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本末転倒、デニム選考 #ととのいま品

昨年の春夏あたりから「デニム再来!」なんて言われて久しく、筆者もかな〜り久しくデニムを購入しました。
えーと、たしか、最後は…LVC? モデルは1944年代? たしか、第二次世界大戦時下、物資統制によってディテールが簡略化されたところに惹かれたはず。バックポケットはステッチじゃなくて、当時ペンキで塗ったのを模したやつだったよな? それぐらい記憶が曖昧です。
それからおよそ10年ぶり。購入した理由は、実にあっけらかんとしたものでした。
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店頭で試着して数分後
「シルエットがいい! 買います!」
ただ、それだけ。いや、たしかに、何かを買う際は往々にしてそのような買い方になるわけですが、買ってからネットで商品情報を読み込むのは変だよなと。それは店員さんの説明不足とかではなくて、「リーバイススケートボーディング デニム」とわざわざ検索して、
「え?素材には摩擦に強いコーデュラ使ってんの? ガシガシいけんじゃん!」
「これストレッチ入りなんだ!動きやすい、いいじゃん!」
と自分の選択の成否を測る。なんだかおかしい。
購入した意味を強化するというか、再認するというか、買った後の「あ、そうだったのね」というアイテム情報の読み込みを楽しんでいるように思えてくるわけです。いや、もはやアイテム情報を読むために買っていると言っても言い過ぎではない!
とまぁそれはさすがに言い過ぎかと思いますが、何かを買う前、商品の情報を追うときはすでに買うことを決めている場合が多いですよね。本末転倒のような気がするんですが、みなさんはいかがでしょう? ここらへんの話って、行動経済学あたりで学べるんですかね? すご〜く気になります。
まぁでも、このデニムはいいです。何が良いかって、バギーのシルエットがとにかくいい。いまの気分にピッタリ! 夏には「デニム×白T」のスタイルを久しぶりにやりたい! あ〜楽しみ!
やっぱり買ってよかったってことですかね。


FACY編集部・溝口
90’sなフレーバー香る色落ちデニムを買ったので、次は濃厚インディゴを探索中。千鳥・ノブに負けてられないんじゃ!