FASHION
思い出を詰めたくなる『FABIO RUSCONI』のブーツ
断捨離ブームがまだ続く世の中。心の浄化にもなる、なんて。かの爆発的ヒットを果たした断捨離本の中で、筆者が「捨てるか捨てないかは、その物に触れた時に、愛情を感じるか否か」と言っていたことを今も覚えています。
捨てられない洋服や靴ってありますよね。もう着ないけど、そこには今までの自分に至るまでの思い出がたくさん詰まっている。
特に靴って洋服よりも数が少ないし、あまり季節関係なく身に着けられるので、より一層自分の歴史が刻まれていると思うんです。
履き心地が良くて、歩きやすい靴。もちろんそれに越したことはありません。でも、頑張って履いた靴って、苦い思い出と一緒でなんだか印象深く記憶していて。今はあまり履かないけど、大切にとっておいてある靴があります。
学生時代に買った、あるヒールのストラップサンダル。官能的な赤のパテントで、太めのヒール、甲にストラップが3本ある非常に主張の強い靴(笑)。
ヒールなんて履かなかったけど、その靴に出会って初めてヒールの靴を履きたいと思えたのでした。
学生時代、「自分探しの旅」が流行っているお年頃、ファッションだって「自分探しの旅」。とにかく人と違うことがしたい、でも違う方向が人と一緒!笑 なんてよくありました。
かといって流行りものを身に着けていても全然似合ってないし、しっくりこない。そんな中で見つけたその靴は、まぁ高かった(笑)。でも心から素敵だと思ったし、(当時の)自分らしいなと感じて、アルバイト代を貯めて頑張って買いました。
その靴を履いて、ストラップを一本一本足に沿わせていき、ぎこちないながらも姿勢を正して前に進んで歩いていく高揚感は今も忘れもしません。
そして自身で選んだ靴が、こんなにも自分の背中を押し、自信を持たせてくれるなんて。初めてのヒールの靴で、なんだか勢いだけで買ったのでヒールも、型も合ってなくて痛かったですが(笑)
それでも履き続けました。そこで、履くと自分の足が馴染んでくるということも分かりましたし、何より堂々としている自分がそこにはいたのです。
その靴は、ファッションの楽しさの第一歩を私に歩ませてくれたのでした。靴は自分をどこへでも連れて行ってくれると信じているのでうちでは基本的に歩きやすさは前提で靴をセレクトしていますが、もちろん足の型は千差万別なので合わないものはお勧めしません。
それでももし履いて頂いた時に、気に入っていただき、フィットし、その方にとって「愛情を感じる」靴にここで出会っていただけたら、私たちはとっても幸せです。
本日はこれからの冬にぴったりなブーツ2足をご紹介します。
FABIO RUSCONI – スウェードロングブーツ ¥37,000yen+tax
ニーハイブーツ、私も持っていますが、まず本当に温かい!!!
履いたらびっくりします。
なぜかというと、ひざをきちんと守ってくれるから。
これで冬のスカートもどんとこいです!
そしてこのブーツはスウェードが柔らかく、筒が広いので、靴下の重ね履きはもちろん、動きやすさも十分。
柔らかいがゆえ、色々なスタイリングを楽しむことができます。
それはまた後程…
FABIO RUSCONI – フェイクスウェードニーハイブーツ ¥27,000yen+tax
こちらはソックスと一体になったようなブーツ。
ストレッチ素材なので、足に吸い付くようにフィットします。
そして、足首をきゅっと、ひざ下をすらっと見せてくれるのです。
このブーツを使ったスタイリングをご紹介いたします。
スウェードロングブーツは、少しカジュアルなスタイリングに。
ミニスカートと合わせれば、肌の露出をカバーしてれるので「ミニ」な感じがしません。
また、写真2枚目のように折り返して履けば、スキニーパンツなどINしてコーディネートしてもすっきり見えると思います。
フェイクスウェードニーハイブーツは、ロングソックスを合わせるように、禁欲的なスタイルで。
ロングスカートと重ね合わせ、くしゅっとルーズに履いてもまた良し。
また、ポインテッドなので少しきれいめに、写真のようにオーバーサイズのスタイリングとも相性抜群です。
是非店頭にてお試しください。
la jeune Boutique
ラジュンヌブティックは、海外ですれ違う思わず振りかえってしまう心惹かれるスタイリングとそこにたたずむ空気や見える景色、香るにおいを表現しています。 贅沢で、ある意味わがままな私たちのブティックの中からとっておきの出会いを。