FASHION
S for SHOKO 秋冬コレクションの魅力を徹底解説!
そろそろ一生着られる物を揃えたい…と思いつつ結局ファストファッションで揃えてしまってはいませんか? 今回は、デザイナー / モデル / シンガーとボーダーレスに表現を続けるアーティストSHOKOさんによるブランドS for Shokoに注目。代官山蔦屋書店で開催中の個展〈 My Favourite Things 〉もお見逃しなく!
2016年秋冬コレクション “London Dreaming” の推しアイテムは薔薇とツイード
2016年春夏コレクションでローンチしたS for Shokoにとって今年の秋冬はセカンドシーズン。”London Dreaming” がテーマの今季は、紺地に深紅の薔薇が描かれたローズセーラードレスと、ヴィヴィッドなピンクが印象的なツイードのジャケットとスカートがSHOKOさんの一押し。前者は以前女優の橋本愛さんもバラエティ出演の際に着用されていたことでも話題になりました。(S for Shoko インスタグラムより)
また、ツイード生地は高級メゾンブランドのツイードを生産しているヨーロッパの工場にオーダーし、糸の1色1色からSHOKOさん自身が選びオーダーしたというこだわりっぷり。絶対人と被らないユニークネスも、着用すると意外と普段のコーディネートに馴染むのもS for Shokoの強み。
「自由な感性でS for Shokoを着て欲しい」
聞けばS for Shokoの購入者は、肩書きはもとより年代もバラバラだそう。SHOKOさんのルーツでもあるファッションや音楽業界人はもちろんのこと、それこそなかには大学教員や研究者という方たちもいらっしゃるとか。年代も非常に幅広く、お母さんと共用している10代の女の子から、ファッションを楽しみ尽くしたお洒落マダムまで!「メンズの友人からのリクエストが多かったから」という経緯で今季からラインナップに加わったメンズアイテムも追い風となり、そのファン層はさらに広がりを見せています。
『コレクションを跨いで、好きな服をいつまでもボーダーレスに着こなすのは “自分らしい軸” があってこそ。S for Shokoを着こなす方は、それをわかってくださる方ばかりでとても嬉しい。〈新しい=良い〉とは限らないからこそ、トレンドに流されずに、S for Shokoで “好き” なものを少しずつコレクションして、着続けてもらえたら嬉しいです。』
SHOKOさん自身、自分自身のスタイルを確立されている方ということだけあり、その想いに共感した方がお客様に多いのも納得です。
この日、トルソーが着用していたのは2016SSのシグネチャー的なロングドレス。その右隣のAラインワンピースは、今年SHOKOさんがフランスのブランドManoushとコラボレーションしたアイテム。透け感のある軽やかなワンピースに、蛍光ピンクのリボンがアクセントになっています。リリース時期に関わらず、店頭ではコレクションを跨いでクローゼットのように洋服がディスプレイされています。
S for Shokoのショップへ行けばきっと誰もが「あ、好きなものは好きに着ていていいんだ!」と自然と思えてくるはず。それは、トレンドやファストファッションに踊らされずに自分の目で見て着たいものを着て欲しい、というSHOKOさんの思いがブランドの根底を形作っているからなのでしょう。
個展〈 My Favourite Things 〉が代官山蔦屋書店にて開催中
期間: 2016年12月10日(土)〜12月25日(日)
会場: 蔦屋書店2号館1階 ギャラリースペース(Google Mapsへ飛ぶ)
入場: 無料
※ 本展を記念し、ミニ・アートブックが数量限定販売されます
※ SHOKOさん来店サイン会開催 12月18日(日)13:00〜16:00
そんなSHOKOさんの個展が、代官山蔦屋書店にて現在好評開催中。キャンバスに「自分が心から好きなもの」だけをモチーフとして描いたという作品たちは、頭の中や身の回りにある “自身を幸せにする” アイテムをストレートに表現したアート作品ばかり。〈1960年代〉〈ロックミュージック〉〈ロンドン〉〈赤いワンピース〉〈ドットモチーフ〉〈チョコレート〉から〈キノコ〉まで!
約1年ぶりとなる個展は、S for Shokoのショップに来店するお客様からの「SHOKOさんが描く絵も買いたい」という声に応え、気軽に買って家に飾れるサイズ(A4, A5)を中心に揃えたとのこと。そのエピソードからも、自分の世界観を出しつつも、ファンの声を柔軟に取り入れ作品を生み出すSHOKOさんの優しさが垣間見えますね。
「悩んでいる時も、好きなことならきっとわかるはず」
最後に、仕事もプライベートも悩みながらも頑張っているROBE読者へメッセージをお願いしたところ、とっても素敵な回答をくださいました。
『どうすればいいんだろう?と悩むことはあると思うけれど、悩んでいる時でも、好きなことはわかると思います。みんながいいから、ではなく、心から自分が好きなものに目を向けてみてください。わたしの友人にも、ロックミュージックが好きだけれども、人助けがしたいとナースをしている方もいます。必ずしもそれを仕事にする必要はないと思いますが、まずはその “好き” なことを突き詰めてみてください。
わたし自身、20歳くらいのときやりたいと思っていることがうまく表現できず悩んだ時期がありましたが、そのときにしたどんな小さなことでも、結局は意味のあることでした。大人になってよかったことの1つは、それらが無駄じゃなかったと気づけたこと。というのも、目の前に与えられたことを頑張っていたら、途端に紐が解かれたように急に様々なものが繋がってきたんです。同時に、ムダなものは勝手に離れていきました。何事もトントン拍子でいくことはないと思いますが、きっと “好き” なことや頑張っていることは、その先のためになると思いますよ。』
ファッション / 絵画 / 音楽と多岐に活動を続けながらも、一貫した世界観を表現し続けているSHOKOさんは次に何を生み出すのでしょう。今後も目が離せません。同じく気になった方はまず、代官山蔦屋書店へ足を運んでみてはいかがでしょう。
SHOKO
ロンドンと東京を拠点に活動するアーティスト。ロンドンのセント・マーティンズ芸術大学卒業後、同大学院コミュニケーションデザイン修士課程修了。作品はペインティング、イラスト、音楽、パフォーマンス等様々な表現に及び、ロンドンで数々の展覧会、アニエスベーやマヌーシュなど多数の海外ブランドとのコラボレーション、資生堂やロンドン地下鉄ポスターのアートワークなど、マルチに活躍中。昨年はメジャーデビューアルバム「A Love Letter to London」(avex/Cutting Edge)と「SHOKOのロンドンファッション・スタイルブック」(DU BOOKS)を同時発売し、話題に。ELLEオンラインと装苑オンラインにて人気ブログを執筆している。
SHOKO公式ウェブサイト / Instagram (@shoko_london)
S for Shoko
自身のアート作品によるオリジナルテキスタイルと完全英国生産にこだわったブランド。2016年春夏ロンドンコレクションにて発表。東京・麻布に実店舗を構え、オンラインショップも展開。オリジナリティ溢れるクリエーションに、年齢・職業・性別を超え “スタイル” を持つ多くのファンを魅了している。
Address 〒106-0044 東京都港区東麻布2-3-4 6F(Google Mapsへ飛ぶ)
Tel 03-6277-7081
Open 水・土 11:00〜18:00 ※祝日の場合は休み