い物」とでも言えばいいのか。「これメッチャ洒落てる!でもどうやって着たらかっこいいかな?」と妄想が膨らむようなアイテムと、そもそもまだ今シーズン出会ってないかも、などと思い至った次第です。
そこで、今一度FACY上のショップスタッフの提案アイテムを片っ端からチェックしてみたところ、とうとう見つけてしまいました。東京ファッションアワード2018も受賞し、今まさに耳目を集めている〈kuon〉の春夏用のジャケットがセールにかかっているのを・・・!
「Tシャツのみで完結してしまう夏のコーディネートに飽きてきた」という方もぜひ一度チェックしていただきたい一品です。普段よりちょっぴり前のめり気味での紹介となりますが、その点は何卒ご容赦を。
「これぞkuonならでは」
墨汁コーティングチェックジャケット ¥48,600→¥38,880(税込)
いくらオシャレのためとはいえ、真夏にジャケットはちょっと現実味がない。その点、〈kuon〉の一品は素材がリネンなので、夏でも涼しく着用可能。そして何といっても、リネンの清涼感と相まった、チェックのカラーリングと風合いが絶妙です。得てして子供っぽく見えるリスクもある柄ですが、シックなダークトーンのカラーリングであれば、大人も取り入れやすい。
実は、この絶妙な色味の要因はなんと墨汁。墨汁コーティングという特殊な染色方法に加えてワッシャー加工を施すことで、自然なシワ感とちょっとかすれたような独特の風合いを生み出しています。つまり、ジャケットでありながら肩肘張らないカジュアルな表情に仕上がっているのがポイントなんです。筆者としては、最近やや飽き気味の白の無地Tのコーディネートに、さらっと羽織ってみたいところ。
肩肘張る必要なし。“ちょいカジュアル”なくらいが洒落てる
ショップスタッフの着用画像がこちら。太陽光の下で見た時の生地の表情もまたいい。キャップを合わせてインナーはTシャツ一枚というカジュアルに振り切った着こなしも洒落てます。
そもそも、〈kuon〉の魅力は、古くから伝わる素材や技法を取り入れながらも、デザインの感性が極めて現代的なところにある。ブランドのルックにスケーターを採用したり、ちょっとストリート的なニュアンスも包括するユニークなブランドなんです。さらに、デザイナーは老舗テーラーで修行し、パリコレブランド〈kolor〉でパタンナーの腕を磨いた実力の持ち主と聞けば、今後も大いに期待です。
もちろん、今回のようにセールにかかることも滅多にありません。筆者と同じく、この夏の仕上げアイテムをお探しの方はぜひ早めにチェックを。