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ベテランスケーターが立ち上げたインディペンデントなスケシューブランド〈Last Resort AB〉 #今週の一足

#今週の一足はLast Resort ABのスニーカー

突然ですが〈3-3-20〉というブランドを覚えていますか? リニューアル前のFACYで何度か取り上げた、アートディレクターのサミ・トルッピによって2018年に立ち上がったスウェーデン発のスニーカーブランドです。個人的には、ポルトガル製の高品質でアノニマスなスニーカーをメインに、元スケーターの大人に向けて展開するブランドという印象でした。ただ昨年、〈Polar Skate Co.〉を手掛けるポンタス・アルヴ、彼らの仲間であるダニエル、マイクが加わり、〈ラストリゾート・エービー(Last Resort AB)〉というブランド名でリスタート。リアルスケーターが立ち上げたインディペンデントなスケートシューズブランドとして再始動したようです。

※公式HPによると〈Last Resort AB〉というブランド名は、元々〈3-3-20〉を立ち上げたときの会社名。2019年にポンタスと同じ夢を共有していたことを知り、会社名をブランド名にして一緒に再出発することになったようです。

LASTRESORT AB / VM002-suede ¥13,200(JOURNAL STANDARD)

〈3-3-20〉との最大の違いは“スケーターに向けて”作られているところ。オーセンティックなデザインとは裏腹に、優れたグリップと安定性を備えたソール、オーリー等で磨耗の激しいパネルは二重ステッチにより補強するなど機能性が高い作り。加えて、プライスはスケーターが買いやすいよう1万円前半(!)。生産をベトナムに移すことで〈3-3-20〉時代のちょうど半分くらいに抑えています。ブランドではライダーもサポートしていくようで、公式HPでは所属ライダーの一覧も……!

VM-002の特徴はトゥ部分。ステッチもアッパーと同色で、ブランドの初期モデルVM-001よりクールな印象です。そして、バルカナイズドというのもイイね!

兎にも角にも〈3-3-20〉改め〈Last Resort AB〉にとって、ポンタス・アルヴ加入の影響はすごく大きいですね。それにより、前から〈Polar〉をセレクトしていたスケートショップから大手セレクトショップまで取り扱いが増えたわけですから。おまけにウェアもカッコいいし、注目して損なしなブランドだと思いますよ。

……ちなみに筆者はスケーターではないですが、普通に欲しいです(笑)。ザ・スケシューなデザインじゃないし、トップラインやインソールが合皮だから街履きとしてもアリかと。ということで、スケーターではない方もぜひ。

アイテム詳細はこちら


FACY編集部・岩崎

〈Last Resort AB〉に関する情報はポンタス・アルヴをピックアップしたものが多く、〈3-3-20〉に触れたものが少ないな〜と思っていたので、いつもよりちょっとだけ力入れて書きました。Tシャツのデザインもイケてるので、ぜひウェアもチェックしてみてください!(ウェアは取扱店少ないけど……!!)

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