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スニーカーの雰囲気は突然に #ととのいま品

スニーカー全盛期にあって、副次的に盛り上がりを見せるシューレース(靴紐)市場。特にインスタにおいては、スニーカーの識者が愛用の一足を上げるなり付属の靴紐についても言及することが増えてきました。そんなこんなで自分もなんとなーく気になっていたのですが、「靴紐だけに送料を払うのはな〜」と躊躇していたのが正直なところ。

しかし、その時は急に訪れました。渋谷『ZABOU TOKYO』での取材中、いつもお世話になっている大井さんに「実はこの靴紐が地味に人気で」と言われた瞬間に、『ラブ・ストーリーは突然に(小田和正)』のイントロのギターカッティングが頭に流れたのです(チェケチェン♪)。そこから購入までは一瞬。取材終わり、突然に買ったのがこちら。

〈This is…〉のコットンシューレース / 770円(税込)。ローカット用の45インチ(114cm)を購入

その名は、〈This is…(ディスイズ)〉。ZABOUさんでは店頭だけでなくECでもよく売れるそうで、その理由をネットで探ってみると、どうやらコンバースのスニーカーの付け替え用として購入している人が多い(「this is シューレース」と検索)。その理由は、チャック・テイラー時代のコンバースのスニーカーに使用されていたコットン100%のシューレースを再現しているから、とのこと。現行のスニーカーに付属する靴紐のほとんどは科学繊維ですから、なるほど人気なのも頷けます。

で、実際にスニーカーに取り付ければどれほどの違いがあるのか? ここはあえてコンバース以外で試してみました。

付け替え前のリーボックのクラシックナイロン。グレーの紐
付け替え後のリーボックのクラシックナイロン。生成りの紐

「なぜ白の靴紐で比較しなかったのか」。まったくもってその通りですが、靴紐を変えるまでは履かんとするほどに付け替えたかった一足なので…。

何はともあれ、表情がガラッと変わりました。空気を含んだコットンがスニーカーに立体感を与えて、ギラついたグレーが落ち着きのある柔らかな表情に。溢れるヴィンテージ感が、スポーティな一足をちょっと重みのある雰囲気に。靴紐ひとつで、こんなにも違いが楽しめるのですね。合わせるボトムスも増えたに違いない。

こうも見た目が変わると、その他のスニーカーも付け替えたくなってきました。オールホワイトのスニーカーに対して、生成りの靴紐でアクセントをつけても面白いんじゃないですかね? 今ならエアーフォースとか。あとはニューバランスの990シリーズとかも相性が良さそうです。

というわけで、春物を買うにはまだ早いけど宙ぶらりんの物欲をどこかにぶつけたい方、真っ白の紐に気恥ずかしさを感じている方、流行りのモデルで違いを見出したい方などなど、ぜひともお試しください。靴紐ひとつでスニーカーの雰囲気が変わりますよ。突然に。

FACY編集部・溝口

下着や靴下だけでなく、今後は靴紐にもこだわっていきたいところ。気になるものを見つけ次第、こちらの#ととのいま品 で引き続き報告させていただきます!

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