FASHION
第16回グラフィック「1_WALL」展が2月21日より開催 いしいひろゆきも参加
グラフィック界の次世代を担う若手の発掘を目的とした公募展第16回グラフィック「1_WALL」展が銀座ガーディアン・ガーデンにて2月21日より開催。一次、二次審査を通過したファイナリスト6名が一人一壁面を使って作品を発表します。
会期中の2月28日(火)には、一般見学者にも公開される最終審査会を開催。ファイナリストによるプレゼンテーションの後、審査員による議論を経てグランプリが決定します。審査員はえぐちりか、大原大次郎、白根ゆたんぽなど、第一線で活躍するアートディレクターやグラフィックデザイナー、イラストレーター。グランプリ受賞者には1年後の個展開催とパンフレット制作の権利、個展制作費10万円が贈られます。
ファイナリスト・展示作品紹介
パステルカラーを基調としたイラストレーションをデジタルで描き空間を表現することを試みるいしいひろゆき、普段意識しない日常の中に潜む「気になるかたち」を描く石田和幸、ブルーシートで包んだフィギュアをスキャンして3DCGデータ化し新たなイメージをつくることを試みる wimp、SNS 上で楽しそうに写真に写る若者達に見え隠れする不安な気 持ちを絵とテキストで表現する SERENA、撮影した犬の写真で犬の形状の立体コラージュをつくる時吉あきな、WEB 技術を用いて絵の表現方法の幅を提示しその可能性を追求する藤井マリー。デジタル技術を駆使したり、デジタル・ネットワークをテーマにした作品が多く集まりました。
いしいひろゆき
1985年生まれ。桑沢デザイン研究所空間演出科中退。
展示作品:「インテリア」
空間にある物。その物と物のあいだの空間と空間。そんな空間感を見てください。
いしいひろゆきによる過去の個展はこちら
石田和幸
1993年生まれ。東京造形大学グラフィックデザイン専攻 卒業。
展示作品:「かたちは見えている、」
けれど、僕たちはそれを見ていない。日常にまぎれ、気にもされない色々なかたちを描き出して、しっかり見るための試みです。
wimp
1992年生まれ。東京藝術大学先端芸術表現専攻在籍。
展示作品:「PACKING SERIES」
フィギュアをブルーシートで包むことで、キャラクターが持つコンテクストや個性を不可視にし、残された表層をイメージとして再生成する試み。
SERENA
1994年生まれ。女子美術大学ヴィジュアルデザイン専攻 在籍。
展示作品:「ギリギリ 16月 モンブランパフェで酔ってる」
SNSに大量に流れる、若者たちのかわいこぶった画像。 そこから彼らの不安定な部分が見え隠れする。
時吉あきな
1994年生まれ。京都造形芸術大学情報デザイン学科卒業。
展示作品:「ワンオール」
原画と複製物がだいたい同じだと認識できる状態を「ほぼイラストレーション」としてテーマにしている。
藤井マリー
1989年生まれ。京都市立芸術大学大学院美術研究科修了。
展示作品:「web drawing series_生きる細胞」
絵を分割し、web上で視差効果を用いて再構築する。描いた光景により「捉えがたさ」を与えられないかと考えている。
第16回グラフィック「1_WALL」展
会場:ガーディアン・ガーデン
住所:東京都中央区銀座7-3-5 ヒューリック銀座7丁目ビル B1F
会期:2017年2月21日(火) 〜 3月17日(金)
開館時間:11:00〜19:00 (日曜休館)
入場料:無料
公開最終審査会:2017年2月28日(火) 18:00〜21:00
*要予約・メールもしくはお電話にてご予約ください
TEL:03-5568-8818
email:gginfo@waku-2.com
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