FASHION
逆輸入ブランド S for Shoko は春爛漫なアイテムばかり
イラストレーター、ブロガー、シンガーなどなどさまざまな顔を持つアーティストのSHOKOさんが自身のブランド「S for Shoko」をローンチ!SHOKOさん、というと10代はモデルとしてご活躍されていた印象が強いかもしれませんが、その後英国に渡り、現在はロンドンと東京を中心に活躍の場を広げられています。また、S for Shokoは今年2月に開催されたインターナショナルファッションブランドの登竜門である合同展「SCOOP」に出展し、世界的にも注目されているブランドです。
SHOKOさん自身はagnes b.や最近だとメリメロなどのブランドとのコラボレーションによりファッションアイテムを定期的にリリースしていたものの、オリジナルのファッションブランドを持つのは意外にもこれが初めて。その初シーズンコレクションとなる2016SS-AWのタイトルは〈 Light, light me on 〉。春の訪れを告げるかのようなパッと明るくなるタイトル名もさることながら、美大出身の彼女らしいさまざまな年代のアートからインスピレーションを受けた感性はヨーロッパの色を強く押し出したものという印象でした。
・ゴダールやトリュフォーなど60年代のフランスで映画監督たちが起こした新しい波のようなインパクトをイメージした〈 NOUVELLE VAGUE(ヌーベルヴァーグ) 〉
・初夏のヨーロッパをの避暑地をイメージさせる〈 WEEKEND(ウィークエンド) 〉
・モネの描く絵画のような印象の〈 MONET(モネ)〉(展示会で一番人気のラインでした!)
・1960年代の女の子たちが当時ロンドンのキングスロードで着て遊んでいたことを彷彿とするような〈 GIRL(ガール) 〉
この他に〈 MODS(モッズ) 〉〈 LIGHT(ライト) 〉という計6ワードで2016SSは構成されています。
(画像引用元:S for Shoko)
またこの〈 MONET(モネ) 〉のツイード素材(上記写真)は、なんとイギリスにあるシャネルと同じ工場で織られているものだそう。なかなか出会うことのできないこの色合いに袖を通せば毎年春が来るのが待ち遠しくなりそう。もちろん他のアイテムも全て made in England で展開されている、まさに逆輸入ブランドなのです。
店内にはポール・スミスやアニエス・ベーとの写真が飾られていたり、彼女がインターナショナルに活躍していることを垣間見れます。SHOKOさんご自身もとてもチャーミングで気さくな方ですっかりファンに。4月以降しばらくはお店のオープン時にSHOKOさんご自身もいらっしゃるとの情報も入手したので、ぜひ気になる方は早めにお店に足を運んでみてはいかがでしょう。
Text. Midori Tokioka